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『オーバーコード』について少し話す

ボカコレお疲れ様でした。
よく曲を聴いている伝説のボカロP方々から応援を頂き、貴重な経験でした。


ぐだぐだ書きます。ごめんなさい。
取り敢えず聴いていない方はどうぞ。
裏話をします

まず。
この曲はまだまだ不正解だと思います。
いや、創作はこんな作品に縛られてはいけないと思います。
もっと自由に作品を作ってくれ、でもちょっとは意見を聞いてくれ。
我儘です。
申し訳ないと思っています。

まあでも「ちょっと言いたいな」を形にするのも一つの創作の形だと信じているので…。

少し激怒しようか?と思う…?以上に?いや、激怒していました。
それだけです。そこから6ヶ月くらいかかりましたが。
激怒するのは非常に良く無いんですけどやっぱりどうしようもないです。
でも自分が激怒した人達に、自分の創作の世界を少しでも見てほしいと思って作りました。
怖くなりたくはないな、とか思いながら…
でも、この気持ちをわかってくれる人も探したかったし、気づかせたかった…

初音ミクは今回は深く関係してないけど歌ってくれて、踊ってくれてありがとう…。
大好きです。
VOCALOIDイメージソングでは無いです。先に言っておきます。

取り敢えず影響を受けた作品を紹介させて頂きたいと思います。

色々思い立たせてくれる作品2つです。他にも自分を構成する楽曲はいくつもありますが、最近の2曲です。これがメインです。

1.プシ / r-906

それな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

と、感情が出てしまいますが、初めて試聴した時からr-906一選です。
r-906さんの立場で無いと出てこない言葉でしか構成されていない様な気がします
いや、表現が本当に凄い。酷いですね、狂わせます。殴ってくれ。

どれくらいこの曲を受け取れているでしょうか?

2.HERE! / 呆

「自分」で狂わせてくる曲です。
「安心」です。何も言わずに引っ張っていってくれる力があります。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

力ですよね、連れていってくれる音です。


一番大きいのがこの2曲です。頭ブンブン振っています。

心の支えになっています。

激怒したと最初に述べたと思います。
少し言いにくいですが、昨今の「伸びそうだと大衆が感じているボカロ曲」の『印象』が”殻”だけの様に感じる様になってしまいました。

本当にごめんなさい。こんなこと言って…。決して貶め、辱める意図はありませんし、ただの一介の我儘であると思って聞いて欲しいです。

自分の精神が腐っていって良い曲のいいところが見えなくなっていくのは悲しいです。その中なのかもしれませんが、このボカロ界隈の中に『自分の思ういい曲』をずっと見つけていたい自分がいます。烏滸がましくはあります。

勿論伸びている曲が全て「殻」とかそんなわけがありません。
まさにボカロPの名前を出すとすれば、超有名どころを出すとすれば、いよわ、r-906、真島ゆろ、フロクロ、ピノキオピー(敬称略)を始めとしたトップボカロPが全てを薙ぎ倒していきます。
大好きです。応援しています。

その裏です。イラスト界隈でも感じていましたが、「絵柄パク」の様な状態、いわゆる完コピに似た様な作品が投稿されてきている様に感じます。

強風オールバック、素晴らしいですよね。とても好きです。
キレるワードセンス、75調で口ずさみやすいし超可愛い!!
誰も思いつかない切り口の作品です。投稿時びっくりしました。

問題に感じているのはその後に、「あ、強風オールバックだな」みたいな曲が増えて、「それ」しか見えていないのかと思いました、
いわゆるそういうことを言いたいのです。
『MODE:モドキ』ってやつです。

それはあなたでしょうか?


その中で結局『ボカコレ』という存在は今のボカロシーンで一番殻以外を感じる曲が評価されていると感じています。
自分は最高にその点が好きなんだとつくづく感じさせられます。

オーバーコードの中では「ボクはキミの燃えたぎるオモイが!」と言っていますが要するにそれが伝えたくなったわけです。

「オモイ」というと誰かに伝える「お気持ち」の様なものであると伝わる事が多いのでは無いかと思っているのですが、ちょっと違います。

「オモイ」は
「趣向(意味を持った表現)」です。
「アイデア(着眼点)」です。
「作品制作への熱量」です。


「オモイ」はかけた時間でもあるだろうし、届けたい何かであることとは似通ったものであると思います。

それが何となくでも伝わったのでは無いでしょうか?
「たぎるオモイ」は丁度作品の真ん中くらいの時間ですが、その後は一瞬だった、と感じて貰いたかったのですがいかがでしょう…?

読んでいる方にも「これは!」と思わせるユニークな曲が大好きなボカロリスナーになって欲しいです。


殴りたい…..殴りたい…..この部分で…



■閑話休題、少しだけMVについて触れます。
忘れている方もいるかも知れませんが、一応イラストレーターもやらせていただいてます。


MVについて触れてくれた方ありがとうございました。
可愛いですよね、初音ミクのイラスト、自信あります。
カッコいいですよね、フォントが綺麗です。
フリー素材も色々お借りさせて頂きました、自分自身も結構お気に入りの一作になっています。ありがとうございます。

やっともう一つ表現として使える腕が増えた様な感覚です。

そろそろ戻ります。

『オーバーコード』って結局何だったかという話です。
こめた想いを書き連ねます。

どんなに「自分の曲」が見えていない人にも自分を見て欲しかった気持ちがあります。

どう工夫したら「辺りが曇って、『オモイ』を作品に込められていない人」が「『オモイ』のこもった曲をつくってくれる」のかな…?

「プシ」や「HERE!」の様に目を無理矢理にでも開かせる、「自分」を感じさせる、曇った辺りを晴らしてくれる様な曲になって欲しいと思いました。

無理矢理にでも殺傷力を高めないと、届かない人が居るのではないかと思って出来るだけの力を込めて少しでも琴線を掠めないといけないと思っていました。

いつでも「キミ自身の曲」を待っているってことを伝えたかったし、今からでも作品を大事にして欲しかった。」この一心で創作がより楽しいものであるよう祈りながら製作していました。


■ここでもう一度歌詞を貼りますので、読んでください。


転がった 空っぽの箱庭(コンテナ)

切り取った ボクらを陳列棚へ

雑然としている

ただキミを待ってる

この先はボクじゃないのに!

見返せば苦し紛れの詞ナラベ天才ごっこあそび
バーコードだけ読み取って
それで以て[ピ]って捨てられてしまうのに
きっと、あたりがクモってカガミウツシになるの!
『アタシ』のせいじゃない!これは『◼️◼️◼️』のせいじゃない!」っちゃう夜へ

やぶいたパッケージ
ポケットに入れて
このまま落ちていくんだ。
誰も寄り付かないんだ、
コケむしたヒミツ基地

ちょっとだけここに居ない?
そのままおっこちて凹んで
泥がついて草で擦って
薄汚れた箱庭(コンテナ)は陳列棚へ

汚れたままのキミでいいんだよ

「でもあの人は、」とかもういいんだよ

エピデミックが思考を奪ってく!
そうやって今では
あ、イデアなんて要らないの?
接いで切って貼って取り繕って

でもやっぱ、ココが苦しいよ
ボクが見たいのはさ
『MODE:モドキ』じゃない
ボクはキミの燃えたぎるオモイが!

我儘で居たいよ!

今だけは

ちょっとだけここに居ない?
ちょっとでもキミが見たい!
ちょっとだけここに居ない?

苦し紛れの詞ナラベ天才ごっこあそび
バーコードだけ読み取って
それで以て[ピ]ってまたくりかえし?
ほらやっぱ、「僕」らはこぞってバーコードリーダーさ

もーいーよ!

キミだってほら
ソウゾウリョクが勝ってる!
世界だってキミを待ってる!
恋をしてしまったんだ
キミがくれたひとつのあいに、
キミの脳内からほとばしった!
孤の無機質をぬっていくようさ!

ボクを
はなさないんだ。

つかの間のコード

気づいてよオーバーコード!



勘違いをしてほしくなかった!
これは創作者への歌、
それも我儘ながら自分が偽物だと思ってしまった「創作」への歌です。
それは今の自分も「偽物」へ向かっていくのではないかという恐怖を感じながら..

創作者は誰しも偽物から始まってそこから誰しもが「いくつかの作品」に魅せられて偽物を卒業していくものだと思います。私も最初は全ての模倣から始まり、そこで創作に魅せられて沼に居るボカロPの一人です。
今も『偽物』と『オモイ』の間を行き来しています。その中で出来るだけ『オモイ』でありたいと願う曲です。

自分だ、とか読んでいて思った人も泣かないでください。
みんなたぶん同じです。私もです。

創作に苦しんでいるはずです。
自分を探そうとしているはずです。
過去の自分の作った『自分』に苦しんでいる人だっているはずです。


世界だって「キミ」を待っています。
今からでも遅くないので。

epidemic(感染)だけで終わってほしくないです。


そろそろ終わります。
オーバーコードを他人に薦めるときはこのnoteもおすすめすると良いかも知れません…。

本当に読んでいただき、
そして私の曲に出会って、評価してくださりありがとうございました。

「オーバーコード」のタイトルネタバラシ
・OH!BARCODE!
・OVER CODE
・束の間のCHORD

追伸:プロセカ採用ありがとうございました。


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