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Memories of 「 BE 」(BEが100倍好きになる手引き)



2020年4月17日、“#StayConnected” “#CarryOn”というキーワードと共にYoutubeにUPされた一つの動画から始まり、アルバムが完成するまでの過程を見せてくれた『Log(ON)』シリーズ。 そして、11月20日に発売された『BE』という、私たちに届けられた長い手紙のようなアルバムができるまで、一年を彩ってくれたBTS『BE』の軌跡と、膨大なコンテンツのつながりをまとめました。
企画から楽曲、MV、パッケージまでメンバーの手で作り上げた特別なアルバム『 BE 』が、100倍好きになる楽曲の仕掛けやメッセージを紐解きます。



1. Life Goes On 


 BTSのヒット曲の数々を手がけたPdogg氏がメインプロデューサーとして手がけた楽曲。 冒頭にはSYSツアーから多用されている、発音が曖昧な子どもの声のような音色、そして通常コンガなどのパーカッションが打つであろうビートの一部は口の中で鳴らしている音のように聴こえる。
そうした“ 温かみ ”を感じさせる音作りが、この『Life Goes On』という楽曲を、肩の力を抜いて気軽に聴くことのできる身近な印象に仕上げている。
デジタルな音作りが主流の世の中で、人と人との間に物理的な距離を取らざるを得なくなってしまった今、音を通して聴こえてくる誰かの温度は、聴き手の心に安心感を感じさせてくれるのではないだろうか。

また歌詞やMVはメンバーによるミーティングの中で出て来た、7人それぞれの想いがふんだんに生かされた内容だった。「 世界でどんなことが起こっても人生は続いていくということ、様々な状況の中で直接的な言葉ではなく隠喩的な表現を使って、何か慰めや励ましといった希望みたいなものを込めたい… 」というメンバーたちの想いが、淡々と話すように、静かに優しく紡がれる詩の中に込められている。
ジョングクはweverseマガジンのインタビューで、『Life Goes On』の歌い方について「自分の個性を生かすというより自分の色を少し混ぜるような感覚で歌った」と話していた。その言葉通り癖のない優しく撫ぜるような歌声は、初めて聴いた瞬間の印象こそ薄いかもしれないけれど、日常の様々なシーンで、またはあらゆる感情のどんな時にでも馴染み、そっと寄り添ってくれる楽曲の魅力を、存分に彩っているはずだ。
MVのコンセプト会議では、自由に出かけることができなくなった今の象徴として、自分たちの家で撮影するのはどうか?という意見や、日常と非日常を混ぜていこうという意見で分かれていた。
そんな中で“多くの人々が自由に出かけることが出来ない状況の中、自分たちが外に出て楽しそうにBBQをしている様子を撮影してもいいのか”という話をジミンくんが話していたことがとても印象的だった。 作品の中で伝えたいことの“表現”として、これまでは当たり前だった野外での撮影やコンサートのシーンを入れることが、恋しさや現在とのコントラストになるのだと説得されていたけれど、ジミンくんが危惧したように、いろいろな立場の人の気持ちを想像できる彼らだからこそ、アルバムのタイトル曲である『Life Goes on』の柔らかなトーンが出来上がったのだろう。
そしてジョングクが撮影と監督として参加したMVの“like an arrow”ヴァージョンで、MVのラスト、空に矢が飛んでいくようなシーンが映し出される。
歌詞の中に“青空を飛ぶ矢のように また一日が飛び去るだろう”という英語のフレーズがある。
MVのラストで映し出された空に映し出されたそれは、きっと今、止まってしまったような時間の中で「こんな日々もきっといつものように、まるで矢のように飛び去るはずだよ」…と視覚からも伝えてくれているのかもしれない。


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2. Fly to My Room 


 韓国語で「僕の部屋を旅する方法」というタイトルの通り、自粛期間中のメンバーたちの様子や、世界の変化により改めて気づけたこと、閉鎖的な出来事の中でも考えを変えれば最高の時間を作れるかもしれない…といった話が語られる楽曲だ。

Vliveなどで時おり映り込むSUGAの寝心地の良さそうなベッドやJ HOPEの部屋や作業室に並べられたカラフルなおもちゃなど、ファンならばすぐに頭に浮かぶアイテムたちが曲の中に登場する可愛らしい曲でありながらも、ゴスペルやネオソウルといった洗練されながらもどこか懐かしさを感じるサウンドが、引き続き馴染みある安心感を感じさせてくれる。
 また個人的には、はじめのVerseで感じられたJIMINとVのボーカルの質感の成長が印象的だった。JIMINパートの“今年の全てが奪われて 僕はまだベッドの中”というフレーズや、Vの“出かけたいんだどこかへ どうしようもないよ”というフレーズで、2人が歌い方に変化をつけ、まるで物語を朗読しているように情緒的に歌詞の内容を届ける様子は、LOVE YOURSELFツアーからSPEAK YOURSELFツアーまで、世界中を飛びまわったコンサートを重ねる中で、まるでカメラから自分の姿を見つつ同時進行でパフォーマンスをしているのかと思うほど、日を追うごとに磨き上げられていった、それぞれのソロ曲での演技力を思い出した。 また自粛期間中、色々な人のVliveなどでよく、ジミンが歌の練習をしていて…という話が出てきていたように、ARMYたちに会えない時間にしていたであろう努力の痕跡が、以前よりさらに艶やかに芯を感じさせてくれるジミンくんの色鮮やかな歌声からも感じられた。




3. Blue & Grey 


正規アルバムでは初めてVが中心となって作った楽曲。
この仕事を続けるべきか悩んだ時に作りはじめたというこの曲は、これまでのBTSの楽曲にはないトーンで世界中のARMYたちから愛される名曲となった。

サウンド面もすばらしく、SUGAのラップパート「여전히 모르겠어 서슬 퍼런 블루(今でも分からない 抗えないブルー)」の箇所はビートのキックに合わせてフロウを区切っている。このことからゆっくりと始まり静かに畳みかけるようなラップへ、そして再びビートと共にブレーキをかけていくことで、自然にこの曲に一貫して流れる優しくも物悲しい“憂鬱さ”が演出されている。
その直後の1:18〜の「I just wanna be happier」では、SUGAの声とジンの歌声が美しくクロスすると同時に心臓の鼓動のような音がビートに加わる。キラキラとたゆたうようなピアノの音色も相まって、さざ波のように揺れ動く感情を表現しているようだ。

そしてラップラインのパートが入れ替わるごとにビートの手数が増えることで、テヒョンくんの作った原曲にはなかったラップパートにより、疾走感が加えられ、芸術的センスの高い楽曲に分かりやすさというスパイスが加わったのではないだろうか。 


“遠い、いつか別の日に ぼくが笑えるなら
 話すよ (あの時は)そうだったんだって話を”

この詩の“遠い、いつか”はまさにインタビューで辛かった時期に作ったのだと話してくれた“今”だということもとても感慨深く、ジンくんやジョングクが別のコンテンツで何十年後かずっと先に、いつかアーミーとあの時はこうだったねと話したいと言っていた姿も思い出される。

最後のverseでは、“虚空に漂う言葉をこっそりと拾い集め 夜明けに眠りにつく”といった内容が出てくるが、きっと辛い時期だったであろうあの頃、真夜中や明け方にSNSに現れたテヒョンくんの姿を思い出したファンも少なくはないはずだ。

『Blue & Grey』についてテヒョンくんがこんな話をしていたのが印象的だった。
いつも周囲をよく見ていて細やかな気遣いのできる彼らしい考えがとても胸に響く。

誰かが落ち込んでいる時、どうしたらいいか分からない人に「頑張って」と言うより、「最近、落ち込んでいるね」、「頑張ってと言われても、頑張れない状況なんだね」と言ってあげた方がいいじゃないですか。
「Blue & Grey」も同じです。「いま落ち込んでるよね、僕もそうなんだ、僕たち一緒だね」「僕が今、君の気持ちを話してみようか。君は今、幸せになりたいんだよね。目まぐるしい中、何かが波のようにずっと押し寄せてきてるんだよね」といったことを伝えたかったです。
weverseマガジン インタビューより



4. Telepathy 


SUGAが中心となって作られた楽曲で、アーミーとBTSの関係を歌った楽しい一曲。

この曲はデジタル配信版と円盤でアウトロの長さが違うなど、ファン心をくすぐる仕掛けがあるが、デジタル版を短くしたのは、最近のトレンドを意識して3分以内に曲を収めたかった為らしい。(BE-hind story interviewにて言及)
サブスクが主流になりイントロやアウトロの短い楽曲が増えたが、そうしたトレンドをチェックし、アルバム全体のバランスを見て、曲の分数にもこだわりを持っていたのがプロデューサーチームの誰かではなくSUGA本人だったということにはとても感服させられた。

また、歌詞のJ HOPEパートに出てくる“青い海”とはアミボムの光に包まれたコンサート会場のことだろう。
RMパートの“この星が許してくれる僕たちの距離”という一文の中の“星(韓国語で별)”という単語には他に「特別、違った、変わった」という意味があるが、ダブルミーニングとして捉えると“この特別が許してくれる僕たちの距離”=コンサートなどが軒並み中止になり物理的には離れ離れになってしまったが、現代のテクノロジーにより未だに繋がりを持つことの出来ている私たちファンとBTSの関係を表しているようにも思える。 

またRMパートの“Bibilly Hills”という言葉は韓国語の慣用句“비빌언덕(ビビルオンドク)”という言葉のビビルという音と“언덕(丘)”を英語のHillsにもじって作った造語で、韓国語の言葉通り“頼みの綱”という意味が込められている。
“君の頼みの綱になってもいいかな?君が僕にとってそうであるように”…というかわいらしくも愛のこもったこの一文にある“Bibilly Hills”というRMオリジナルの言葉は、2019年のFESTAで公開された『バンタン屋根部屋』の中の会話に出てきていた言葉だ。
説明がなければ理解がやや難しいであろう造語だが、全てのコンテンツを網羅しているアーミーなら一瞬で気づかないまでも、聞いたことはあったはずだ。
近頃は一瞬で把握し楽しめるものが重宝される風潮もあり、莫大なコンテンツの中でSNSで切り取られた一場面だけを見て楽しむファンも多いかもしれないが、自ら調べたくさんの時間を費やし外国語を学んだ人だけが本質に気づことのできるこの言葉遊びは、RM流のコアなファンへ向けた遊び心たっぷりの愛のメッセージなのではないだろうか?
事務所の戦略により広く様々なファン層を広げていく中で、こうしてしっかりとオタク心をくすぐることを忘れないRMのクレバーな魅力をとても感じる一節だ。

“青い海”の“海”という言葉も言葉通りの“海”ではない。 『LOVE YOURSELF承』の円盤にのみ収録されている『바다(海)』という隠しトラックがある。
何もない砂漠のような場所から、逆境の中で歩んで来た7人とファンと共に作った海、成功したように見える今もまだ痛みに立ち向かわなければいけないという決意。 そうした彼らと共に歩み重ねた時間の先にこのキーワードを受け取るとき、より深い味わいがそこにはあるのだ。 


この曲のタイトルである『잠시』は“ちょっと”という意味で、ちょっと休憩!と言っているみたいな、軽快なこの曲のビートにピッタリなタイトルだけれど、英題が全く違う“Telepathy”になっていることもとても面白い。
 “テレパシー”というキーワードはアルバム制作過程を記録した『Log(ON)』の『2004** BTS』(下記リンクに内容要約あり)というタイトルの動画の中でRMが話していたもので、それをうけてSUGAはファンからもらった手紙のエピソードを持ち出し、曲自体が手紙になったら…と話していた。
RMの「テレパシーとはUFOとかレーザーじゃなくて、自分たちが過ごした時間やお互いに掛け合った言葉なのではないか」という発想が形になった一曲だ。



5. Did-ease 


タイトルの『병(病)』とは職業病のことで、休みなのに仕事が頭から離れない、これまで休む事なく走り続けてきた彼ら(J HOPE)にとっての病をテーマにした歌詞だ。作曲をしたJ HOPEらしさをとても感じる明るく軽快なリズムと、よく聴くと重ための歌詞がソロ名義でリリースされた『HOPE WORD』の世界を感じさせる一曲。 

『Log(ON)』で曲の一部が流れていたが、ホソクくん本人は気づいておらず、意図せずスポしてしまっていたというかわいいエピソードも…。


個人的にはTHE オールドスクールのカラーを感じさせるSUGAパートの“心の病の数だけでも400個かそれ以上あるが、該当しないものは大したことないということ”という一文と“誰かを変えることよりも早いのは俺が変化すること”という歌詞が印象的だった。
“心の病を持つ人が異質なのではない”という励ましともとれる考えや“相手を変えるよりも自分が変われば良い”というSUGAらしい優しさを感じるフレーズだ。
2つ目のフレーズと似たタイトルの心理学の名著があるが、2020年に入って、いつか自分の知識が誰かの役に立てば、と心理学の勉強をしているらしいSUGAの、これまで学んできた知識や、それを受けて変化した新しい考えがここに注ぎ込まれている気がする。 

そしてこの曲の中で最も最高なのは、後半のブリッジから最後のfookへの流れだ。
“Sick&tired〜”から始まるブリッジはジミンくんがレコーディング中に歌った鼻歌が採用されて発展したものだという。
これまで楽曲の制作に関わるのはラッパーラインの3人…というイメージだったけれど、ジミンくんの担当したこのブリッジが、一曲の中で放つアクセントや病を昇華していくかのような強い詩は、聴き手を飽きさせない輝きを放っていて、楽曲制作が出来るのはラッパーラインだけではないというBTSの厚みと今後の伸び代を感じさせてくれる。
ちなみにこのブリッジ部分は、ジョングクも作業をしていたそうで、ボツになったものをweverseで公開していたけれど、それを新しい一曲にしても良いのではないか…と思えるほどの完成度だった。このままお蔵入りすることなく、いつかまた別の形で聴かせてもらえる日が来ることを願っている。 




6. Stay 


ジョングクが作業した個人のミックステープのラストを飾る予定だった一曲。 

冒頭の歌詞はジンくんが書いたもので、 何か参加したくてSUGAの作業室で4時間かけて書いたり消したりしていたそうだ。
コンセプト会議のとき、あまり主張することなくみんなの話をじっと聞いていた姿が印象的だったけれど、決められた物事の中で周囲をサポートしながら自分の役割をこなす、簡単なようでとても難しいことをやってのけるジンくんの真摯な姿勢と飾らない態度が、あの柔らかで切ない冒頭の歌詞に滲み出ている気がする。

またRMパートの
“あの雲が通りすぎた跡に留まっていて
 乾いた唇で君に言うよ 僕はいるよ、いつでも”

…というとても美しい詩のように『Telepathy』と同じく、物理的な距離が離れてしまった私たちへのメッセージが込められた楽曲に仕上がっている。
最後のジョングクのソロは、コンサートが終わり車に乗りこんだジョングクが、いつか世界のどこかの街で、まるでアーミーの姿を探すみたいに外の景色を見ていた美しい瞳や、コンサートの終わりに手を振りながら会場のアーミーたちをじっと見つめていた姿が思い出される。




7.  Dynamaite 


懐かしさの漂うディスコポップサウンドが心地よい一曲。
冒頭にはビートが入っておらず、ジョングクのボーカル、ベース、控えめなキーボードのハーモニーだけのシンプルな構成で始まり、まるで生バンドが演奏を始める前の「肩慣らし感」のようなお洒落さを感じる。 

またビートが始まる最初のRMパートと同様のフレーズが再び繰り返されるSUGAパートでは、1回目にはくぐもっていた印象的なフレーズを奏でる音色が、2回目ではよりクリアな音質に変わり開放感が演出され、さらに新たなギターのリフも追加されている。
2回目のサビ部分も同様に1回目に印象的だったピアノのバッキングにギターが加わり華を添える。 
そして世界中の誰もが口ずさめる単純な「Dynnnnnanana, life is dynamite」の部分からはブラス隊が加わり、さらに華やかなサウンドへと変化していく、これぞディスコポップ!と言える展開が見事だ。 

人は予測のつく展開の音楽を聴くと安心するという説があるが、ジミンソロパートで音楽がやみ、前のSUGAパートで入ってきたギターのリフが再び登場する場面では、同じフレーズの登場により、聴き手にあの時と同じ展開を予感させる…という効果がある。そのことからも最初のサビ部分以上により心地良い気分の盛り上がりを感じることができる構成になっている。
また様々なメロディラインの中でもこの曲のキーになる「Light it up like dynamite 」というフレーズは、唯一全て、シンプルに頭拍で一拍ずつになっていることでも耳に残りやすいキャッチーな音楽に仕上がっている。


『Dynamite』はメンバーやBighitのプロデュースチームが関わっていない楽曲でありながらも “今夜 僕は星の中にいるから 僕の火花でこの夜を照らすのを見ていて”という詩の内容は、先行きの見えない暗い世界で、いつも輝きを見せてくれる彼らへ抱く、私たちアーミーの夢を詰め込んだような詩で、私たちにとってはキラキラと輝いて見える7人にぴったりの一曲だ。



8. We connect


2020年は私たちファンにとってどんな一年だっただろうか。
この世界が今もなおそうであるように、現在も大変な状況の中に置かれている人もいるだろう。世界の悲劇などまるで他人事のように気楽に毎日を過ごしている人もいるのかもしれない。
私たちはそれぞれ違う暮らしの中で、 BTSの音楽に癒され、夢中で追いかけて、ある時は白熱するミーティングに感心したり、ある時は7人のかわいいらしさにくすりと笑って、 時にはおかしなことに、趣味に費やす時間が失われ、追えないことにストレスを感じたりもする。あくせくしながら全力で仕事や家事を片付けて時間を捻出した日もあっただろう。
自分の心を保つためとはいえども滑稽にも思えるあの日常は、振り返って見れば最悪なはずの日々をそれなりに楽しい日々に彩ってくれたようにも思える。


『Stay』に“we connect to 7G”という言葉が登場する。前のフレーズの韻を踏んだ言葉遊びのような一文だが、ナムジュンの言う“7G”とは謂わばテレパシーのことなのだろう。
私たちは彼らの本当の姿を知らないけれど、ふとした彼らの表情や行動に心に引っかかりを感じるとき、少し先の未来で音楽やコンテンツを通して明かされたその打ち明け話は、当時の勘と不思議と当たっていたりする。(『Blue&Grey』がそうだったように)  
例えば夕飯が偶然同じだったとか、同じドラマにハマっているとか、日記に書いたことと同じ言葉を少し後で推しの口から聞いたりする、当たり前に起こり得る偶然のようで、なかなか起きないこの不思議な出来事の数々は、きっとすべてテレパシーなのだ。

同じ時代を生きているからかもしれない。
だけどそれだけじゃないかもしれない。
“本当の心は本当の心にだけ伝わる”のだと、私の好きな別のアーティストが言っていた。
心を開いた分だけ感じられる喜びとつながり、きっとそれが、7Gでconnectする状態であり、テレパシーというものなんじゃないだろうか。 

2020年を悲しみや不安から掬い上げるように彩ってくれた、たくさんのプレゼントは、私たちの心の中にしっかりと刻まれている。 
ここから新たに、彼らとの思い出を積み重ねていく人もいるだろう。もう充分すぎる思い出を抱えて、これからも共に過ごしていく人もいるだろう。

『BE』は、この瞬間を共に過ごした誰もが、いつか忙しない日常の中に埋もれ忘れたとしても、あの真っ白い箱から、再び大切な思い出たちを取り出したとき、きっと私たちにまた、新しい温もりをくれるだろう。
それはまるで、懐かしい友人や大切な誰かからもらった手紙のように。



〰 BE の思い出 〰


2020年4月17日から始まった『BE』関連コンテンツをまとめました。
(下記画像内のコンテンツの他にVliveにてカムバックスペシャルが2本公開されています。)

写真 2021-04-04 13 34 03

BTS公式チャンネル再生リスト

・Log(ON)

https://youtube.com/playlist?list=PL5hrGMysD_Gtxnb_bal4-ZlUNOgwPqU3p


・BE (パフォーマンス、インタビュー等)

https://youtube.com/playlist?list=PL5hrGMysD_Gvw9rt0rT4vbGP02VIuO4er


BE 収録曲日本語訳(Skit以外全7曲分)


『Log(ON)』(計24本)の動画の要約はこちらから↓



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