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マーガレット

私の曲の中で、
これまでのレパートリーでも唯一無二の曲だ。
なにが?というと、
鍵盤を使って作曲した曲だからだ。
部屋にあった小さなキーボードで作った曲。

3枚目のアルバム「井田屋3」に収録されているが、
この時代の私の形容詞のような曲。

表立っては明るめの曲だけれども、
その中枢を流れるのは諦めやうんざりする気持ち。

風が変わっても、

時代が変わっても、

その花の姿は変わらない。何も告げたりはしないから。

返事がないと分かっていても問いかけてみたくなる。
返事のない文通のような。

返事がいらない、質問もある。
答えはぼんやりともう手の内にあったりする。
誰かの返事と責任を分散させて、みたいときもある。

そんなときもある、誰だって。

マーガレット
 
ほどけた靴紐と 結ぶ片思いのような想い
それは私だけが知ってる 凛と咲く素朴な花びら
 年柄年中 笑ってなんていられないさ
 いいこともある 悪いことだってあるって分かってる
 
雨の日も 晴れの日も
変わらぬ微笑み たたえる花
物言わぬ その花に問いかける
「きっと泣きたい夜もあるのでしょう」
 
強がりもなれると それなりに笑えるって知った
今じゃ素直になることの方が 難しい気がする
 年柄年中 嘆いてみても変われないさ
 ため息投げても 何も変わらないことは もう分かってる
 
雨の日も 晴れの日も
変わらぬ微笑み たたえる花
物言わぬ その花は諭すように
風に揺れては そっと笑いかけた
 
雨の日も 晴れの日も
変わらぬ微笑み たたえる花
物言わぬ その花にたずねてみる
「きっと私ももっと強くなれる」
明日 雨でも晴れでも 私らしく

マーガレット


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