夜が明けたらいちばんに君に会いに行く

課題が落ち着いたから穏やかな心で2回目の観賞

今回は技術的な部分をよく見れた
本当に感情の描き方が綺麗、
なんとも言い表せない感情を音と背景で描いている
特に好きな描写は最初の朝ごはんのシーン茜だけ違うテーブルだったのに朝帰ってきた時はみんなと同じテーブルで食べてるところ
茜の個人的な心のもちようだと思うけどたったそれだけの事に大きな勇気がいるんよね

あとは、茜が無理して笑う時や我慢する時、絶対にマスクを触るの
直す仕草だから自然で自分でも無意識にやってるんだろうな
精神安定になってるんだよね、マスクが

終盤、茜が青磁の前を走って屋上に行く時、
蛍光灯の青みがかったライトと学校によくあるオレンジの光が交互に光ってて細かい気持ちの歩み寄りを表してる気がした

そして、飛んで5年後
茜が着ているスカートは青磁が似合うよって言った赤色。
そんなところも細かいよね、

全体的な描写が本当に細かくて
音楽の鳴るタイミングとか
心拍数の上がり方に連動してたりタイトルが安心したため息と一緒に出てくる感じとか

青磁が吹いている口笛の音楽の一音目がずんっとくる感じとか

これは辛いときに観るといい
私自身救われた。辛いと自分ではわからなくて勝手に涙が出てくるんよ

最後に担任の「みんな頑張ってるから」母親の「無理しなくていいからね」が人を気遣って言ってくれてる事はわかってる、でもそんなの自分だってわかってて、その上で辛いってできないって言ってるのに…このモヤモヤした気持ち、コレをりんくまちゃんが丁寧に演技していて本当に私が代わりに怒鳴ってあげたくなった。

でもね、私だって辛いんだ苦しいんだって言えるタイミングが来るから、聞いてくれる人が周りにちゃんといるから、大丈夫
耐えられなくなったら助けてって言ってね
他人でもいいから、救ってくれる人は居るよ

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