「孤独」は消せる。を読んでみた感想
おはようございます,いえやすです🤗
半年以上前に,孤独を解決するための「分身ロボットOriHime」を紹介させて頂きました↓
今回は,この開発者の書籍を読んでみての感想です↓
著者の吉藤オリィさんは,ロボットコミュニケーター(エンジニア)で,私はPT(理学療法士)と職種は異なるのですが,目指すところは「孤独を解決する,社会参加に繋げる」といった部分で共通しており,この分身ロボットの存在がなんだか忘れられません.
PTの役割として,社会制約を受けた対象者の移動能力(歩行や車椅子操作)の再獲得が1つ目標として掲げられることがよくあるかと思います.脳卒中患者さんの歩行能力の再獲得を目指すことが専門である私が,そこでいつも思うことは
「ヒトまたは目の前の対象者は,何のために歩きを再獲得したいのだろう?」
と,改めて思うのです.
そこで,この書籍を読ませて頂いたところでした.
この書籍を読んでみて,最も印象的であった3点をまとめてみます.
①人は会うために外に行く(移動する)
人は何かしらの営みに参加するため,役割を持つために,人は外に出かけたいと思うのかなと思いました.必ずしも自分の足で移動する必要があるのか?車椅子ではいけないのか?OriHimeやリモート会議システムで成し遂げられることもあるのではないか?等々,考えさせられます.
何となく「元々歩いていたから,歩けた方が良い」ではなく,歩きにしかなし得ないことは何か?とPTとして考えさせられました.
②自分の残りの人生を何に使うのか?
吉藤オリィさんが高校生時代のロボットコンテストの世界大会で,外国の方と話した時にふれた内容です.
そのファイナリストが話した内容は
「俺の研究は人生そのものさ.この世に生を享けてそして死ぬまで研究する予定だ」
と話を聞き,自分も今行っていることが死ぬまでに行いたい内容であるのか?と,自分に問いたいと思いました.
③生きるとは,人の役に立つこと
そこまで普段考えて生活していないですが,結局行きついている部分はここかと思います.程度や種類は違えども,人は無意識に「人の役に立つ活動をしたい」と思う生き物なのかな,と思いました.
今回,この書籍を読んで,心打たれる内容が多く,こうやってブログでまとめるほどの簡潔に言えるものではないと思いながらも,簡単に記載させて頂きました.
孤独や社会に参加するには?を考えたい人におすすめです.是非書籍をご覧ください.
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