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オフライン読書会に初参加した話と3月読書会告知
最近はよく動物が本を読んでいる姿をAIに生成してもらっています。プロンプトとか全然いじらないですが、結構かわいいのできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677396387178-Eac9fVdFqQ.png)
オフライン読書会に初参加
タニモクというワークショップで、オフラインで人に会うという目標を立てたので、読書会と絡めてオフラインの読書会に初参加してきました。
1テーブル7人くらいで各自持ち寄った本を紹介するスタイルです。いつも30分読んでシェア〜という形だったので、人に本を紹介したりお勧めするというのは初めてで、どう紹介するか悩むのも楽しい時間でした。
「読んでいない本について堂々と語る方法」
私が紹介したのは、昨年読んで面白かった、「読んでいない本について堂々と語る方法」です。
著者のピエール・バイヤール氏は文学を教える大学教授であるのですが、仕事柄、読んでいない本についてのコメントを求められたり、学生からも話題の本や名著についての質問を受けることがあって日常的に苦しい立場にあるとのことで、まさに、この本を書くのにうってつけの人物です。
本にはいくつか規範があり、本というものに対しての価値観を形成しています。例えば、
名著読むべし
通読すべし
読んでいない本について語るべからず
というような規範です。これらの規範から本が過度に神聖化された結果、学生が、本を書く、作家になるという発想が制限されていると主張します。
創造するということを教えるのが教育であり、読んだことのない本について語ることはむしろ、読んだことのある本について語るより創造的であるという彼の言葉は、笑ってしまうような暴論ですが、そこに彼の教育者としてのメッセージを感じてしまいます。
内容としては主にフランスの作品(夏目漱石の著作についての言及もあります。)や批評家のエピソードを取り上げて、いかに本が読まれずに堂々と語られてきたかを論じていきます。元の作品を知らないので、若干読みづらくはあったのですが、、大真面目にこんな主張を展開する様そのものがそもそもコミカルなので、気張らず読み進めることができました。
序文がまさに「読書にまつわる規範を打ち破らんとす!」という感じで痛快なので、電子版がなく、試し読みを読んでいただけないことが残念です。
3月読書会のお知らせ
ここからは、吉日IO・ブッククラブの3月の読書会のお知らせです。
「ストーリーが世界を滅ぼす」
課題本は「ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を操作する」です。
世界が物語で作られている=物語世界という言葉は学生の時に何かのテキストで読んだ以降引っかかっていたので、かなり楽しみにしています。
吉日IOブック・クラブへの参加はこちら
毎月課題本ありの読書会(夜)や、各自好きな本を持ち寄ってシェアする読書会(朝)を開催しています。ご参加希望の方はpeatixからどうぞ。
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