cloak

いつも突然ピンチはやって来る。
友人のピンチの知らせに戸惑いながら、
なにも出来るコトが見つからなかった。
失意の底にある人に電話？
かかってきたならまだしも、掛ける言葉が見当たらない。
弾丸で会いに行く？
悲しくたって辛くたって、そんなときほど笑顔のその人は、
精一杯の笑顔で迎えてくれるだろう。
果たして、それがその人の傷みを癒やすだろうか？

仕事も、お金のことも、夢も、人間関係も、恋も、
うまくいかないときはある。うまくいかないほうが多い・・・のは私だけか(笑）

そんな時、なにより心を強くするのは、独りじゃないってことじゃないだろうか。
駆けつけてくれなくてもいい、抱きしめてくれなくたっていい、
究極どうにもならなくなったときに、思い浮かぶ人がいてくれたら。
きっと、その人も想っている。

“あなたの涙を　私にあずけてほしい” と。

cloak
  
五月雨止まぬ　こんな日には
空が近い分　そばにいるようで
こころを離れない
重たい荷物を背負った　あなたの後ろ姿
 
　うまくいかないときや
　こころ騒がしいときは
　正しいことでさえも　こわくて　こわくて
 
あなたの涙を　私にあずけてほしい
どんな土砂降りの雨でさえ
乾きひび割れた砂漠でさえも
ただ立ち尽くすだけでも　独りより二人で
 
 
あなたは　いつも素知らぬふりで
追い風　背中を押してくれる
こころを離れない
本音を隠した　あなたの作り笑い
 
　おとなになった今も
　途方に暮れる夜はあるよね
　前を向くことでさえも　こわくて　こわくて
 
あなたの涙を　私にあずけてほしい
どんな土砂降りの雨でさえ
乾きひび割れた砂漠でさえも
ただ立ち尽くすだけなら　独りより二人で
 
あなたの笑顔は　私に教えてくれる
どんな土砂降りの雨でさえ
乾きひび割れた砂漠でさえも
乗り越える力をくれる　独りより二人で