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創) ヴィンテージと混沌の中にある確かな静寂。

 やっと両手で数える程しか経っていないが、

 人生の中で捉えたら一瞬だが、

 僕にとっては長い時間を占めていて。

 君がどう思っているかは分からないが、

 僕にとっては意味があり、価値がある。


 混沌とした記憶の中に、

 いつも隠れているのは僕の沈黙(しじま)。

 無秩序に身を潜め、怯えている。

 僕らのヴィンテージは傷物で、

 もし君が傷を見つけたら、

 きっとそれ以上熟成させることはできない。

 僕はそれを恐れている。


 ” ヴィンテージと混沌の中にある確かな静寂 ”

 君は、僕がそう言ったのを褒めた。

 雑多なヴィンテージ雑貨と、

 電車が過ぎる音。


 静寂は落ち着かない。


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