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続競馬と競走馬と引退馬と

こんばんは。

前回の続きを書いていきます。

競馬の業界に憧れを持った後、中学生になり、
一時期は騎手を目指し、減量に励みましたが、頑張っても51㎏
までしか落ちず、食事を食べないのも厳しいなと思い断念しました。
運動神経もそこまで良くはなかったので落ちていたかと思いますが…。

それから乗馬俱楽部の少年団に入りました。
週に一回乗馬をする機会を得ました。
最初は調馬索から始まり、馬に乗って動けるのは十メートルの範囲だけでした。

テレビで見る騎手のように競馬場という広い場所を自由に走ることとはかなり離れておりましたし、馬を自由に歩かせることもできなかったです。

三ヶ月もするとようやく馬に乗った時の高さや馬を曲がらせる前にスピードが落ちないように対処すること、前に出す、減速する、停止する。など基本的な操作や駈歩もできました。

そして調馬索も解かれ、広い馬場で部班運動を組むことができました。
正直、調馬索の円形での運動は馬の動きで難しいものだと思いました。
直線というか長く真っすぐ走れた方がスピードは維持できて速歩も駈歩も気持ちが良かったです。

その後は馬術部のある高校に進学し、大学生と一緒に活動しておりました。
馬と接する機会が格段に増え、障害飛越というもう一段難しい馬術も学びました。
始発で部活に向かい、朝乗馬をして、授業を受けて、午後は馬の世話、治療をしました。
治療はケアというか馬の背中や腰回りのマッサージや
僕の担当している馬では右目が白内障のため、目薬を毎回うっていました。
落馬はしませんでしたが、馬に蹴られることはありました。
高校の三年間をなんとか卒業しました。
数学がとても苦手でした。

高校卒業後、北海道浦河地区にある競走馬育成の専門学校に進学いたしました。
そこでは競馬での乗り方であるツーポイントや円形、競馬場に近い形の馬場で乗ったり、たまに坂路コース、芝コースで調教の練習をしました。
落馬の練習から始まり、あんなに鐙の短い状態での騎乗はとても練習になりました。バランスは保ちやすくなりますが、ちょっとした動き、特に横に飛ぶ動き、意図しない急な停止には鐙が外れやすくなるので注意しました。
また、鐙が短い状態では落ちやすいので調教や運動終了後はすぐ鐙を伸ばすよう学びました。
馬学も学び、いよいよ育成牧場に就職し、念願の競馬界に入ることができました。
就職先も北海道の牧場で結構大きな牧場でした。

競走馬に乗ることが目的だったので、就職先の牧場に関しては
正直どこでも良いかなと思っていましたが、
最終的にはそこが良かったとなって、第一志望の牧場に就職できました。

続く。


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