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児童相談所に電話をした話

昨年の春頃のことです。
コロナ禍で家にいたら、
赤ちゃんの大きな泣き声が聞こえてきました。

気になる泣き声が聞こえた

ずいぶん泣くな、元気だな、
と思っていましたが
なかなか泣き止みませんでした。
眠くてグズってるのかな、ママ大変だな
と思っていました。

その数時間後、
再び大きな泣き声がしました。
また、なかなか、泣き止まず、
長いなぁ、どうしたのかな
と思っていました。

またその数時間後、
またその数時間後……。

赤ちゃんは泣くものです。
子育てしてますので、知っています。
でもなんとなく、
泣き方がずいぶん大きくないか?
と感じてきました。

おなかが空いたとき、
ちょっと転んだとき、
甘えたいとき、
眠たいとき、
子どもは泣きます。
激しく大きく泣くのは
痛みを感じたときのことが多い。
うちの子どもたちはそうです。

そして聞こえてくる泣き声が
痛いときの泣き方のような
気がするのです。

泣き声は、夜中もありました。
パタッと聞こえなくなるときもありました。
その日だけでなく、毎日続いています。
だんだん、だんだん、
心配になってきました。

児相に電話をするべきか?

わたしは子どもをつれて
頻繁に実家に帰っているのですが
実家でこんなことがあって、と、
話してみました。
児童相談所に電話してみた方がいいのだろうか
でも、それで違うようなら、
相手に申し訳ない、
余計追い詰めることにならないだろうか。
と、わたしは悩んでいたのです。

その言葉に対し、実家の家族は
「児相は、子どもを保護するだけじゃない。もしかしたら、育てにくい子どもと向き合っていて、親も参っているかもしれない。電話をすれば、そうした悩みを持つ親の早期発見にもつながる」
と、いってくれました。

そして、勇気を出して電話をすることにしたのです。

児童相談所に電話してみた

児童相談所の虐待対応の電話番号は全国共通
189(いちはやく)
です。
ここにかけると、最寄りの児童相談所につないでくれます。

わたしはできるだけ丁寧に、
状況を伝えました。
もしかすると、違うかもしれない
でも、気になる。
ということも伝えました。
相談所の方は、
とても丁寧にきいてくれました。
違うかもしれないというわたしの言葉を聞いても
ならばかけてくるな、
といった態度にはなりませんでした。

話したこととしては
・泣き声が聞こえてくる頻度
・泣いている子どもの推定年齢
(会話ができない程度の年齢とか、そんな感じ)
・どんな泣き声か
・その時大人の声が聞こえるかどうか
・その家の場所

我が家の住所と、
何かあった場合問い合わせてよいか
という確認をされ
電話番号も伝えました。

調査してみます、
お電話ありがとうございました。
と電話は切れました。

先方からなにがしかの連絡がある可能性はあるものの
調査の結果どうだったのか、
といった連絡はもらえません。
個人情報的な部分でもそうですし、
通報者にいちいち、
そこまで対応しきれないというのも
あると思います。
でも、電話をして状況を伝えられただけでも
ちょっとホッとしました。

通報しても大丈夫

虐待の通報は、相手を疑うことでもあるので
躊躇するかもしれません。
でも、児童相談所の人も、
通報があったら即子ども保護、
というわけではないのです。
どういう状況か、というのを調べた上で
対応されています。
もしかすると、その一本の電話が
子どもの命を救うかもしれません。
もしかしたら、その家族の命も
救うかもしれません。

わたしは、電話できたことで、
ひとつ心に刺さっていたものが
とけた感じがありました。

もしも、あなたの周りで
もしや、と感じることがあったら、
この記事も参考に、
児童相談所へ、電話、してみてください。

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