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井出進学塾からの問題提起 英単語帳で英単語を覚えるのは、受験対策として有効か?

こんにちは、井出進学塾です。
今回は、「問いかけ」です。

タイトルのテーマは、私としても結論が出ていないことなので、多くの人の意見も聞いてみたいと思い、このブログ記事を書きます。

もちろん、単語帳で英単語を覚える勉強法が、まったく無駄だとは思いません。また、学校によってあまり単語テストをやってくれないようなところもありますので、そういうところに通われている塾生さんには、塾の方で単語テストも行っています。

しかし、私自身は正直、このようにして覚えた英単語がテストでの得点力、さらにいえば、英語そのものの力につながる、という実感がほとんどありません。(だから幅広く、ご意見をいただきたいと考えました。)

私自身は、大学受験にとりくんでいるとき、単語帳で覚えた単語がテストのときに思い出せるわけないじゃないか、と考え、そういう勉強は一切しませんでした。その代わり、とりくんだ課題(英文)を自然と覚えられるくらい、しっかり分析したりしました。

特に上位大学に挑戦される受験生の方に、このようなことを感じます。

「単語帳なんかで、勉強してるひまがあるのか?」
・・・もっとも、はっきりとはいえませんけどね。

でも実際に、受験までの限られた時間の中で、時間がもったいないな、と感じるのも事実です。その時間で、1つでも多く英文を読んだ方が、よっぽどいいでしょう。

1つでも多く英文を・・・というのは、単に英文に少しでの慣れよう・・・という意味ではありません。

受験生のみなさんに問います。

「ベーシックインカム」「トランスジェンダー」など、これらの言葉が何を意味してるか、わかりますか?
地球上で、どのような環境問題が進行しているか、ご存知でしょうか。

これらのテーマについて、少しでも見識を広げる必要があるので、1つでも多く英文を読もう、といっているのです。

私自身、(これは恥ずかしいことでもなんでもないので言いますが、)高校生のみなさんが使っている教材をみて、はじめて知ったことも多くあります。高校生のみなさんにとっては、もっとそうなるだろうと思います。

勉強

社会問題、経済問題、環境問題、などなど・・・これらについての見識が大学受験で必要なことであります。
それは「現代語の知識」のような教材で身に付けるものでは、ありません。
最新の英文こそ、それらをリアリティをもってとらえられる、最適の教材といっていいでしょう。文で扱われているテーマに、真摯(しんし)に向かい合っていきましょう。

単に英語の入試テストで、英文に知ってるテーマが扱われたら得、という話でもありません。知らないテーマだたっとしても、あるテーマにこのような姿勢でむかえることができていたら、それこそ受験勉強でみなさんに身に付けていただきたい能力でありますし、将来の糧にもなるでしょう。


追記)一般に進学高では、最先端のテーマを扱っている英語教材が与えられます。このような良い教材は、学校単位で卸していて市販はされていないというのが、ほとんどのようです。
偏差値的に低めの高校に通われている生徒さんは、受験に向けて頑張ろうと思っても、こういう教材に触れるチャンスが少ないです。
これも、大きな問題と考え、問題提起しておきます。

以上です。
ご意見・ご感想、お待ちしています。
執筆:井出進学塾(富士宮教材開発) 代表 井出真歩

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