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#小説
【小説】サクラを散らすあなたを
あなたが、突然髪を短く切ったあの日。
私は、あなたへ向ける気持ちに、名前をつけた。
「短くなっちゃった!……どうかな?」
「どうかな、って……どうしたの」
私の幼なじみ、ヨシノ。
「いつ切ったの?」
「昨日の、夜」
「夜?部活終わりに?」
「うん」
「自分で?」
「う、うん」
「にしては綺麗すぎない?」
「いや、あのね、自分で切って!その後美容室に行って整えて貰ったの!」
あなたが、突然髪を短く切ったあの日。
私は、あなたへ向ける気持ちに、名前をつけた。
「短くなっちゃった!……どうかな?」
「どうかな、って……どうしたの」
私の幼なじみ、ヨシノ。
「いつ切ったの?」
「昨日の、夜」
「夜?部活終わりに?」
「うん」
「自分で?」
「う、うん」
「にしては綺麗すぎない?」
「いや、あのね、自分で切って!その後美容室に行って整えて貰ったの!」