ライター

ライターって何?
とライターの仕事をオススメされた私は思った。
多くの人がライターと聞けば、火をつけるライターを思い浮かべるだろう。
私も執筆作業をする人間でありながら、着火装置を思い浮かべた人間だ。なんという体たらく、であるが。
専門外でライターがどんな触手――いや、職種なのか知る人間は少ないとおもう。
勝手に思っている。もしかしたら知らないのは私だけなのかもしれないが、思っている。

調べると「ライター」とは
なにかに焦点をあて、それについて書き出す職業(意訳)
みたいなことが書いてある。
なるほど、新聞や雑誌に書いてあるのは全てライターが書いたものだったのか、と気づくほど私の認識は曖昧なものだったと愕然とする。
それでライターをして生活を立てようとしていたなど噴飯ものなわけだが、私の認識はそれくらいフワフワしたものだったのだ。
甘すぎる。フワフワしてて甘すぎる。まるで綿菓子である。

さて、話を戻そう。
ライターである。
なにかに焦点をあて、それについて書き出す職業。
ではなぜ書き出すのか。目的をハッキリさせないといけない。目的のない行動は支離滅裂になる。つまり破綻する。文章の綴り手として破綻した文章は作りたくない。プライドというより意地である。
目的――すなわち興味を持ってもらうことである。
読んでもらった文章から、興味を持ってもらうことである。
心に火をつけるのがライターが記事を書く目的なのだ。
なんだやっぱり着火装置ではないか!
ダブルミーニングである。

読者に興味を持ってもらう。
そのための読者の心に触手を伸ばす記事を書く。
なるほど。
とても大雑把だが、ライターに一つだけ理解が進んだ気がするとおもった私なのであった。
願わくば、アチコチに放火できるようになりたいものである。

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