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「おはなし」のはなしはまだまだまだまだつづく

はい。またストーリーテリングについて、気づいたことを書きます。

以前は、「やっぱり、書いてある文章をそのまま覚えることにしよう」と結論づけましたが、やっぱりやっぱり。そのやり方を手放すことにしてみます。

というのも、いざ自分のクラスを持ちはじめ、毎日語るようになると、もう全然間に合わなくなってきました。

どうやったら経済的にお話を覚えられるのか?それが目下の悩みで、本当に行き詰まりを感じています。

そんなとき、ベテランの先生に「最近お話を楽しめなくて…」と相談してみると、たくさんのヒントを与えてくださいました。

まず、語りのタイプは人それぞれであるということを前提に、ご自身がお話を仕上げるまでの過程を教えてくださいました。

ひとつのお話を仕上げるまでにだいたい100時間は稽古が必要だと聞いたことがありますが、その先生はなんと!本を3〜5回読んであらすじを覚えてしまえば、あとは自分の言葉で語ってしまえるそうです。

落語家のように、お話の長さも自由自在に調整可能。

そのアドリブ力といったら、新人の私にはちょっとやそっとで身につけられないものだと思いますが、でも、なにがそれが可能にするのか?と想いを馳せることは、とても役に立ちました。

やっぱり、お話を楽しむということに尽きますね!!

楽しむというと漠然としていますが、お話のイメージをよく思い描き、味わうことだと思います。例えば、森ってどの辺にあるのかな、王さまってどんな顔で、どんな声をしているだろうなと想像してみること。

最近の行きづまりは、この「映像化」の作業が不十分なままことばを覚えようとすることに原因があったようです。

じっくりやってたらとてもじゃないけど間に合わない!と焦ってしまったのですね。でも、そうやって頭だけで覚えたお話は、話していてとてもしんどかったです。(子どもたち、ごめんなさい)

この連休中、「映像化」をじっくりやってみたのですが、やっぱり、見違えるほどはやく覚えられました。それこそ、3〜5回という数字が現実的にみえてきました。

わたし自身、変に暗記力が高いせいで、頭に頼りがちなのですが、もっと身体感覚や心に任せてお話を楽しく覚えていきたいです。

今度はなにを語ろうかしら。

サポートしていただけたら、毛糸を買って何か編みます☆彡