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私の克服すべき課題①:自己嫌悪マスターベーションの時間を短縮せよ

人生において、ウジウジクヨクヨと自己嫌悪している時間が長い。誇張なく、一人で過ごしているときの5~6割はこうだと思う。「自分のこんなところが嫌だ」「なんでこうなんだろう」「もう嫌だ」「自分なんていなくなれれば」などの言葉で脳内が埋め尽くされる。だから一人でいることが苦手だ。共同生活を志向する理由の一つである。 「自己嫌悪に陥る人」というと「優しい人、真面目すぎる人」のように肯定的に捉えられることもあると思うのだが、むしろその逆で———、大学生活の中で「自己嫌悪は自己中心的さ

    • 私が克服すべき課題④過去の成功に囚われるな

      成功した人間は往々にして傲慢になるし過去のやり方に囚われる、というのは想像に難くないだろう。私にとっての一番の成功体験は高校受験と大学受験である。大学入学まで恋愛もせずSNSも控え、進学校という異様な環境で特大のサポートを受けながら出した結果だ。そんなものがいつまで経っても再現可能なわけはない。しかし私はいつもどこか「あの頃の力が出せるはず」と自分に期待して、でもそんなことできるわけがないので失望する、という無駄なループを繰り返しているように思う。 高校1年生の頃から塾にも

      • 私の克服すべき課題③:褒められに行くな(私を引き受ける)

        幼少期、ひたすらに不仲だった両親の、主に母親の顔色を窺い続けていた。ずっと「私が何かをしたのではないか」「この人たちが仲良くないのは私のせいではないか」と己を責め続けた。物心がついてから両親が別居するまでの10年ほどはそんな感じだった。一人っ子だったこともあり、両親が口論をしている間、不安を共有できる相手も逃げられる場所も助けてくれる人もいなかった。そこには口論と私だけがあった。張り詰めた空気の中、とにかく刺激しないように、怒られないようにする。 「何も理由がないのに責められ

        • 私の克服すべき課題②:すべてはおまえの顔のせいじゃない

          「かわいい」「美人」市場に、入ることすら——評価の対象にすらならないということである——叶わない容姿であった。高校で矯正をさせてもらうまで歯がコンプレックスだったので歯を出して笑うことができず、無愛想だったのも影響している。「ナシ」の人間であった。小中学生の頃はクラスのはじの方でライトノベルを読み、給食の時間にアニソンを流し、家に帰るとニコ動とTwitter(まだ「いいね」ではなく「ふぁぼ」だったしアイコンが四角かった)に張り付いていた。リアルなんてクソだ。リア充爆発しろ。爆

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          某秋入寮者の手記

          この記事は、Kumano dorm. Advent Calendar 2023 23日目の記事です。 これは何 この秋に入寮した人間が、入寮面接を受けてから今に至るまでの3ヶ月を振り返るよー 9月頭:面接 入寮面接を受ける。個室でやるのかと思っていたら食堂だったので驚いた。趣味欄に「移動」と書いていたら面接をしてくれた方に「移動…?」と言わせてしまう。 9月中旬:入居決定 入居OKの電話が来る。数日後に同部屋になる予定の方から電話が来た。緊張しながら受け答えをする

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          孤独と海 - 『違国日記』完結に寄せて

          最近完結した『違国日記』という漫画がある。 主人公の朝(あさ)が、15歳にして交通事故で両親を亡くしてしまうところから物語が始まる。葬式で親戚間をたらい回しにされていたところ、小説家の叔母・槙生(まきお)に引き取られ、新しい生活をスタートさせるのだ。 意図せず孤独になってしまった朝と、孤独を選んで生きる人見知りの槙生は、ぶつかり合いながらも奇妙な二人暮らしを送っていく。 親子でもない、姉妹でもない、友達でもない。朝にとって槙生は「ヘンな大人」であり、ちょうど良い距離感を探

          孤独と海 - 『違国日記』完結に寄せて