見出し画像

2020年のアジア開発途上国経済成長

9月15日、アジア開発銀行は「アジア経済見通し2020年改訂版」(Asian Development Outlook 2020 Update: ADOU 2020)を発表した。
報告書によると、アジアの開発途上国経済は、今年約60年ぶりのマイナス成長でマイナス0.7%となるものの、この地域が新型コロナウイルスのパンデミックによる経済の悪化からの回復の兆しが見えることから、来年には6.8%まで回復が見込まれるとされる。
 アジア開発途上国の今年のインフレ率見通しは、依然として原油価格が低水準であることや需要の低迷により、4月時点の3.2%から2.9%に下方修正されている。2021年のインフレ率は、2.3%とさらに低下する見込みである。

 このアジア経済見通し2020年改訂版では、特別テーマとして「不安な時代の健康(Wellness in Worrying Times)」を取り上げ、新型コロナウイルスによる心身の健康被害からの回復など、健康の重要性について考察している。この章では、地域各国が豊かな健康に関する伝統を生かし、政府によって適切な政策が推進されれば、健康増進をインクルーシブな経済成長のエンジンとすることができると論じている。

詳細はアジア開発銀行HPより


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?