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里山サバイバーズ

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後ろ髪を引かれつつも都会の喧騒を振り切り、イナカでSurviveする道を選んだ里山サバイバーたちが経験談や日々の暮らしなぞ綴っております。
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#安芸高田市

納屋をCafeに改修する話#1

ウチの店(cafe iegoto)は元々納屋(駄屋/牛小屋)でした。 2018年4月オープン。その3年前、2015年4月に安芸高田市の地域おこし協力隊に就任したときから、最長3年の任期満了後はなんらかの小商いで自立をしたいと考えてました。 紆余曲折あった末、3年目には自宅の納屋を改装してCafeをはじめるという決断をしました。  「暮らしに纏わるモノをできるだけ自らの手で作り出せるようになりたい」という“崇高な”想いと「軍資金が乏しい」という現実のハーモニーにより、可能な

納屋をCafeに改修する話#3

なのですが、まだその手前…。 母屋の裏に小屋を作る話。 ・湿気対策のため、水路を掘る。 ・物置にするため、ちょっと山を削る。 ってことは、ちょっと土木工事が要るね!! ってことでユンボを借りてきました。 三共リースで1日7,000円♪ 借りるのに小型車両系建設機械の資格が要りますが、敷地内は免許不要。 というはわけで、妻も…。 土木女子です。 一番小さいタイプはハイエースにも乗る!! けどバケットも小さくパワーも不足がちではあります…。それでも人力でやるよりはよっぽ

納屋をCafeに改修した話#2

改修する前に片付けをするお話。我が家の場合、現場の納屋は「コメの乾燥調製」と「物置」としての機能を持った場でした。それぞれの機能について、まずは引き続き必要なものなのか?という判断をしました。 「コメの乾燥調製」は水田が5反ある手前、水稲をやめることはできない。機能としては必要であると判断。であれば、なくなるこの機能をどう補うか…。選択肢は二つ。①新設するか②外注(他所にお願いする)するか。新設する予算はなく、近所に大きな機械を持った農家さんが引き受けてもいいと言ってくださ

移住して田んぼをやってみた…①

日本人の主食は米! 異論は認めません!!(笑) 「初めて米が獲れたとき、『これで生きていける』と思ったら涙が出た…」とは友人(百姓)の談。 その言葉がずっと気になっておりました。 なにせ自分は『これで生きていける』なんて思ったことがない。 いや、そもそもサラリーもらって暮らしてた頃は『この先、生きていけなくなるかも…』なんて思ったことさえない。それくらい安全地帯でのうのうと生きてきました。それはそれで人類が飢えを克服した証左で素晴らしいことではあるのだが、それはそれで

古民家Cafeのトイレ事情

農家の納屋で細々とCafeを営んでおります。 いつかは田舎の古民家でカフェなぞ開きたいなぁ…と漠然と考えてらっしゃいますお花畑ピーポーの皆さまに、お花畑の民を代表しまして実体験をご披露致します。  カフェなぞ開こうと思えば、メインのお客さんは当然女性かと思われます。男性は付き添い程度、付け合わせのパセリほどと思って差し支えありません。   では、女性客に来てもらおうと思ったら…。 やはり化粧室が快適でなければいけません。いくらオシャレな店内でも、眺めがよくても、映える