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いえてぃ、ゲームを作る。

こんにちは。いえてぃです。
この度、何と初めてゲームを作り完成まで持って行くことが出来ました。
アンソロの原稿、学校の部活動での小説の原稿や漫画の原稿がある中で、このゲームを完成させたのはちょっと正気の沙汰じゃなかったなって思います。
せっかくなのでゲームを作ろうとしたきっかけ、手順などをゲームのネタバレなしで語ろうと思います。よろしくね。


ゲームを作ろうとしたきっかけ

これは今年の二月の終わりくらいの事になります。
皆さんはバズっていたゲーム「十二股全部フる」というゲームをご存じでしょうか。

私はミーハーなので流行ってるものは全部見たりゲームならプレイしたりするんですが、このゲームがありえんくらい面白かったわけです。凡さんのゲームほんとに面白くて全作プレイしました。新作も楽しみにしてます!!

そんな凡さん、いろいろ漁ってみるとnoteをやっていらっしゃる様子。このような素晴らしいゲームの数々を生み出してくださった方のnoteをですね、見ない訳はないと。
そして読んだ記事がこれ!どん!!!

わかる(わかる)

私は現在歴史創作を中心に行っていますが、やっぱりどんなジャンルに居ようとも、何かを創る人って一次創作やりたくなっちゃうんですよ。
私の場合約一年前からキャラクターと設定が存在していて、Twitterの鍵垢で時々長文語りするくらいには煮詰まってました。

え……私も自創作の本編欲しいが?!?!?!?!?!

思い立ったが吉日、オタクの衝動は止められません。
こうして「自分の創作の本編」を求めて、約二か月にわたるゲーム制作を始めることにしたのでした。

企画

企画、というと難しく聞こえるかもしれませんが、ぶっちゃけ私はそこまで考えてません。
こんなゲームが作りたいな~~こんなストーリーにしたいな~~っていうのをとりあえず案を出していきます。

初期案はマルチエンディングでした。

紙にシャーペンで殴り書きするのもいいですが、私の場合ストーリーの内容を脳内で固めて、文字に出力していく感じです。
私は文字を中心に物語を書くときに「セルフノベライズ」をするノリで作品を書いています。他人に言うとなんだそれ!!と言われますが、要するにこんな感じ↓

脳内でこんなシーンがあったらいいな!というアニメーションを作り出す。

その書きたいシーンに至るまでのアニメーションも脳内で作り出す。

自分が考えた最強の脳内アニメーションを文章化していく。

まあ本来絵を描くことをメインでやっているので、文章で案を出すよりこっちの方が分かりやすいし記憶に残りやすいんですよね。あとこのやり方をすると紙も筆記用具もいりません。通勤通学の時間でストーリーを作るのはかなり効率的!

ちなみにシナリオの文字起こしは四月の頭に終わりました!やったね!

さあ、ゲームを作るぜ!

今回私が作ったゲームのジャンルは「ノベルゲーム」です。いわゆる文字中心のゲームですね。
もとから文字中心、ストーリー重視のゲームを作ろうと考えていたので、ゲーム制作のツールを決めるのは早かったです。
今回使用したツールはティラノビルダーというツールです!

イラストやシナリオを用意すればどうにでもなるよ!!!っていう感じのノベルゲーム開発ソフトです。操作方法が直感的でわかりやすいのでゲーム制作初めて!っていう方はこのソフトを使うことを強くお勧めします。プログラミングの知識がなくても全然余裕で作れます。
このソフトに絵やbgmやシナリオをぶち込んでいきます!!!!

絵……

私がそこそこつらかった作業は素材づくりです。
(マジで単純なミスに三時間とられて一ミリも制作が進まなかったのもつらかったですが……)
正直皆さんがどれだけゲームの素材を用意しているかはわからないのですが、私はかなり表情差分に力を入れたと思っています。
ひとつのセリフだけにしか使ってない表情差分もあります!やべ~~~~
もちろんスチルも結構描きました。一日で四枚も絵を描いた日が二回くらいありました。やばい。
学校がありえんくらい忙しいタイプのところで、平日ほとんど作業できないため(疲労により)休日はずっと作業漬けでしたね~

そうそう、もしかしたらこの記事を読んでる人の中にも「自分もゲーム作りたい!」と思っている人がいるかもしれません。そんなあなたに一つアドバイス。
素材づくりに時間をかけすぎると、飽きます。
正直これは人にもよると思うんですが、完成させるまでの道のりが長くなるのは確かです。そして道のりが長くなればなるほど、モチベーションの維持が困難になります。
そうならないためにも、手を抜けるところは抜いちゃいましょう!!
例えば私は背景を描くのがかなり苦手なので、背景はフリーの写真素材を加工して使用しています。アイビスのアニメ調加工、マジで写真が絵になるのでお勧め。

このスチルの背景は写真を加工した背景をぼかしたやつ。
要するに使い回しである。

BGMや効果音も自分で作ることが出来たらマジでよかったんですが、慣れないことをすると普通に時間がかかるので、フリーBGMなどを使っていきましょう。フリーBGM、ドンピシャなものを見つけた時テンション上がる。自分の好きな作業を合間合間にやって、モチベーションを保っていくのが大事です。

ゲームを作った感想

え、もうそこ言っちゃうの?!?!?!って感じですが、ティラノビルダーの操作が簡単すぎて、あんまり詰まることもなく完成まで行きついてしまったので言う事がほぼないんですよね。

なんか、そうだな……漫画やイラスト、小説とはまた違った表現の可能性を持ってるんだなって思いました。

いや、まあそりゃそうだろって感じですが……

私は小説も書くし、漫画も描くし、イラストも描きます。正直このゲームの内容なら小説で書いた方が面白いんじゃないか……と思いつつ、ある種実験のような気持ちで「秘密」というゲームを作り上げました。
そして、その実験の答えはきちんと出ました。ゲームとその他の媒体の違う所って、「自分が物語を進めている」って強く思うことが出来ることなんです。漫画や小説のページをめくる動作とは違います。
「自分で選択する」という動作が入るので、自分が物語に干渉しているような感じになるんですね。
それは私が今まで作ってきたものにはなかった感覚だったので、新たな武器を手にすることが出来たなって思います。

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ノベルゲームコレクションにて私が初めて製作したゲーム「秘密」が公開されています!パソコンがなくてもブラウザでプレイすることが出来るのでみんなプレイしてね~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!


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