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隣で一緒に泣いてくれるような Rain Drops歌リレー3日目

Rain Drops 2nd Anniversary歌リレー。

3日目は童田明治で『雨言葉』

雨言葉 / Rain Drops (covered by 童田明治)

今辛い誰かに寄り添う曲。提供者はあの『カゲロウプロジェクト』を手がけたじんさん。

童田明治はかねてより彼のファンであることを公言しており、彼の曲に救われた過去があると何度も口にしていた。

かくいう俺も青春をじんさんの音楽に捧げたうちの1人であり、俺にとっての音楽は彼の曲だけで良かったような時期もあったため、じんさんは俺が1番熱心に追っていたボカロPと言っても過言ではないかもしれない。

彼の曲は本当に独りぼっちを置いて行かない。

「散々」なら変えたいな
一人じゃないよ
さぁかっこつけないような言葉で
          『如月アテンション』より
君はさ、こう言ったんだ
「孤独だったら、おいでよ」
        『サマータイムレコード』より
『独りぼっち』を壊しちゃおう?ほら!
         『オツキミリサイタル』より

このような数あるじんさんの楽曲の中で童田明治は『想像フォレスト』に救われたと話している。

【IA】想像フォレスト【オリジナルPV】 

この曲に救われた人間が歌う『雨言葉』の重みがわかるか?

「でも世界はさ、案外怯えなくて良いんだよ?」
           『想像フォレスト』より
辛い、辛い、世界を覗いてみてごらんよ
君が想うより小さいはずさ
               『雨言葉』より

はい…。


童田明治は人に寄り添う曲を歌うのがすこぶる上手い。それは彼女が曲に俺たちが座る場所を空けてくれるからである。

「聞いている人に何かを伝えよう」という主張が激しすぎず、あくまで聞いている人の感情にそっと寄り添うだけ。言葉にすると簡単に聞こえるかもしれないが、人の気持ちを汲むことも、その上で「寄り添いたい」と思うこともきっと想像以上に難しい。

童田明治の誰一人置いていかない歌い方はじんさんの独りぼっちを置いていかない曲との相性が良く、これはやっぱり彼女が本当に辛い時に彼の曲に救われたからではないかと思ってしまう。

自分の好きなグループのメンバーが自分の好きなグループを好きでいてくれてうれしい。ソロカバーだけどコーラスでメンバーの声が聞こえることで童田明治はRain Dropsの童田明治になる。

俺や童田が昔じんさんの曲に救われたように童田の歌で、Rain Dropsの曲で、救われる誰かがたくさんいたらいいな。



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