某秋入寮者の手記

この記事は、Kumano dorm. Advent Calendar 2023 23日目の記事です。

これは何

この秋に入寮した人間が、入寮面接を受けてから今に至るまでの3ヶ月を振り返るよー

9月頭:面接

入寮面接を受ける。個室でやるのかと思っていたら食堂だったので驚いた。趣味欄に「移動」と書いていたら面接をしてくれた方に「移動…?」と言わせてしまう。

9月中旬:入居決定

入居OKの電話が来る。数日後に同部屋になる予定の方から電話が来た。緊張しながら受け答えをする。引越し日程などの詳細は部屋の人と話し合って決めるようだ。

9月末:入寮

アルバイト先の店主さんに車を出してもらい、引っ越してきた。あまりに荷物が多く、自分の住むブロックの談話室へ駆け込み「助けてください!」と言ったら屈強な若者たちがゾロゾロと出てきて荷物運びを手伝ってくれた。でも「女子部屋に入るのは気が引ける」と部屋の手前で全員去っていった。ハラスメント対策が染み付いていてすごい。運び込み、一瞬で終了。感謝。

10月上旬:シェアカー

入寮してすぐにドライブに行く予定があったため、大急ぎでシェアカーに加入。運営者にペーパードライバーである旨を伝えると渋い顔をされたが、「教えるから一回運転してみよう」ということで、下手な自動車学校よりも丁寧な講習を受けた。山科のマクドナルドでマックシェイクをドライブスルーし、無事に帰寮。
その後、6人乗れる車(8人乗りしかなかった。デカい!)を使わせてもらうことになったのだが、なんと下ろしたての車だった。そちらの管理者の方に「今から運転してください」と言われ、心の準備ができていなかったがすぐさま運転することになった。「車を傷つけたら許さん」というとんでもない圧を感じながらミスタードーナツまで運転。ほぼ30キロしか出さず執拗に巻き込みを確認、泣きそうになりながらも無事ミスドに到着し、ドーナツをご馳走してもらった。ありがとうございました。
その後の旅行では無事故無違反で車をお返しした。

この時期は意味がわからないほど忙しかった。歯を食いしばり、内定式、授業料免除申請、バイト、サークルの練習、車の運転練習、旅行の下調べ、宿などの予約、大文字登山、引っ越しに伴う諸々の契約整理、山岡家、学園祭の準備、授業、ゼミなどすべてをこなしていた。凄すぎる。代償として眉毛を6分の5ほど失ったが、2か月程で生えてきた。

10月中旬:熊野風邪罹患

案の定、環境の変化・急激な気候の変化・激務により体調を崩す。寮生の友人に話したら「熊野風邪やね」と言われる。ちなみに私は入学時からインターネットに入り浸っていたためほぼ全ブロックにインターネット上での顔見知りがおり、まだ寮内のことがよく分かっていない時期に大変助けられた。ありがとうインターネット寮生の皆さん。まだ行政用ハンネこと本名や3Dの姿を知らない人もいるけれど…。

この時期もありえないほど忙しかったし、しんどかった。心身ともにズタボロだったが、アルバイト先の仕事の納期が迫っていたからである。なんとかゼミの発表もこなしつつ、ヒーヒー言いながら食堂でバイトの作業をやっていた。

10月後半:熊野風邪悪化

体調不良を無視して働いていたら高熱が出た。諸用で滋賀の激安スーパーラ・ムーに行っていたのだが(always with you♪)、帰ってきた瞬間倒れた。コロナかインフルだったらどうしよう、相部屋だから周りに振り撒いてしまう、と気が気でなかったが、検査結果は陰性。ただの「すごい風邪」らしい。マスクを持っていなかったので、泣きそうになりながらブロックのグループLINEで「マスクを、くれませんか」と言ったら、隣の部屋の方が薬とマスクを持ってきてくれた。泣いてしまった。同部屋の方もみかんをくれた。3つも。おいしい。うれしかった。
しばらく体調が思わしくなかったため、ハロウィンも寮でおとなしくしていた。

11月前半:アイドルデビュー

無事に熊野風邪を治し、月初の秋新歓ライブでKMN48としてアイドルデビューを果たした。私の名前が入ったうちわを作ってくれてうれしかった(ありがとう💖)。1週間後のくまのまつりにもなぜか出演することになり、2日で新曲の振り入れをした。努力の結果、なんとか踊れた。友人や同部屋の方が見に来てくれて嬉しかった!おまつり楽しかったし美味しかった。

11月後半:インフルエンザ罹患

11月末に学園祭があり、本業(ダンスサークル)でのステージ出演とKMN48としての出演が控えていた。3日間で計4ステージ、全8曲ほどの出演だ。かなりすごくとても大変である。11月は食堂でずっと踊っていた。そして案の定、学園祭前にもう一度倒れた。今度はインフルエンザA型だった。同部屋の人にうつしたくなかったので数日のあいだ寮から逃亡した。幸い自分の出演日と療養期間が被っておらず期間内に治せたため(頑丈!)、帰京して全てのステージを貫徹した。大変なことも多いが、やはり踊るのは楽しかった。
学園祭で学んだのはSKE48の「パレオはエメラルド」は反戦ソングだということ、AKB48の「AKB参上!」で団結の重要性が叫ばれていること、の2点である。

12月上旬:寮祭、運転、逃亡

寮祭前半
NFが終わるとすぐに寮祭がやってきた。お祭りロスになる暇がないので、嬉しいことである。
1日目:「ディナーショー」に出演、常設企画「卒論王」を主催し始めた。友人が来てくれてうれしかった。「嘘議案コンテスト」に出す議案も同ブロックの方に手伝ってもらって投稿した。しかし、なんとなく心身がまたマズい状態になってきているのを感じた。

2日目:寮祭と関係なく、おいしいイタリアンを食べる予定があったため福知山まで車を運転した。普通の4人乗りの車を予約したつもりが、手違いで軽トラとでっかいバンしか残っておらず、でっかいバンに友人と二人で乗り、あまりの後方スペースのデカさと車高の高さに爆笑しながら往復200kmの運転をやり遂げた。そしてこの日は帰寮したらたまたま、ずっと会いたかった人に会えた。しかも一緒にワインやら日本酒やらを飲みトリッパやおでんを食べ最高の状態になった。利き酒の日本酒を大解放してくれたYさんありがとう。米の味がする日本酒、最高

3日目:死にたくなってきたため(冬にはよくあることである)、寮から逃亡。

寮祭後半
逃亡の結果、心身の状態が上向きになったので7日目から寮に帰り、友人たちの主催する「握手会」を手伝った。6日目の「アナアキズム学習会」行きたかった…。

8日目:東北大の友人たちが仙台から到着。しかし友人H(ギャンブルおでん主催者)がインフルエンザで倒れてしまい、会うことが叶わなかった。悲しい。またあなたのご飯が食べたいよ〜!いつもお疲れ様です。また突発的に会いましょう。しかし、インフル罹患者と同じ車に乗って仙台からやって来たにもかかわらず奇跡的にピンピンしていた友人Kとは無事に会うことができた。うれしい。気の合う友人と過ごすことほど嬉しいことはありません。はるばる来てくれてありがとう。
夜にはまた別の遠い場所から来てくれた友人としこたま日本酒を飲み、シャンパンコール講習会や合法幻覚剤(主催者しかキマらなかった)を楽しんだ。あたたまりやの韓国料理全部美味しかった。なんでみんなこんなにおいしいもの作れるんだ。
そして終電を逃し寮内ヒッチハイクを行おうとしていた友人を送迎してくれたYさん、本当にありがとう。何故か私も乗せてもらっちゃったけど楽しかった!お酒も最高でした。せっかくの機会を奪っちゃってごめんなさい、また今度バーやってほしい〜

9日目:二日酔いのままKMN48として寮祭ライブに出演。二日酔いでもアイドルはできることを学んだ。昼からは「周回走」を主催、参加者の皆様のおかげで大変盛り上がりました。夜も楽しく飲んだ。あと、やる気のないメイドさん(萌え)が売ってくれたたこ焼き美味しかった。

10日目:飲酒が続いたからか、起きた瞬間から心臓の辺りがズキズキと痛み始め、流石にまずいと思って大人しくしていた。昼は友達と真如堂、黒谷さんあたりまで紅葉狩り散歩をした。お寺最高〜
夜は「卒論王」発表会を予定していたが体調不良者が出まくっていたため延期とした。仙台から来てくれた友人Kも結局インフルになってしまい、泣く泣く病院送りに。某所で飲み会が予定されていたが、これ以上飲むと大変なことになりそうだったので欠席。食堂に行くと「七五三」がやっていたので家族写真撮影に紛れ込んだ。
21時ごろからは「人間シャンデリア」で某人を吊り上げた。私の寮祭はこれにて終了である。振り返ってみれば最高の友人と最高の企画と最高の飲酒に囲まれていた。幸せ者である。関わってくれた全ての皆様ありがとう、実行委員の皆さんお疲れ様でした。卒論を書く暇はなかった。

全然関係ないけど、2年前に寮外生として参加したエクストリーム帰寮のブログが出てきたので貼っておく。今年は参加していないのですが、エク帰運営者さん、参加者さん、ドライバーさん、お疲れ様でした。毎年参加者が増しているのかしら、事務作業が大変そう…

12月中旬:卒論

学園祭と寮祭が終わってしまった。同部屋の方に呼びかけて大掃除も済ませた。残るものは何か。そう、卒論である。頑張らないと完成しない。やばい。体調崩さないようにしないと…。

秋入寮の5回生という、なんだお前? みたいな立ち位置の人間ですが、よくしてくださる皆さんのおかげで楽しく生活しています。顔見知りの方が増えてきて嬉しいです。声かけてくれてありがとうございます。留年しないように気をつけます。

寮祭企画「卒論王」、食堂でいつまでも開催中!

↓ 卒論執筆用プレイリスト 見て



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