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【ヒュージ・リーダーズ】過去のデッキレシピを蘇らせる!禁止カード代替のススメ

最終更新:2024/07/24


はじめに

ヒュージ・リーダーズは5マナ以上のカードのみで構築する統率者戦の変種ルールであり、その歴史は記事執筆時点で5年以上になります。

詳しいルールはこちらを参照。

さて、ルールを読めば分かる通り、ヒュージ・リーダーズでは本家統率者戦に加えて独自に制定された禁止カードが存在します。

このリストは2019年から更新されており、現在では年3回の定期禁止改訂が行われています。

また、2023年からヒュージ・リーダーズにはパワーレベルが制定され、「フレンドリー」のパワーレベルで遊ぶ際には追加で「コロッサル・リスト」のカードも使用できません。

これらはヒュージ・リーダーズを快適に遊ぶための施策であり、間違いなくプレイ体験は向上しているのですが、避けがたい弊害も発生しています。

禁止改訂の影響により、過去に公開されたデッキレシピをコピーするのが難しくなっているのです。

しかし、ヒュージ・リーダーズは様々なプレイヤーが記事やデッキリストを公開して布教に努めた歴史があり、これを埋もれさせるのは非常に惜しいことです。

そこで、この記事は禁止カードやコロッサル・リストに登録されたカードの代替となるものを紹介し、過去の記事を読む一助としたいと思います。

なお、この記事で紹介するカードのチョイスはあくまで私見であり、最終更新日以降のカードは紹介されていないことにご留意ください。

禁止→コロッサル・リストの順に紹介していきます。

禁止カード代替紹介

替えが利かないカードたち

いきなりですが、禁止カードの中には代替も何もないカードが存在します。

  • 《ドリーム・ホール》

  • 《隔離》

  • 《アミナトゥの占い》

  • 《巨智、ケルーガ》

  • 《王神の立像》

  • 《不屈の巡礼者、ゴロス》

  • 5マナフリースペル2種

  • ライブラリーに戻る追加ターン2種

の10枚は性質上代替不能とお考えください。

追加ターン各種

現在許されている追加ターンの中で最も使いやすい《時間への侵入》をおすすめします。

追加ターン連打は原則諦めてください。

もちろん《ゴンティの霊気心臓》《ウギンのきずな》《エルドラージ覚醒》《時間の伸長》などを駆使することで不可能ではないですが、この記事の意図とは外れるので措きます。

《原初の征服者、エターリ》

7マナで4枚のカードを踏み倒す圧倒的性能

前提として、固有色赤緑の統率者としての代替は不可能です。

唱えられる数こそ半分になりましたが、ヒュージにおける他家からの踏み倒しの強さを味わえるカードとして最も近いカードです。

赤いカードで探す場合、効果の即時性と踏み倒す量で最も近いカードは現状《Call Forth the Tempest》になるでしょう。

コロッサルであれば《頂点壊滅獣》が同等の威力を持つカードとして今なお君臨しています。

《具現の技》

最も手軽な3キル発生装置


「対戦相手にもリアニメイトさせる代わりに大量リアニメイト」が可能なカードです。

3体以上を釣れる点ではより優秀かもしれませんが…………。

マナコストおよび「切削してからリアニメイトする」という性質に注目した場合、一徹で唱えた《大釜の贈り物》が代替となり得ます。

黒3マナの捻出が難しい場合には《サモン・アンデッド》をどうぞ。

クリーチャー2体をリアニメイトしたい場合には《末永く》です。

コンボを揃える上ではこちらでしょう。

やや変則的ですが、盤面に2体のクリーチャーを出すだけであれば《とぐろ巻きの再誕》も候補たり得ます。

こちらは場合によっては《具現の技》を超えることもありますね。

コロッサルであれば、《多元宇宙の突破》は爆発力の観点で並びうる存在です。

《呪文詐欺》

明日から2アクション

5マナの打ち消し+アクション獲得という視点で見れば、相手のスペルを奪うこの3枚が最も近いと言えるでしょう。

《嘲笑う呪文乗っ取り》《ゲイルの移し替え》は打ち消されない呪文にも当たります。

こちらは6マナですが、コントロール奪取が確実にできる点で勝ります。

《呪文乗っ取り》は再度唱えられる点において《霊気奪い》に勝る可能性があります。

打ち消しとアクション数の増加の両立としてはこのような選択肢もあります。

コロッサル・リスト代替紹介

替えが利かないカードたち

コロッサル・リストの中にもやはり、代替も何もないカードが多く存在します。

  • 《Mishra's Workshop》

  • 《Bazaar of Baghdad》

の2枚は黎明期の特殊すぎる土地であり、これらの代替は不可能でしょう。

  • 《巨大鯨》

  • 《パリンクロン》

  • 《厄介なキマイラ》

についても、代替は存在しないものと思ってよいでしょう。

また、伝説のクリーチャーのうち

  • 《大渦の放浪者》

  • 《ヨーグモスの息子、ケリク》

  • 《帰還した王、ケンリス》

  • 《雇われの剛力、スライサー》

については、代替するよりコロッサルでお使いいただくほうがよいでしょう。


では、その他のカードの代替をご紹介します。


《始祖ドラゴン》

3ターン目に全知を置いてきます


能力としての《始祖ドラゴン》には代替がいないのですが、ヒュージで使える5色のドラゴン同族シナジー持ち統率者として《始祖ドラゴンの末裔》《ティアマト》の2枚が存在します。

《始祖ドラゴン》ファンの皆様はぜひこれらでのフレンドリー参戦もご検討ください。

マナ加速用土地各種


《焦土》は土地2枚と引き換えに4マナを生み出すマナ加速であり、貴重なフレンドリーのマナ加速土地です。

無色4マナの使い道がある構築では採用を検討できる他、《トロウケアの敷石》や《さびれた寺院》とのコンボも存在しています。

代償として《黒曜石の焦がし口》などで割られると土地3枚を失うことになります。


特定の呪文を多く入れた構築であれば《古えの墳墓》になり得ます。


序盤にはマナを出せませんが、2マナを出すことができます。

6〜7マナの呪文を唱えたいなら有力な選択肢になるでしょう。

《睡蓮の原野》

解禁していいと思います

《水蓮の谷間》はおおよそ相互互換といえるカードです。

《不連続性》などで誘発を踏み倒せなくなりましたが、アンタップインなのを活かして《溺墓の寺院》とのコンボが存在します。

《頂点壊滅獣》

だいたい25マナくらい踏み倒す


打ち消しによる対処が困難かつ、獲得するアドバンテージと踏み倒すマナの両面で《エント最後の進軍》は同程度の出力を持ちます。

続唱とはまったく性質が異なりますが、《絶え間ない飢餓、ウラモグ》も唱えた時点でアドバンテージを獲得する10マナのエンドカードとしては入れ替え候補になり得るでしょう。

《歯と爪》

9マナで勝ちます


3ターンでおおよそ《歯と爪》になります。

パーマネント全般を出せる他、手札に揃っているなら先読で省略可能なのがえらい。

協約することでおおよそ《歯と爪》っぽい何かになります。

既に手札にあるカードを出せない点は困りものですが、ヒュージで20枚見るのは半ば確定サーチです。

嬉しいオマケとして《豆の木のワーム》の姿だけでも見たいときにも使えます。

《セルヴァラの暴走》

「野生」「解放」「解放」「解放」


8マナになりますが、撃てれば《セルヴァラの暴走》と同等かそれ以上に強いです。


やはり8マナかかりますが、統率者が7マナ以上なら《セルヴァラの暴走》程度の出力になり得るでしょう。

実は5〜6マナでも思ったより悪くないです。

《多元宇宙の突破》

めちゃくちゃする


自分の墓地からは釣れませんが、マナコストまで含めて最も近いパワーを持ちます。

切削と引き換えに《徴用》されなくなったのはむしろ強みの可能性もあり。

釣る枚数で見るならなんと5マナで4体釣れる呪文も存在します。

その代償はそれなりに大きいですが、EtBなどを目当てにする分には遜色がありません。

そして、9マナ払えば全部出せます。

《豆の木のワーム》

正確には《豆撒き》がダメ


このカードに関しては3マナにしか代替がないため、上記の緑3マナ加速のうち、採用されていないものとの差し替えをオススメします。

おわりに

以上、過去のデッキレシピを読む際に参考にしていただければ幸いです。

禁止改訂や新カードの追加に合わせて、なるべくこまめに更新していく予定ですが、この記事で足りない部分はヒュージ・リーダーズ村公式Discordで聞いてみることをオススメします。

また、過去のデッキにどんなものがあるか知りたい方は、下記の記事で私の過去の記事が色別に参照できるのでお使いください。

皆さんのヒュージライフがますます充実することを願っています。

それではまた、ヒュージな世界で。

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