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いえながのやくそく vol.15

6月28日2020年

先週に引き続いて雨の日曜日。
今年の梅雨はstay homeと相まってとても存在感がある気がする。

こう長く雨の日が続いた後の梅雨明けは嬉しいだろうな。
早く夏よこ〜い!!

そんな気分でまずはダニエル・ラノワのニューオリンズでのライブから一曲聴いてください。


Daniel Lanois - Early Mornin’Rain


あぁ、落ち着くわ〜。w


音楽がじわ〜っと癒してくれる感じが心地いい。
自分で

作品を作ってると、起承転結が作りたくなったり、イントロがあってサビがあって盛り上げたり落としたりとドラマチックな方向に持っていきがちだけど、こうやって淡々とメッセージを伝えていくようなアプローチもとても気持ちいい。


ダニエル・ラノワの作品はなんせ音がいい。

以前、ビルボード東京にライブを観に行ったが、メンバーは3人でめちゃめちゃいい音を出していた。それぞれの演奏が太くしっかり感じられて存在感がすごかった。




今年の梅雨は忘れられない梅雨かも知れない。
コロナによるStay Homeな日々、こんなに集中して長く家に居て制作してるっていうのも今までなかった。
来年の今頃にはどんな気持ちで思い出してるのかな。



さて、梅雨といえば脱皮の季節。

昆虫たちが夏に向けて脱皮を繰り返し大きくなっていく頃。
幼虫だったうちのカブトムシ達も続々とリリースされてます。

カブトムシはイモ虫のような幼虫の体から成虫になる前に蛹(サナギ)になる。

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この丸い土の塊(蛹室)の中で蛹になっている。
この時に、蛹の中でいったん液状になってまた形を変えた後にカチコチに固まって、あの甲冑を纏った姿で土の中から出てくる。


まずそのメカニズムに脱帽!



成虫になって外に出てきた時にはどんな気分なんだろう。

匂いを感じたり眩しかったするんかな。

その時、カブトムシはこんな気分!?そんなイメージで選んだ曲はこれ!



Electric Light Orchestra - Mr.Blue Sky

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カブトムシ。



その姿は小学生男子を魅了する。


うちの小3の息子はもうその一挙一動に喜び、観察している。

そしてカブトムシの命が短命なこと(成虫になって2ヶ月ほど、九月に入ったら死んでいく。生まれて死ぬまではほぼ1年間)も知ってるので、今のうちにしっかり触れておきたいのだ。


よく観てみると、それぞれ個体には色やサイズなど違いがあって、思ったより区別がつく。

息子はもちろん名前を付けて呼んでいる。

というか、彼はいろんな虫に名前を付けて飼っている。

ザリガニを獲ってきても『オロチ』とか『カイオウ』(たぶん界王)とか『ナックルズ』(ハサミの部分がデカかった)とか。



こうしてカブトムシを飼うのも4年くらい続けてると思うが、毎年『チィ』という名前がついてるのがいる。体が一番小さいやつだ。


チィは見た目もわかりやすいので名前を呼んだり可愛がる。

なのでチィが死ぬと、とても切ない。
でもチィが死んでもその年に生まれたチィの遺伝子たち(幼虫)がまた成虫になって帰ってくる。
そんな輪廻転成的な世界がうちの水槽で育まれてる。



昨日、全部のカブトムシが出揃ったのでそろそろ今年のチィが決まるのではないだろうか。また2ヶ月のカブトムシとの生活が始まる。


Welcome Beatles!(このタイトルで一曲できそうw)



Norman Greenbaum - Spirit In The Sky

基本的にはベランダで飼っているんだけど、しょっちゅう観たりする虫は僕の作業部屋に虫かごを置いてあって、それを息子がお世話してる。



夏になってくると、トノサマバッタやキリギリス系、カマキリなど昆虫界のスター達がいろいろ登場するので、彼はそれらが入った水槽達を眺めたり、餌や水をやったり忙しくしてるのだ。
そうやって僕の作業部屋に水槽が増えてくると、虫たちの羽の音や鳴く音などで賑々しい。

夜に電気を消すと、まるで雑木林の中にいるような気分が味わえる。


また、そうやって毎日のように虫の声を聞いていると、虫の心情がわかるような気になって、やたらと気になってくる。
「今日の声色は切ないな」とか「エサ欲しがってるな」とか会話してる気になってくるのだ。


秋になり、虫たちが死んでいく季節になるともうすっかり感情移入してるので別れが寂しい。 そしてまた来年の夏を待ちわびる気持ちになる。


そんなわけで待ちに待ったカブトムシの登場は、虫好きにとっては最高のシーズンの開幕を告げる知らせ!


この曲を祝福の気持ちにあふれた全国の昆虫ファンに送ります♪



Marvin Gaye & Tammi Terrell - Ain't No Mountain High Enough

そう、昆虫たちは短い成虫期の間に子孫を残すという重大な使命がある。

虫が鳴くのもアピールすることでパートナーを見つける為だし、なんならボウフラのように成虫には内臓もなくて栄養も取らずに生殖機能しかないものもいるくらいだ。


うちのカブトムシたちも土からでてくるや否や、メスを追っかけ回している。
そのエネルギッシュな姿を見ていると何万年も変わらないメカニズムに「これでいいのだ!」を感じる。


そう、虫たちは時にこうやって「これでいいのだ!」を教えてくれる。

人の社会はいろんな価値観や情報が飛び交っていて、それを理解しようと頑張ってるうちに考えすぎたり迷ったり悩んだりして疲れてしまうこともある。
そんな時は「これでいいのだ!」という生き方をしている虫たちを見ていると、気持ちがほぐれていく感じがする。



そして小さい虫でも虫眼鏡でよく見てみると、とても美しい。

パソコンの画面の発色とは違う、本物の色、どこまで細分化しても同じ部分はなくて、見れば見るほど美しさがわかってきて、その深みがわかる。
、、とあまり熱く語ると引かれてしまうけどw



その存在感や思わず見惚れる美しさって生き物だからこそのもの。

観れば観るほどハマっていく昆虫の世界なのだ。



TheFive Stairsteps - O-o-h Child

ウ〜、いいなぁ。
梅雨の日曜日の朝に沁みるゼ。



近頃はごりごりのJAZZより、こういうソウルやロックやレゲエの曲を聴いてる方が多い。20代や30代の頃はJAZZばかり聴いていた。

ほんとに集中して聴いてたなぁ。

JAZZをやっていると、つい聴く時もコード進行や曲のアプローチなど分析しながら聴いてしまうので、勉強モードとも言えなくもない。

でもそうでない音楽だと、ほんとに好きで聴くのでもっとリラックスして聴ける。



今自分でつくっているソロアルバムも同じように、インプロビセーションを聴かせるごりごりのJAZZアルバムというのではなく、歌はないけど曲の雰囲気を楽しんでもらえるようなサウンドになってきている。


そしてこのソロアルバム計画もそろそろ第二段階へ〜!


幼虫から蛹になってきてるやつがぽつぽつでてきた感じです。

成虫になって世に出るまではもうちょっとかな。

がんばるぞ〜〜〜!!


さて今日お送りしてる曲は冒頭のダニエル・ラノワ以外はマーベルの映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で使われた曲ばかりです。


この映画が好きで、作中でもいろんなシーンでいい曲がかかるのでオススメです。

この曲も好きだなぁ。



Fooled Around and Fell in Love - Elvin Bishop

英語の歌詞がわからなくてもテーマが『Love』でその気持ちはビンビン伝わってくる。
やっぱり『Love』があるから聴きたくなるんよね。

これも「これでいいのだ!」がどこからか聞こえてくる。

そんなふうに虫たちに囲まれながら制作したり、再開しだしたライブで演奏したりしてます。 いい音だしていい作品作っていくぞ〜!

今週もがんばっていきましょ〜!


【家永吹産からのお知らせ】

先日、家永吹産のステッカーを作ってもらったらこんなのできました!

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文字のところはホノグラムになっててキラキラしてます。
このタコのマークがマーベルの映画、アベンチャーズやシールドで出てくる悪の組織「ヒドラ」のマークにも似ているという指摘をうけたが狙った覚えはございません。
でもマーベルファンとしては偶然の類似が嬉しかったりして。w
吹産SHOPでお買い上げのかたにはオマケとして付いてくるので是非ゲットしてくださいね〜!

吹産SHOPといえば、以前に家永『水』産のTシャツを作ってまして、そのTシャツを発掘したのでSHOPにて売り出しています。
といってもサイズが少なく、小柄な女性のかたから子ども向けなのですが、
以前とても評判がよかったのでぜひご覧ください!


そしてそして!

先週は家永吹産のONE MAN SHOWシリーズ第三弾、
『君は薔薇より美しい』をバリトンサックスで吹いてみました。


よかったらご覧ください〜♪


この動画を見てやってみたい、吹いてみたいと思った人はこちらから楽譜とカラオケを購入できます。吹産ステッカーのオマケ付き!

【ライブ告知】


ソウルフルでJAZZYで最高なギタリスト、白石才三と二人でジャズクラブでのライブ。
リラックスしつつも密なインプロビゼーションをお楽しみください。




7月16日(木)『Monky&Toshizo Live at 厚木cabin』

●本厚木Cabin(神奈川県厚木市中町2-7-23 ふじビル5F)

●OPEN 19:00/START 20:00

●Charge 3000円

●出演
MONKY(Sax)
白石才三(Guitar)

■問い合わせ
本厚木Cabin
046-221-0785 
http://cabin.sgr.bz/index.html

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白石才三とはそのままツアーにでて北へ向けて各地を巡ります。

旅も久しぶりで、とても楽しみ。

ライブ詳細の発表はまだなのですが、わかり次第ウェブサイトにアップします。checkよろしくお願いします♪

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家永吹産HP:ienaga2020.com

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