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「早い時期にIAと出会えたことに感謝」

村松のりあ
慶應義塾大学 法学部 政治学科


 私は、Identity Academy(以下IA)に4期生として学ばせていただきました。大学2年生での参加ということで若干の気後れがありましたが、IAを卒業してみての感想は「早く参加してよかった!」このひと言に尽きます。
 今回このnote記事を書かせていただくにあたり、改めて今までの講義を思い出したり、自分のメモをみたりと、IAでの4ヶ月を振り返りましたが、毎回、森山さんをはじめとした各分野のプロフェッショナルの講師の方々から直接お話をしていただけたことはこの上なく貴重な機会であり、また今後の進路を考えていく上で大学2年生という早い段階で参加できて本当によかったと改めて実感しています。

【大学1・2年での参加をオススメする理由】


 1. 「主観と客観の重要性に気づくことができた」
 
 
講義の良さだけでなく、濃密なワークが数多くあることもIAの大きな魅力だと思います。このワークによって、私は「主観と客観の重要性」に気づくことができました。

 金融の世界に興味はあったものの、自分には未知の領域であったポートフォリオ運用の実践を通して、より「主観と客観の重要性」を実感しました。実際に投資というアクションを行う前の、銘柄選定がその一つです。「社会の動向から未来を予測して〇〇の株価が上がるのでは?」という超主観的な考えしかなかった初心者の私でしたが、本来は、定量的かつ客観的なデータが必要不可欠であり、それらを前提とした仮説を立てて銘柄を検討していくことが大切であるということを学びました。

 また、自分の身近にある課題の発見を通してその課題解決のためのビジネスプラン作成を行うというもう一つの大きなワークがありました。社会の需要ばかりにとらわれるのではなく、自分が解決したいという強い思いや意思といった主観的要素が、プランそのものの出来を大きく左右するということを実感した次第です。

 こうしたワークによる実践的な経験を通して、主観と客観を行き来することの重要性を、身をもって体得することができたと思います。残りの学生期間だけでなく、今後の長い人生の各フェーズにおける意思決定のためにも重要な基礎を学ぶことができたと確信しています。

 2. 「思っていた行動が実際の行動力とは違うことに気づけた」

「アクションを取らないこともリスクテイクになっている」というフレーズは、今までリスクマネジメントについて1ミリも知らなかった私にとってはとても新鮮な考え方でした。4ヶ月の間に各業界から来てくださったゲストスピーカーたちのビジネスやキャリアのお話を聴いていて、全員に共通していたことは、圧倒的に“スピード感を持って行動を起こしていること”だと思いました。実際に、自分が行動的になっていると思い込んでいたことがまだまだ行動に移してすらいない状態であることを認識させられ、自分自身をもっともっとアップデートしていかなければならないのだと気づくことができました。

 3. 素敵な仲間たち(先輩たち)に出会えた

 はじめてIAの会場に足を踏み入れたときに、間違えた会場に来たのかなと感じてしまうくらい自分より年上の方ばかりいる状況に驚きました。大学を既に卒業していて入社直前の方、大学院で研究している方などなど…。まさにダイバーシティの極致だと思いましたが、大学にいて友達と過ごしているだけでは出会えることがないような人たちばかりでした。そして、彼らに共通していることは、みんなそれぞれ自分のパッションを持った学生たちであるということです。
 
 最初は「年上ってなんかすごいな!話が合うかなぁ?」という感情でいましたが、4ヶ月の講義を終えた今、すごい先輩たちという印象は薄れ、一緒に頑張れる仲間としての印象の方が強く残っています。年下である私にも対等に付き合ってくださる方々ばかりでしたので、私自身も年齢に関係なく関係を構築することができました。もちろん、分からないことがあれば何でも教えてくれる本当に優しい人たちばかりで、大学2年である私に学生時代に何を大切にするべきか、パッションをどう持ち続けていくのかなど、多くのことを教えてくれました。本当に素敵な皆さんに尊敬の念しかありません。

 こうしたかけがえのない素敵な人たちに出会えたことも、IAに入って得られた大きな収穫です。


【これから先の世界が広がった4ヶ月間】

 IAで過ごした4ヶ月間はとてもとても濃密な時間でした。金融に関する知識も経験もない大学2年生として参加することに最初は不安を感じていましたが、この4ヶ月を終えた今もっと早くIAを知っていたかったと思います。でも大学2年生という早い時期にIAを経験できたことで、広い視野を持ってこの先の3年・4年生を過ごせますし、社会人になってからの働くイメージも少しわかった気がします。行く先の世界が大きく広がったような気がします。

 大学2年生としてIAに参加した者としてはっきりと伝えたいと思います。大学1・2年の早い時期での参加を強くオススメします!



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