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「キャリアのコンパスを得た3か月」

石塚沙葵
早稲田大学 法学部


やりたいことが定まらず
法曹界以外の世界に目を向ける

 identity academyに入る前、私は弁護士を目指し司法試験の勉強をしていたザ・法学部生でした。しかし、これが本当に将来やりたいことなのか?という気持ちが生まれビジネスの世界も知りたいと思ったことからIAに入りました。大学2年の春、やりたいことも、やりたいことの見つけ方も分からない学生でした。キャリアプランが定まっていないことに焦りつつも、大した行動力もなく何もせずにいました。そんな行動力がない私にもできた唯一のことがidentity academyのESを出してみることでした。

主観と客観のバランスを体感

 identity academyに入る前と卒業した現在との1番の変化は主観と客観を意識的に行き来できるようになったことです。私はこれまで進路など人生における意思決定を”なんとなくの感覚”で行ってきた自覚があったので自分は主観に寄り過ぎだと自己分析していました。なので、客観的な視点を取り入れることが課題でした。

 identity academyに入り、それまでの大学生活とは一変し様々な情報が入ってくるようになりました。森山さんを初めとする理事の方々からの専門的な金融知識、トークセッションでの様々なゲストの方々からのキャリアのお話、ゼロ知識だった私には全てが新しいことで毎度の授業後は頭の中が限界まで水を吸ったスポンジのようになっていました。多種多様な情報が押し寄せてくる中で、得た情報をいかに自分の主観と掛け合わせていくかを日々考えるようになりました。IAの活動中は、聞いた話を自分に置き換えてみることを意識的に行っていました。identity academyで体得した客観的な情報を自分の主観に取り込む思考方法は今後の人生においてずっと使っていきたいと思います。

 また、様々な方の講義を聞く中で、好きなことへの熱意など主観的な感情が成功に欠かせないことも実感しました。客観的情報で固められているように感じていたビジネスの世界も人の感情が左右することが多々あると知り、客観的情報に囚われすぎず、自分のキャリアを自分で構築したいという思いが強まりました。

インプット✖︎アウトプットの学びによって広がった世界

 三ヶ月を終え、改めて振り返るとIAに入る前の自分はキャリアのコンパスすら持っていなかったと思います。identity academyでは各分野の最先端を走っている方々から話を聞くことで自分が知らなかった世界を垣間見ることができ、充実したインプットができました。また、identity academyではただ講義を受けるだけでなく、受講生が主体的に発表する場がたくさん設けられています。場数を踏むごとに、他の受講生や理事の方々から様々な評価を受け、自分が思っても見なかったことが実は得意分野だったり、今まで興味を抱いていなかったことが好きなことだったりとアウトプットを通して発見が沢山ありました。インプット✖︎アウトプットの学びを通して視野が広がり自分のキャリアの選択肢が一気に増え、コンパスを手にすることができたと思います。

 様々な学びを得た現在、私のコンパスは日々いろいろな方向をさしてグルグルしています。井の中にいた蛙が広い海を見渡している気分です。しかし、identity academyでの全ての活動を通して大海を進んでいく術を学んだ今、進路がグルグルしていることに対してネガティブな感情はなく、むしろ自分のキャリアは自分で決める、ということに対してとてもワクワクしています。

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