全然起き上がれないSUNDAYみたいな失恋した

口付けはしてないけど。
20歳にして初めて"振られる"形での失恋をしました(今までは自己完結的な失恋)

出会ったのは就活イベントで、グループが一緒だった同い年の他大学の男子。(ここ見てないよね？？)

他のグループよりもなぜかかなり打ち解けて、イベント終了後もグループLINEで雑談や通話などをたまにする仲だった。

とある事がきっかけで個人でのLINEが始まり、気づいたら2人で遊ぶ約束をしていた。この時は相手に気になる人がいたので友達の認識だった(その気になる人には彼氏がいたのが判明し、遊ぶ時にはまっさらな状態)

初デートの日、2人でたくさん話をして、優しくて気遣いができるところや行動力があるところ、自分と違う考えでも受け入れて真剣に話を聞いてくれるところなどの良いところが見えて、この人とずっと一緒にいたいという気持ちが生まれた。ドキドキするわけじゃないけど、安心感があった。

デートをした次の日から、ほぼ毎日LINEをしたり、時々電話をするようになった。

私の大学の文化祭に来てくれることになっていた。友達と来ようかなと言っていたが、彼は1人で来てくれた。差し入れで手作りのクッキーをくれて、一緒にステージを見て、写真を撮った。

その後も学校終わりに会ったり、LINEや電話をする毎日が続いた。

ある日の電話で、「俺のこと好きになりそう？」「可愛い」「もっと甘えてほしい」などと言われた。私は「今日いつもと違くない？どうした？笑」とか適当にあしらいつつも、実は両思いになれて、アプローチしてくれてるのかもしれないと期待した。LINEもなんだか付き合う前の会話みたいなことをしてた。一瞬たりともキュンした。

また大学終わりに会うことになっていた。ミスドの新作を食べる約束だった。付き合う前には男の人の家には行かない主義だったけど、雨だったからやむを得ず家におじゃました(何も変なことはありません。ドーナツ食べて解散)
彼氏がいたことない私に対して、「俺が今後の〇〇の恋愛のベースになると思うんだけど」
家までの道を覚えられないから1人じゃ帰れないと言ったら「1人で帰る帰らない以前に、家の場所は絶対覚えてほしい」
まるで付き合うことが約束された言葉を言われた。

私は浮かれて、ヒールで疲れたからゆっくり歩きたいと言った。ほんとはそんなに疲れてなかったけど、ちょっとでも長く一緒にいたかった。
「手使う？」と言われたので、近くのコンビニまで初めて手を繋いだ。ドキドキはなかったけど、しっくりきて安心感があった。この人だ！って思った。と同時に、彼も私と同じ気持ちだったんだと嬉しかった。

その2日後、友達としてしか見れないかもしれないと言われ、振られた。
次のデートの予定の1週間前だった。

手を繋いだ時ドキドキを感じなかったと言われた。
彼は恋愛に対して安心よりドキドキを求める人だった。こんなの本能的なものすぎて、私にはどうしようもできない。あの時手を繋いだのは、繋いでみてドキドキするか確かめてから私との今後を考えたかったからで、両思いだったからというわけではなかった。

女の子らしい可愛げがほしいと言われた。可愛げがないというわけじゃなくて、彼の求めてるものと違ったらしい。
褒められても恥ずかしさからそっけなくしちゃったり、素直になれなくていつも一人反省会していた私にはかなり刺さった。不器用なのは自分が一番分かってる。付き合ったら素直になろうと思ってたけど、もう遅い。

他に気になってる人がいると言われた。意味がわからない。いつから？あの時点ではどうだったの？

君が悪いわけじゃない、これは自分の気持ちの問題だと言った。

まだチャンスがあるなら好きでいたいと言ったら、気になってる人がいるし、キープみたいになるから他にいい人を見つけてほしいと言われた。そんなこと言われたら引き下がるしかなくて、どうしようもできない。

私がちゃんと切り替えられるように、彼は自身の悪い部分を教えてくれた。
彼は誰かと付き合ってない状態なら、色んな女の子と遊んでもいいと思うような人だった。手を繋いだ翌日には他の子とドライブして、家にもあげたと言った。もちろん浮気したわけじゃないし、付き合ってないから約束もなんもなくて、他の子と遊ばないでなんて言う権利はないけど、私はそれを受け入れられる価値観は持っていなかった。ちゃんと切り替えられそう。これを聞く前までは友達でいたいって言ったけど、しばらくはちょっとだめかもしれない。

電話で本気で落とすって言われたから、落ちたら落としたままじゃなくて、ちゃんと拾ってねって言った。言ったのに、元の場所に戻されてしまった。

彼はレディーファーストに慣れていたけど、いろんな子とデートしてるわけじゃないと言った。あの時の甘い言葉は、恋愛として見れる余地もあったけどからかいの意味も正直入っていたと言われた。私の気持ちを知っていながら、私とは違う思いで手を繋いだ。まだ付き合うかどうか決めきれてなかったのに、付き合う前提みたいなことを言った。

友人や先輩にこの話をしたら、みんな彼をクズ男だと言った。私も、友人の話としてこの話を聞いたら同じ感想を持つと思う。マジこのまま許せない。許せないけど、尊敬から生まれた好きだったから、簡単には彼のことをクズとは思えない自分がいる。これを表すいい感じの言葉が欲しい。

振られた1週間後は、服を見に行く予定だった。初デートで行けなかった美味しいオムライスの店のリベンジも、彼の家でお菓子を作る約束も、スタバで一緒に作業する約束も、日付を越す電話も、全部無くなった。
彼の誕生日付近には、私が考えたデートプランでおもてなしするはずだった。そこで告白するつもりだったけど、それも無かったことになる。

勝手に信じて、勝手に膨らませ、勝手に彼のことを独占してた。こっちは両思いだと思ってたけど、彼からしたら「まあちょっとは恋愛としてアリ」くらいでしかなかったんだと思う。バカ子ちゃんだったから、からかいの意味も入った甘い言葉の真意に気づけなかった。いつもの私なら疑っていたのに、両思いのサインだと信じた。彼は私に盲目すぎだと言ったけど、その通りだった。

個人でLINEを始めてから1ヶ月ちょっと、好きになってから3週間の出来事だった。ずっと大事にしたいと思ってた縁なのに、自分で壊しちゃった。

振られた理由が本能的なものだったし、どうしようもできなかった部分もある。でも、もっと会話を盛り上げたり、素直になるところはなるべきだった。これは反省。

あまりにも短すぎた恋だったけど、ちゃんと人を好きになれた。今までどこか冷静に恋愛をしていて、恋に盲目状態になれる人が羨ましかった。そんな自分でも盲目な恋愛ができたのは、最終的には辛い結果になったけど、嬉しいことでもあったのでここに残しておきます。

改めて全部書いてみると、全然起き上がれないSUNDAYすぎて、、、
口付けはしてないし、性格は最悪、とまでは言いたくないけど。
つんくさんってすごいなーーー。