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とるにたらない80%と決別

日曜の朝、日当たりのよい窓辺でのんびりと一週間を振り返りました。

この一週間をぎゅっと一言にまとめるならば・・・「脱皮」です。

実は、週の前半はとてつもなく重い気分でした。それが、あれは幻だったかというくらい今は身軽でとってもいい気分。

一週間でこんなに変われるとは、うれしい限りです。

今後のために、脱皮を遂げるまでの記録を残しておきたいと思います。

おうち時間がほしい!

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ieniiru(家にいる)と名乗っているくらいなので、もともとおうち時間が大好きでした。

いつもの家事を丁寧にやる、住環境をととのえる、手仕事をする、日当たりの良い窓辺で思索に耽る、読書する、ノートを書く。などなど。

外に出て人とワイワイやるよりは、家にいて、家のことをやるほうが英気を養える気がするんです。

逆に、この時間がなくなると、あっという間にカッスカスのぱっさぱさになります。きっと瞑想的な効果でもあるんでしょうね。

ところで、わたしは「自分の人生は自分でつくっていく」という感覚が未熟で、外の刺激にとても弱いです。だから、こういった素朴な幸せからいつのまにか遠ざかっていることがよくあります。

(たとえば、気を使ってやりたくないことまで引き受ける、「やったほうがいい」と言われることを、やりたいことだと勘違いする等の積み重ねで)

そんなわけで、今回も、「あら、また脱線してたわ!」と、気がつくことがありました。外出自粛のお達しや「痛い思い」をしたおかげです。

好きで外出していたつもりが

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外出自粛・休業要請を受けて、オイリュトミーやアコーディオンの定期レッスンがしばらくお休みになりました。

どちらも自分が好きで習いはじめたことです。仕事にも大いに役立っているので、これは必要な自己投資だと思っていました。

ところが、お休みになってどこかほっとしている自分がいます。

学びが継続できないこと、先生や仲間に会えないことは残念ですが、改めて仕事や私生活とのバランスを考えたときに、結構無理していたことに気がつきました。

ついでに、動機も見直してみたところ、好きではじめたとはいえ、プレッシャーから動き出したところがあったなぁと思うんです。

「やりたいんなら、すぐ始めたらいいのに。難しくないよ。」と人に言われる。→自分なりに(言語化できないけれど)今は動かない理由があるのに、そこと向き合うことを怠る。→「すぐやらない=ダメなやつ」というジャッジを怖れて、他人の声を採用してしまう。

わたしの中で、結構あるある現象です。

こういう、ちょっとした”不純さ”が、じわじわと消耗感をもたらすんですね。他人の声を採用するにしても、せめて自分の声になるまで噛み砕いてからにしないとなぁと思いました。

いま一度、「なぜするか」「どれくらいするか」「いつするか」をしっかり見直したいと思います。

目に見える行動は同じでも、そこへ取り組むときの意識の違いで成果が変わってくる。というのは、シュタイナー教育へ取り組む者の永遠の課題です。

副業って必要?

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世界中が「Stay Home」をスローガンに団結している中、わたしのもう一つの仕事(ベビーシッター)は比較的いつも通りか、それ以上に稼働していました。キー・ワーカーを支える仕事でもあるからです。

このご時世、いつ生活が立ち行かなくなるかわかりません、仕事があるというのはありがたいことです。でも、ちょっと忙しくなりすぎました。週4で偏頭痛になる、悪夢を見まくる等。体調がおかしいし、精神的にも悶々とする日々がつづきました。

そんなとき、ある意味ちょうどいいタイミングで、ハラスメント案件に当たりました。なんで、こんなときにこんな思いをせねばならんのだ・・・!!

これはもう、いろいろ見直せというサインであると解釈。

そもそも、なぜベビーシッターをやりはじめたのか?

 →保育園で働いていたとき、赤ちゃんのお世話が楽しかったから
 →自己教育費の足しになるから
 →経験が活かせて、個人事業で働けて、本業と両立しやすいから

う〜ん・・・・・・本当に「両立しやすい」のだろうか。現状を見てみると、ちょっと疑問です。

保育の研修や事務手続きは煩雑だし、そのためのリフレッシュが余分に必要になっているし。とてもエネルギーがうまくまわっているとは言いがたいものがありました。

この違和感は、確かなものだろうか?

もう少し深めてみたくなり、たまたま目にした「80対20の法則」というものを参考にしてみました。

「80対20の法則」とは、

利益の80%は顧客の20%がもたらす
成果の80%は原因や努力の20%から生まれる

”やるべきでないものを見直そう!” ”重要な20%を見つけて、そこに集中しよう!”

そんな感じのものです。

重要な20%をさがして、違和感をぴたっと特定!

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80対20の法則の「生活実践編」に載っているワークを参考に、自分にとって重要な20%の部分をさがしてみました。

おなじみのバレットジャーナルに書き書き。

あんまり深く考えず、ぽんぽん直感で埋めていったらこうなりました!

《スキルと興味ー20%の強み》ホスピタリティ、教育、相手を理解する能力、分析力
《感情と資質ー20%の強み》熱意を引き出す能力、愛し・愛される能力、審美眼、精神性

なかなか、興味深いことになりました。

オルタナティブスクールの仕事には、結構強みを活かせている気がします。

で、問題の副業のほうですが!

この表のなかに「子育て」という項目があります。きっと保育はここに当てはまると思うのですが、こうやって改めていろんな要素と比較してみると、案外、そこへの関心やモチベーションが低いということがわかりました。

「教育」とつながりが深くて、決して無視できない分野なので、自分では関心が強いものだと思い込んでいました。でも、改めて問い直してみると、やっぱり似て非なる機能だし、そこへ向かう気分も全然違いました。これには、自分でもびっくり!

そんなわけで、保育者としての仕事や学びは、今後手放していくことにします。

20%の強みをさがすワークの他に、シンプルな(低コストな)幸せを見つけるワークもありました。断捨離やミニマリズム、シンプルな暮らしに惹かれる人にはかなりおすすめです◎

おうち時間が充実&拡大!

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先にも書きましたが、抱えていた仕事が(幸か不幸か)ハラスメント案件だったため、わりとすんなりキャンセル希望が通りました。

(もちろん、多少はちくりと痛みましたが。)

収入の主な使い道であった「学び」を断捨離して、低コストでまかなえる幸せについても確認したあとだったので、収入が減るということはもう怖くありません。

むしろ、こんなに早く違和感を取り除けたことに、感謝の気持ちでいっぱい!

おかげさまでおうち時間が拡大して、ずっとやりたかったこと(また別の記事で)にも手をつけられて、すがすがしい気持ちです。

そんなわけで、わたしはこんな風に脱皮しましたというご報告でした。おしまい。

サポートしていただけたら、毛糸を買って何か編みます☆彡