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あつあつ君を使いこなそう!④

【③からの続き】

今回は、水風呂とあつあつ君「開かずの間」を開ける、について書くよ。

■水風呂を強化せよ!

サウナ好きにとって、水風呂は肝だ。サウナよりも水風呂を重視する水風呂至上主義者もいたりする。
がしかし、私は水風呂にそれほどこだわりはない。水道水そのままでいいと思っている。冬などはぬるま湯シャワーだ。
正確に測ったわけではないが、水道水は冬場15℃~夏場25℃といったところだろう。
絶対に15℃以下!、グルシン不可避!と言う人には、私のやり方は手ぬるいと感じるかもしれない。そういう方は、ご自分で調べてチラー(冷却水循環装置)を導入してくださいね。

まず大前提として、あつあつ君はなるべく水風呂(風呂場)の近くに設置しよう。水風呂までの導線にマットを敷く必要があり、遠いとマットの枚数が多くなり面倒だからだ。
このへんは工夫して、マットを一枚だけにして、汗を十分に拭きとり濡れてない状態にしてから水風呂へ向かう人もいるかもしれない。
けれども、おうちサウナの魅力は自由であること。せっかくなら自由を謳歌してみないか?

汗を流さず水風呂ドボン! これやると、背徳感が気持ちいいっすよ。 
まあ、これができるのも気ままな一人暮らしだから。家族と同居してたりあつあつ君に交代で入る人がいたりすると、無理か。
好きな時間に浴槽を水風呂として使うのも難しいみたいだね。子ども用プールみたいな折りたたみ浴槽を水風呂にしている自宅サウナ民もいると聞く。

うちの場合、ユニットバスの浴槽に水溜めてる。蛇口から出るドボドボ音やチロチロ音を聞こえるようにしとくと、雰囲気が出ていいぞ。金に糸目をつけなければ、源水かけ流しにして汗混じりの水と新規の水を入れ替える。
浴槽に縮こまって入ると解放感が得られない。頭と肩を壁につけたいが、固くて気持ち良くない。そこでコレ!

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百均で売ってる首まくら。空気式のネックピローだ。
これを首に挟んで浴壁にもたれかかれば、ひとときの浮遊感は得られる。
また、首の後ろにシャワーヘッドを通し頭上から滝が流れてくるようにすれば、かなり極楽度が増す。

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水風呂にも色や香りをつけたければ、入浴剤を入れよう。ただし、一般の入浴剤はお湯に溶ける用に作られているため、冷たい水だと溶け残りが発生する。
どっさり入って値段も手ごろなこれなんかおススメ。

種類が多く飽きが来ない。ほのかな香りなので、2袋ブレンドしてみてもよいだろう。
せっかく入浴剤入れるなら、冷涼感の増すものがいい。そんな向きにはこれなんかどうだろう。

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バスクリンのCOOLタイプ。劇的に効果があるわけではないが、体感温度は多少下がっているような気がする。香りも良い。

■板を外してなんでもぶち込んじゃえ!

前回ヴィヒタのことを書いた。
初夏にフレッシュヴィヒタを購入したあなたは、まずは部屋に吊るしてみるだろう。意外にも野性的なエグみのある香りに驚くかもしれない。その後どうしたくなるかというと、あつあつ君の中に吊るして夢のヴィヒタサウナを実現したくなるはずだ。
ちなみにヴィヒタは、フレッシュでも葉っぱがとれたり、ドライなら葉くずがぼろぼろこぼれがち。私も当初はこれが気になって洗濯ネットに入れた。
が、ネットで覆うと緑が消えてヴィヒタムードが消えちゃうんすよね。ネット被せるか裸のままかは、好みで選んでほしい。

あつあつ君の中に吊るす場合、紐を引っ掛けるフックが必要になる。
短めのネジを取り付けてフック代わりにするといいだろう。長いネジだと、狭い室内ではケガしてしまう。

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釘も試したが、トンカチで打ち付けている時に箱全体に振動が伝わり、建て付けが歪みそうな気がしたのでやめた。

実際に吊るしてみて思ったのは、なんかじゃまだな~。特に私は3本吊るしてたりしたので、狭い箱の中がさらに狭くなった。
スペースを有効活用するには、あつあつ君の「開かずの間」に踏み込んでみてはどうだろうか。
座面の板を上に持ち上げてみてほしい。
するとどうでしょう……簡単に開いた開かずの間はこんなんなってる。

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ここにヴィヒタをぶち込んじゃえ!
この際、前面の板は外してしまったほうが良い。開口部なしにヴィヒタを閉じ込めてしまっては、ほとんど香ってこないからだ。
前の板は座面の支えにもなっているので、外したら座面がバキッと逝ってしまうのでは? 確かにそうだ。
私は体重80kg弱で、座った時わずかにしなるような感触はあるが、7か月経った現在壊れる気配はない。このへんは自己判断で、危なそうだなと思ったらやめること!

空間拡張! いざぶち込め!とばかりに、まずはヴィヒタ9本を収納。葉こぼれが気になり過ぎるため吊るしもせず死蔵していたrentoのドライヴィヒタ3本と、あつあつ君の外側に吊るしていたフレッシュからドライになりかけヴィヒタ5本(ヴィヒタの杜)だ。

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けっこうびっしり。
そう、空間が広がった分熱効率が弱まるので、空間の半分以上は埋めるように何かしら「香の物」をぶち込んだほうが良い。
この後さらに、薄荷・シナモン・クローブ、よもぎパック、ひのき玉、タイのマッサージ学校直伝のハーブをぶち込み、かなりカオスな薬草庫となってしまった。
サウナ入る時は、霧吹きで濡らすと香りが立ち上ってきやすいぞ。

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薄荷・シナモン・クローブは、御徒町プレジデントの薬草スチームの香りを再現するため導入したのだが、いまいちうまくいかず。タイのハーブは古雑巾のようであまりいい匂いはしないのだが、良薬口に苦しと考えている。

10か月近く経ってもヴィヒタを基調とした香りは健在で、時々あつあつ君のドアを開けてはくんくん嗅いでいる。
秋になったら金木犀も入れてみたいな、と夢は広がるばかりだ。

次回は、石の現在・ロウリュのルーティン・アウフグース(?)について書くよ。

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