黒鳥を踊る苦悩

バレエ"白鳥の湖"の見所は白鳥と黒鳥、正反対の役を1人が演じることにある

黒鳥オディールは第三幕のグランフェッテ32回転が有名だが、それ故白鳥より難易度が高いとされている

休みは有名な映画を観る時間に使った
「ブラック・スワン」ナタリー・ポートマン主演
アカデミー主演女優賞

10キロの減量の末、挑んだ大役
堕ちていく様は彼女の容姿とバレエダンサーという役も相まって美しかった

レオンから始まりこの映画が彼女の終着点
ブラックスワンの振付師と結婚し公私ともに目的を果たした

狂気にみちた黒鳥はいちばん好きなシーン
いちばん好きな映画かもしれない


スピルバーグの「シンドラーのリスト」という当時の映画賞を総なめにしたという作品を1時間ほど観たが余りに残酷で心が耐えきれず途中で観るのをやめた
彼の戦争映画の射殺シーンが残忍でいつもその時だけは目を背ける

何故、敢えてモノクロで作ったのか、
有名な赤い服の少女の演出など色々と感じ取りたかったけれど明日以降、日が出ている時に観る

人の堕ちる理由は理不尽なものから自身が引き金になったもの様々だけれど最終的には人生も運だなとつくづく思う
でも、判断力と行動力で運は好転できるのも事実

白鳥の湖の振り付けは大翼をイメージし上体を激しく使うのでベテランのダンサーには体力的にきつい、その為に比較的若い世代が主役をつとめることが多いとか
時代は待ってはくれないし、人の心もいつまでも同じとは限らない

私も良くも悪くも今が一生続くわけではない




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