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井出進学塾の歴史教室 第1回 まずは日本の歴史で、大まかな年代のおさえ方をつかもう!

こんにちは、井出進学塾です。

それでは、まず日本の歴史の大まかな流れをみていきましょう。 おなじみの年号だけで説明していきますので、歴史がまったく苦手という方も大丈夫です。

また、この講座のコンセプトにのっとって、図解は入れず、文字だけで説明していきます。

文章をよく読んで、自分なりに年表・図などに、まとめていきましょう。

とてもよい学習効果が得られます。(どうしても、という人は、ブログの最後にユーチューブ解説動画のリンクを貼っておきますので、そちらを参照してください。今回の内容より、くわしいところまで説明していますので、こちらの記事を読まれてからみるとよいと思います。)

それでは、はじめましょう。

今回は、古代(縄文時代・弥生時代・古墳時代)はあつかわず、平安時代からみていきます。

(古代については、下の動画で示した程度おさえられていれば大丈夫です。)

まず、日本の歴史は400年ごとに、大きな変化を経験しています。

この400年がキーワードです。

平安京に遷都(遷都)したのが794年。これは「ナクヨ(794)ウグイス平安京」というゴロで有名ですね。

ここで、794年というのは、大ざっぱにいって800年くらいです。この800年という数字を覚えておきましょう。

一般に、鎌倉幕府がはじまるまでを「平安時代」といいます。

鎌倉幕府ができたのは1192年、「イイクニ(1192)つくろう鎌倉幕府」という、これも覚えやすいゴロがあります。

ここでも、1192年というのは、大ざっぱにいって1200年くらいです。

「平安時代」は、800年くらいからはじまって、1200年までの400年間くらい、とまとめることができますね。

平安時代って、けっこう長いのです。

ここで、最初の400年間のタームとして、

①「平安時代(800年頃~1200年頃)」と、まとめることができます。

次の400年間のタームを考えてみましょう。

1200に400をたしてみましょう・・・

1600になりますね。1600年に何があったかをみてみると

ちょうど 関ヶ原(せきがはら)の戦い が起こった年号です。

徳川家康がこの戦いに勝利して、それいこう日本の政治の中心は江戸(東京)に移り、それが現在(だいぶたってしまいましたが、だいたい2000年と思っておきましょう。)まで続いています。

1600年が歴史の区切りで、「1200年~1600年まで」と「1600年以降」をそれぞれ1つのタームとおさえることができます。

1200年から1600年までの400年間のタームは・・・

②「武家政権の成長の時代(1200頃~1600年頃)」と、とらえられます。

平安時代まで、政治を行っているのは朝廷を中心とする公家(貴族)でした。

政治の中心は、公家(くげ)から武家(ぶけ)に移ります。

鎌倉幕府によって武家による政権が成立し(鎌倉時代)、それは室町幕府に受け継がれます(室町時代)。

室町時代の途中から、戦国大名が群雄割拠する戦国時代になり、信長(のぶなが)・秀吉(ひでよし)によって、天下が統一されていく安土・桃山時代までが、このタームです。

次のタームは・・・

「江戸(東京)が中心となった時代(1600年頃~現在)」といえます。

関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は、江戸(現在の東京)に江戸幕府を開きました。

これ以降、江戸(東京)が中心となります。

江戸幕府が倒れ、朝廷が再び政治の中心となった明治時代にも、首都は東京に変更され、それが今に続きます。

年号でいえば、明治→大正→昭和→平成→令和・・・と変遷し、現在に至ります。

以上です。

「400年」ごとに歴史の流れを大ざっぱにつかむことができたでしょうか?

情報を的確に整理するためには、まず、このように大枠からつくって、それに少しずつ骨組みをくわえていくのが効果的です。

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執筆:井出進学塾(富士宮教材開発) 代表 井出真歩

参考動画
(この動画では、ます目も使って年代を合わせていますが、ここまですることはなく、もっと大まかにまとめたほうがよいです。)


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