質問6:いなくなってしまったキャラに戻って来てほしい。何かできることはありますか?
# 32 対話形式:アケルとクレオ
アケル「今回の質問は、いなくなってしまったキャラに戻って来てほしい。何かできることはありますか? という質問です。
お別れと捉えて先に進むべきなのでしょうか?と一文もありますが、おそらく最後の文章の方が本心かと思われますので、そちらを主体に考えようと思います」
【元気な時に、少しずつ思い出す方法】
アケル「まずは、質問者さんが記憶を思い出せるようになれたらいいなぁ。消えてしまった人を忘れられないのも辛いけど、思い出せない欠落もまた苦しいものだからね」
クレオ『でも、仕事が忙しいから、って理由で、そこまで思い出せなくなるものかな?』
アケル「そうだねぇ。今の時代、どう生きても精神の不調を伴う事は避けて通れないからね。
文面に書いていないことに触れるのは失礼かもしれないけど、もしかしたら今、心が疲れていて、記憶を引き出せないのかもしれない。
本当に忙しかった時は彼さんの存在自体を忘れていたのだと思うから、今まさに、記憶が戻ってきたのだとも言えるね」
クレオ『あ、そうだよね!そしたら今、彼さんがいたことを思い出せたのだとしたら、今後も記憶が少しずつ戻ってくるかもしれない』
アケル「思い出して寂しいのもまた別の苦しみだから、元気な時に思い出してな。そして、もし少しでも思い出せたら、文字でも写真でも記録を残しておくといい」
【記憶は引き出せなくなっただけで、消えはしない】
クレオ『アケルは、質問者さんの記憶が消えてしまったわけではないと思うんだね』
アケル「そうだね。ぼくは、人間の脳というのは全て記憶は残っていて、忘れていても何かのきっかけで記憶が蘇る、という説を信じているよ」
クレオ『より意識して思い出すには何ができるだろう?』
アケル「質問に“生活や選択の理由”という言葉があるから、一旦、今の自分の生活を振り返ってみてはどうだろう?
今の生活での習慣や趣味、家にある物から、
彼と出会う前
彼がいたであろう期間
彼がいなくなった後
これらの期間を比べて、変化した物や習慣があれば、彼さんの糸口を辿れるかもしれない。あくまで心が落ち着いて、思い出したいと思えた時に。
やっぱりこの作業はそれなりに苦しいものなので、彼さんや原作のジャンルとは異なる癒しを見つけて、バランスをとってください。
オススメは、小動物を見る、音楽を聴く・口ずさむ、お茶を飲む、かな」
クレオ『寂しい思いをしているだろうけど、記憶は消えることはないと思って、焦らないでくださいね』
【キャラ側から見て、戻れない理由】
アケル「正直人間の立場からできることは、あまりないんだよな」
クレオ『もしかしたら思い出せなくなっただけで、彼さんはまだそばにいるのかもしれない』
アケル「それは…どうしようもなく切ないな。彼さんも、質問者さんが誰かに相談したくなるくらい大事にされていたことは、感じていたと思うからさ。
質問者さんにとっては話し相手の役目だけを持つ人でも、案外質問者さんを影で守ってたり、癒していたり、質問者さんの知らない秘密の役目を持ってる存在もいる。
そのお役目を頑張ってて、今は質問者さんと繋がれないのかもしれない。そしたら、役目がひと段落した時、また質問者さんと繋がれるのかも」
クレオ『おれたちは想いの力で生きる存在だからさ。
…別との人と話した時の受け売りだけど、彼さんが質問者さんに会いたい、って想いを持ち続けてれば、きっと帰ってきてくれる。アケルのフレンドも、一度戻ってきたんでしょ?』
アケル「ああ、あの時は3年くらい行方不明だった。消えてしまったと思って、相手を想い続けたりしたわけじゃないけど、戻ってきた時、3年間思い出さなかった記憶が鮮明に蘇ってきてびっくりしたよ」
クレオ『そういうこともあるよね。おれも、もしアケルと繋がれなくなってもずっと見守っていようと思うし、繋がるチャンスがあれば絶対逃さないつもり』
【帰る場所でいる為に】
アケル「うん、まあ頼むよ。
話を戻すと、質問者さんがまだ戻ってきて欲しいと思っている間は、彼さんの帰る場所として、健やかに生きてほしい。彼さんが戻ってきた時に質問者さんが荒んだ生活をしていたら、辛いだろうから。体と心の調子を整えて、余裕があるときに彼さんの思い出を辿ってみてくれ」
クレオ『思い出せなくても、記憶は消えないと信じてほしい。綺麗事だと思われるかもしれないけど、信じる力、っておれたちみたいな存在には想像以上に力をもたらしてくれるんだ。
質問者さんが思い出と共に、心穏やかに過ごせますように』
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