見出し画像

痔瘻の入院手術リアルタイム③入院初日から手術数日まで


手術日の前日、午前10時から入院。

病院に着くと、当日までに書き溜めていた、入院の手続き書類を提出しました。

限度額適応認定証は入院費用を軽減できる制度ですが、入院前に、区役所で取得し先に提出を済ませていました。

限度額適応認定証は、保険証があればその日に取得可能でした。

書類を提出した後は共同部屋やシャワールーム、簡単な設備の説明などうけ、入院を開始しました。
因みに個室は保険外の別料金12000円です。基本大抵の方は共同部屋だそうです。

看護婦さんはとても親切な方ばかりで、安心できる病院で良かったと思いました。

コロナ期間ということもあり、完全に外出禁止、決められたフロア以外への出入り禁止、面会も禁止という感じでした。


入院当日は病院食で朝昼晩、簡単に腸を調節して、夜は下剤を飲みました。下剤はマグコロール250ml、センノシド錠4錠です。

下剤を飲む前の食事などで水分補給をしっかりしておくと綺麗に便が出るそうです。
眠剤もいただき、夜は10時頃就寝しました。


下剤による効果で3時頃、腹痛で目が覚めて、おなかがかなり張ったような感じで便意を催しました。

水の様な便が沢山でて、少し肛門にしみました。

結構出たけどまだでそうです。ベットに戻り、寝ようとしましたが、その後もう1回、お腹が痛くなり、同じような便を催しました。

それでかなりスッキリして朝までゆっくり、睡眠できました。

朝起きるとシャワーをあびて、その日は手術があるので、絶食でした。

みずも朝9時以降は飲めませんでした。

手術前に更に腸の便を綺麗にするため、下剤坐薬を2個注入し、30分置いてから排便しました。

この時は殆ど何も残っていないのか、少ししか出ませんでした。

その後点滴して、精神安定剤も、頂き、車椅子で手術に行きました。基本的にはベットの上で待機が殆どでした。


手術はドラマに出てくるような立派な手術室にて、麻酔から始まりました。
腰の辺りから3本くらい注射です。少し痛かったです。麻酔がきいてきたら、私の場合はうつ伏せになり、ケツをテープで固定し、手術が始まりました。

手術自体は、麻酔が効いているので殆ど痛くありませんでした。

ただ下腹部が固定により圧迫されて金玉と下腹部が結構痛かったです。肝心の肛門のほうは少し鈍い痛みが続くような感覚でした。

耐えられない様な痛みではありませんでした。私の場合は31分で手術が終わりました。

初めの麻酔など含むと小一時間くらいで手術室から元の病室に戻ってこれました。

その後は6時間程、痛み止めと、麻酔が効いているので、痛みは全然ありません。効果が薄れてきたら、痛み止めを追加できるのでいつでも言ってくださいとのことでした。

術後も数十分おきに看護婦さんが、血圧や体温をはかったり確認しに来てくださいました。
術後の経過は人それぞれだそうです。

手術の結果、私の痔は、下痢を頻繁に繰り返して、切れ痔からバイ菌か入り、6時の方向に痔瘻の塊が1つありました。大きさは大きい梅干し位の大きさでした。
あとついでに、9時の方向に大きめの内痔核(中指の第1関節位の大きさ)を1つ削除、小さ目の内痔核2つにジオン注射と全て治療して頂きました。

ドクターには、治っても普段からの便の状態を気を付けてくださいねといまれました。

ベットに戻ってから3時間くらいは痛み止めと麻酔で痛みは全然無かったのですが、徐々に痛くなってきて9時以降から夜中には激痛に変わりました。

この術後の激痛は術後次の日の夕方まで続きました。
切れ痔で肛門が痛く悩んでた時のピークの痛みが持続的に何時間も続く感じです。

痛み止めも殆ど効きませんでした。
術後の痛みは覚悟していましたが唸るぐらいの痛みでかなり苦しかったです。

更に痛い中、おしっこをするのがとても難しくなかなか思うように出せませんでした。お尻が痛すぎて全く尿意がでません。それでも何とか格闘し30分くらいかけて術後初めておしっこが出ました。

術後1日目もおしっこが出しにくかったです。おしっこが出せないと膀胱炎になるので看護婦さんにちんちんから管を入れられるそうです。

それは嫌なので必死におしっこを出しました。

排便も中々辛いものがありました。
術後の夜中は、お腹が少しガスで張ったような感じで、
おならを催し軽くガスぬきしました。痛みで全然肛門に感覚はありません。ごはんを食べていないのでうんこはでません。

術後1日目からご飯か食べれます。空腹だったので、食欲はわかなくても自然と全部食べてしまいました。

すると下剤の残りの分があったのか、急に便意を催しドロドロの便が少し出ました。急だったのでパンツに少し付きました。便を出している感覚はありません。勝手に漏れる感じです。

手術2日目の朝頃初めてまともに排便が少し出来ました。細小指位の便が6本前後。それを午前中に3回くらいです。きばれないので1度で少量しか出せないのです。
小便は何とか2日目からは普通に出来るようになりました。それ以前はやはり痛すぎて、中々出せなかったです。1回の少便で20分くらい格闘する事もありました。

同じ部屋の50代の方は、術後排便が中々出せなくて苦労されていました。因みにその方は、肛門狭窄の術後だったそうです。
下剤で何とか排泄されていました。



手術2日目の夜になると肛門の痛みも少し落ち着いてきます。手術当日の夜や1日目とは全く違います。
2日目の朝までは本当に悶絶でした。時間の経過と共に回復していきます。

シャワーは手術の次の日のから入れました。
しみると思っていましたが、ほとんどしみませんでした。逆にかなり気持ちよかったです。

積極的にシャワーに入った方が私は状態が良くなりました。

三日目になると大分痛みは治まってきました。
がしかし、大便する時結構痛くなりました。先生に確認した所、痔瘻の摘出した傷と、取った内痔核の傷かあるのでいきんだり、触れると痛いのだそうです。

4日目の朝になると、大便の時とその後1時間だけ痛いという感じでした。
夜は傷はまだ残っているけど、痛みはなくかなり、快適に過ごせました。

入院中痔瘻疾患者より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?