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逆噴射小説大賞2020投稿作+プラクティス

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逆噴射小説大賞2020本戦に投稿した作品と前哨戦のプラクティス作品が読めてしまう不思議なマガジン
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記事一覧

逆噴射小説大賞大賞2020年投稿作まとめ+解説的な何か

 逆噴射小説大賞、今年も熱い祭りになりましたね。参加者も投稿作品数も去年を上回り、新しい…

居石信吾
3年前
25

遺忘のナヴィガトリア

 高度100km、カルマンライン。天獄と地国のあわい。希薄な大気故に昼でも空は黒い。天獄から…

居石信吾
3年前
50

竜と私と500の死体

 私を買ったのは〈竜〉の屍操術師だった。  竜というのは奥義を極めた魔術師に対する尊称で…

居石信吾
3年前
70

夕顔は咲く、凍夜〈しや〉の涯にて

 黄昏の星。  巨大な太陽は地平線上で不動、紅い光で地を照らす。上空を雲が高速で通過する…

居石信吾
3年前
54

ホール・ウォーズ〜グローリーホールの没落〜

 俺の肛門がワームホールの出入り口と判明した。出すのはいい。本来の機能だ。宇宙の彼方から…

居石信吾
3年前
60

仇統のアステリズム

 狂王を廃す、それ自体が狂った考えだと弟は笑った。良く笑ったその顔は、胴体と離れ血に塗れ…

居石信吾
3年前
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ゲオルギウス達の遊戯

 俺達は呪われている。  全資源枯渇より百余年。現在の人類文明を支えているのは「竜骸」だ。  竜は死ぬと毒と呪いを遺す。俺達「骸盗」はそれらに汚染されきっている。まともな成り手がいないので、稼業ではなく家業、一族の生業となり呪いは子々孫々受け継がれていく訳だ。 「翼分離いくぞぉ!」 「ヨーソロー!」  巨大な竜骨に歯車、乾いても伸縮性を失わない竜腱からなる起重機を操り、俺は慎重に竜の背中から雄大な竜翼の関節部分を外す。髄液が空気と反応し、凄まじい熱を発する。人が触れればひと

貘撃機の飛ぶ空

 今日も俺は出撃する。目標は敵国の安眠都市。全市民を夜間にガスで強制ノンレム睡眠させる、…

居石信吾
3年前
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