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未来が近づいてきてる(2022/07/02土)

用事で下北沢駅に行ったら、AI搭載のロボット駅員がいた。

営業主任らしい。ロボットも結構出世してるのか。

台座に据え付けられているタブレット端末を操作したり話しかけたりすることで、駅構内のサービスや下北沢駅周辺の観光などを案内してくれるらしい。

正直なところ「人型の必要性ある…?大型の液晶ディスプレイとかでもよくない?」とも思ってしまったが、こういうのはロマンだと思う。
人型ロボットを置いたほうが目を引けるのかもしれない。現に、ただの液晶だったら私が写真を撮ることもなかったような気がするし。

最近は配膳ロボットみたいなのが実用化されているらしく、Twitterではこんな話が話題になっていた。

ちょっぴりポンコツなロボットに振り回されつつも共同作業をするお姉さん。誰もが妄想しているサイバーな近未来が現実になったみたいで素敵な光景だ。

ロボットといえば、アシモやペッパーみたいな人型ロボットも思い浮かぶ。

人型ロボットの歴史は意外と深く、1928年頃にはすでに研究が行われていたんだとか。しかし、複雑な構造をした人型ロボットを動かすのは難しいうえに、工業などの分野においてロボットが人型である必要性も無かったため、人型ロボットは専ら娯楽のために用いられるばかりだったらしい。

飲食店の受付等ですでに実用化されているペッパーですら、事実上の機能はチャットボット搭載式の移動型タブレットといったところで、真に実用的な人型ロボットは未だ存在していないといっても過言ではないのかも。

仮に人型ロボットを動かす技術的なハードルが無くなったとして、ロボットが人型である必要性ってあるのだろうか。

飲食店での配膳に関しても、人型のロボットがスタスタ歩いて食べ物を運んでくるよりも、円柱型でネコミミ付きのロボットがスイーッとやって来る方が可愛い気がする。
スター・ウォーズに登場するロボットに関しても、見た目だけで言えばC-3POよりもR2-D2やBB-8の方が可愛いし…。(コレに関しては人型であるかどうかというよりもC-3POの妙に生々しいデザインが祟っているだけなのかもしれないけど)

「不気味の谷」なんて言葉があるように、中途半端に人間を模したロボットを作るよりも、人型じゃないものを作った方が見た目に親しみが持てるような気がするんだよな。
だからといって「不気味の谷」を通り越すくらいの再現度を実現されてしまうと、見た目に親しみを持つことはできようとも、人と見分けのつかないロボットがあるという事実そのものに不気味さを感じてしまいそう。

あんまり人型ロボットの技術が発展しすぎても、リアル『ブレードランナー』とかリアル『デトロイト』みたいな世界になりそうでちょっと怖い気もする。
もちろん、人型ロボットの技術が進めばよりよい義手や義足みたいなものが作れるようになるだろうし、技術が進歩するのに越したことはないんだろうけど…。

なんだかんだ言っても、こういう「SFが現実になったようなニュース」にはやっぱり心が躍る。色々と漠然とした不安はあれど、ロボットやAIの技術が今後どういう風に進歩していくのか楽しみだ。

終わり

美味しいご飯を食べてあったかいお風呂に入ってぐっすり寝ろ