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シングルマザー公務員 早期退職したいけど運用はどうしたらいい?【家計診断#2】

今回は、早期退職を検討している方からの相談です。
公務員で働いているけど、学校の先生で6年ごとに異動がるので
57歳を最後の異動として考えたいとのことです。
では家計診断の内容を見ていきましょう。

■まずは、相談者の方の情報から

■続いて、収支のバランスを

収支のバランスはかなり余裕はある方かなと思います。
というもの、お父様から相続時に譲りうけた不動産収入が月25万円ほどあるためです。

金融資産も46歳時点で2590万円ほどありますから
平均的な貯金からはだいぶ余裕があることがわかります。
ただし、「拠出型企業年金」は退職金としての積立になるので
今すぐ、現金化できない資産にはなります。

■現状把握と今後の課題

キャッシュフローは特に問題はないですが、
不動産収入がいつまで継続できるのかがカギとなりそうですね。

築20年の都心の物件ということで
結構安定性は高そうですが
退職後も安定して賃料収入があるかは
多少ネガティブにみてもいいかもしれないですね。

ということで、不動産収入が
仮に60歳までと仮定して
将来の目標金額を確認していきましょう。

ちなみに、教育資金に関しては
不動産収入があるので
そこから捻出すればよさそうです。

なので、問題は老後資金をどう貯めるか、ですね。

目標金額(老後資金)の確認

必要生活費としては月々25万円で、
年金を60歳から受け取った場合は月々12万円になります。
(年金定期便より、計算)
なので、差額は月々13万円ということになります。

月々13万円(年間156万円)を投資信託等で、
毎年取崩しができると
不足額を補えますから
現状の生活感を60歳以降も維持できるということになります。

では、その月々13万円(年間156万円)を取り崩すためには
投資信託としてはいくらの資産が必要か?
というと、毎年資産の5%の取り崩しを想定すると
60歳までに3120万円が必要ということになります。

対策内容

対策後の資産シミュレーション

月々10万円の積立投資は、変額保険ですることにしました。
変額保険とは保険の機能と積立投資の機能を合わせた商品です。
わざわざ保険機能を付けたのには理由があります。

①将来的に「相続税」の課税対象となることがほぼ確定しているので、相続税対策として生命保険を一部資産にいた方が節税になるため(生命保険の非課税枠の活用)
②今後、不動産の収益分を新NISAで投資することも考えるとそれだけで新NISA枠を使い切ってしまう可能性が高いため

変額保険だと一部保険関連費用にお金がまわるため
実質の利回りは多少落ちます。
今回のケースでは約2%をマイナス利回りとして計上しています。
(*平均的な運用を6%としたとき、変額保険だと同じ運用でも4%程度の利回りになる)

積立投資期間は57歳までの11年間で、
取崩し開始年齢は60歳なので15年後です。
これで、約1800万円(目標は約3400万)ほどの資産が確保できます。

続いて、現在積み立てている会社の拠出型企業年金のシミュレーションをしてみましょう。

こちらに関しては、退職年齢の57歳時点で
約2400万円ほどが期待できます。

こちらは元本確保型なので
確実に2400万円が57歳時点で確保できます。

なので、先ほどの変額保険での運用と
こちらの拠出型企業年金を足して、、、
60歳時点の取崩し用資産としては

1800万円+2400万円=4200万円(目標3120万円)
(*ただし、税金は考慮せず)

ということで、目標達成ですね。

ちなみに57歳で退職した場合、
年金をもらう60歳までの3年間の生活費はどうするかというと
それは退職金をあてがう予定です。

学校の先生で公務員なので
3年分の生活費をまかなうには
十分すぎる金額がもらえるはずです。

生命保険の無駄を整理整頓

上記のように長期的な資産運用で
資産運用計画がざっと出せたら
次にやることは固定費(生命保険)の削減です。

基本的にはお金が増えれば
生命保険はいらないことが多いです。
まずは現状の確認です。

生命保険見直し前

すいません。あまりに多くの生命保険に入っていたので
画像が途中きれています。苦笑

ちょっと入りすぎですよね。苦笑

保険料ひとつひとつみるとそうでもないですが
数を入るとなんだかんだ1.6万円くらいに膨らんでいます。

そして、改善したのが下です。

生命保険見直し後

公務員の団体保険は割安のものが多いので
必要最低限のみ残しておきます。

その上で、治療が長期化する可能性のある病気
「がん・脳・心臓+5大疾病」を補強しています。

トータルの保険料も約4,000円ほど削減ができました。

Before/After

上記対策をする前と後の貯金残高グラフをお見せして終わりにしたいと思います。

資産運用をする前は、先々資産が目減りしていきますが、
資産運用をすることによって資産の目減りを防げているのがわかると思います。(先々の運用成果を保証するものではありません)

まとめ

今回は公務員の方の家計診断(ライフプラン)の事例を紹介させてもらいました。
不動産などをお持ちの場合、将来的に「相続税」がかかることは避けられないですから、資産運用と合わせて対策が必要になります。
今後は、不動産所得を現金で持っておくのではなく新NISAを活用していく予定です。
参考になれば幸いです。


■失敗しないための資産運用とは?

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