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猫の甲状腺機能亢進症のサイン8選+発症してからの食事管理を徹底解説します!

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みなさん!こんにちは!
今回は「甲状腺機能亢進症」のサインについてシェアしたいと思います!
甲状腺機能亢進症はシニア猫の約3~4%が発症していると言われている、なかなかメジャーな病気です。
しかも猫の死因でほぼ毎年TOP10をキープしています。
さらに予防法もありません。
ということで飼い主さんにできるのは甲状腺機能亢進症のサインを知っておくことです。
サインを知っているおかげで早期発見できたという事例も珍しくありませんので、いざというときに備えたい方は最後までご覧ください!


第8位~第5位

甲状腺機能亢進症のサイン、第8位は「嘔吐・下痢」です。
嘔吐や下痢はいろんな病気のサインになりますが、それは甲状腺機能亢進症のサインかもしれません。
ちなみに猫が嘔吐・下痢をする原因はこんな感じです。

・甲状腺機能亢進症
・慢性腎臓病
・糖尿病
・食事

・アレルギー
・リンパ腫
・膵炎
・炎症性腸疾患
・感染症
・胃腸炎
・大腸炎
・薬の副作用
・ストレス

甲状腺機能亢進症のサイン、第7位は「呼吸が速い」です。
猫で呼吸が速くなるのは異常ですので、すぐに気づくと思います。
猫の身体に手を当てれば簡単に分かりますね。
ちなみに猫の呼吸が速くなる理由はこんな感じです。

・甲状腺機能亢進症
鼻炎
・気管炎
・気管支炎
・結膜炎
・ストレス
・その他

甲状腺機能亢進症のサイン、第6位は「脱毛・毛並みが悪くなる」です。
脱毛は文字通り、毛が抜けることなのですが、甲状腺機能亢進症のサインでもあります。
ちなみに猫が脱毛や毛並みが悪くなる原因はこんな感じ。

・甲状腺機能亢進症
・シニアになった
・慢性腎臓病
・アトピー
・ノミアレルギー
・ツメダニ症
・耳疥癬
・腸内寄生虫アレルギー
・細菌感染
・皮膚糸状菌症
・ニキビダニ症
・性ホルモンの失調
・ストレス

甲状腺機能亢進症のサイン、第5位は「多飲多尿」です。
多飲多尿って言うと腎臓病のイメージが強いかもしれませんが、それは甲状腺機能亢進症のサインかもしれません。
ちなみに、猫が多飲多尿になる原因はこんな感じです。

・甲状腺機能亢進症
・慢性腎臓病
・糖尿病
・高カリウム血症
・ストレス
・その他

第4位~第1位

甲状腺機能亢進症のサイン、第4位は「食欲増加」です。
甲状腺機能亢進症とは、甲状腺のホルモンが発達してしまう病気のことです。
言い換えると、常に興奮している状態のことです。
なのでいつも以上に食欲が増加したら異常と判断していただいて問題はないと思いますが、空腹なものと見極める必要があります。
なので、気になったら動物病院に行かれることをオススメいたします!
ちなみに猫の食欲が増加する理由はこんな感じです。

・甲状腺機能亢進症
・避妊・去勢を終えた
・ストレス
・その他

甲状腺機能亢進症のサイン、第3位は「落ち着かない」です。
内分泌疾患でも興奮することがありますが、もしかしたら、それは甲状腺機能亢進症のサインかもしれません。
ちなみに猫が興奮する理由はこんな感じです。

・甲状腺機能亢進症
・遊んでいる
・ストレス
・その他

甲状腺機能亢進症のサイン、第2位は「元気」です。
これは甲状腺機能亢進症の代表的症状のひとつで、シニアの猫が元気になるパターンです。
飼い主さんはよく
「年とったらすっごい動くようになったな~」
で片付ける人が多いですが、シニアで元気になったら様子見は絶対にNGとなります。

甲状腺機能亢進症のサイン、第1位は「よく食べるが体重減少」です。
これは第4位の「食欲増加」のパワーアップバージョンですね。
とてもよく食べるのに体重が減っていくのは異常事態です。もちろん放置はNGです。
いずれにせよ、この症状が起こった時点で緊急事態です。すぐに動物病院に行きましょう。

食事管理

次は甲状腺機能亢進症になってからの食事管理について解説しようと思います。
実は、甲状腺機能亢進症専用の療法食があります。

療法食

それがこちら。
甲状腺ケア通称y/dケアです。
言わずと知れた有名メーカー「ヒルズ」の商品です。

画像:アマゾンより
画像:チャームより

ということで、いつも通りズバズバ解説していきます!
まずはドライフードです。

原材料・成分チェック①

コーングルテントウモロコシ、動物性油脂、エンドウマメ蛋白、小麦、全卵、亜麻仁、ポークエキス、魚油、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、L-カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

糖質 31.5%
たんぱく質 31%
脂質 19.5%
粗繊維 2.5%
灰分 7.5%
水分 8%

原材料の引用:ヒルズより

原材料と成分はこんな感じ。
米や小麦などの穀物ががっつり入っています。
でも療法食の目的は、病気を治すことや緩和なので問題ないです。
これが療法食じゃなかったら問題ですけどね(笑)
糖質も意外に高くないです。
穀物入りのフードは糖質が高くなる傾向があるので、珍しい例だと思います。

続いてはウエットフードです。

原材料・成分チェック②

ポーク、チキン、トウモロコシ、動物性油脂、チキンエキス、セルロース、魚油、酵母、ミネラル類、アミノ酸類(システイン、タウリン、メチオニン、リジン)、ビタミン類(ビタミンE、ビタミンC、ベータカロテン、他)、増粘安定剤(グァーガム)、カルニチン

糖質 4.5%
たんぱく質 7.0%
脂質 5.5%
粗繊維 2.5%
灰分 2.5%
水分 78%

原材料の引用:楽天市場より

ドライフードよりバランスは良く、比較的シンプルですね。
糖質も高くなく、非常に素晴らしいです。

ED

以上、甲状腺機能亢進症のサインと発症してからの食事について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
甲状腺機能亢進症はもうなるものとして考え、知識をつけているとより早く病気に気づけるようになります。
この情報がお役に立てたら嬉しいです!
それではまとめです。

まとめ

ー甲状腺機能亢進症のサインと発症してからの食事管理ー

〈甲状腺機能亢進症のサイン〉

第8位 嘔吐・下痢
第7位 呼吸が速い
第6位 毛並みが悪くなる
第5位 多飲多尿
第4位 食欲増加
第3位 落ち着かない
第2位 元気
第1位 よく食べるが体重減少

〈発症してからの食事管理〉
・専用の療法食を使う
・メジャーなものはヒルズの甲状腺ケア
・ドライフードとウエットフード、どちらも穀物は入っているが、療法食なので問題はないと思う。

それではまた次回のブログもお楽しみに~。

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