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クルマのサブスクに向いている人って?FP水上克朗さんインタビュー【前編】

クルマは多くの人にとって生活をする上で非常に重要なアイテムです。

しかし、気になるのはその維持費。いざクルマを持つとなると、どうしても少なくない額を支出する必要があります。

ところが、最近ではマイカー以外にもレンタカー、カーシェア、サブスクサービスなどの選択肢があり、効率よく活用すればマイカーよりも支出を抑えられることをご存知でしょうか。

では、どのようなサービスを活用すれば、支出を抑えられるのでしょうか。

『見るだけでお金が貯まる賢者のノ―ト』(自由国民社)『50代から老後の2000万円を貯める方法』(アチーブメント出版)などの著書を持つファイナンシャルプランナーの水上克朗さんに、シュチュエーションに合わせたクルマの賢い乗り方についてお聞きしました。

生涯マイカーの場合は2000万円以上を支出

ファイナンシャルプランナーの水上克朗さん

ーー自分に合ったクルマの利用方法はどのようにして決めればよいでしょうか。

まず、マイカーを持つべきかを判断するとよいです。マイカーは自動車税や駐車場代、車検費用などのさまざまな維持費が必要となります。車の購入費用も踏まえると、軽自動車で年間約48万円、コンパクトカーで年間約60万円が平均でかかる費用です。

ーーコスト面を踏まえてマイカーを持った方がよいのはどういった人になるでしょうか。

通勤や買い物などの理由で毎日車を使用する人はマイカーを持った方がよいと言えます。逆に週末や休日しか使用しないという人は、マイカーではなく他の方法を選択した方がよいでしょう。

ーー毎日利用しない場合はコスト面で割が悪いということですね。

単純計算ですが、25歳から75歳までマイカーを使用するとすれば2400万円から3000万円の出費となります。

数年前に老後2000万円問題が注目されましたが、人によってはマイカーを見直すだけで2000万円以上の節約となります。マイカーを上手く活用できていない方は早めの見直しをお勧めします。

短時間・短距離の最善はカーシェア

ーーでは、マイカー以外にどんな選択肢を考えればよいでしょうか。

あなたに向いている乗り方はクルマの利用頻度や利用の仕方によってわかれます。まず、短時間の使用で移動距離も短いという場合にはカーシェアがお勧めです。

ーーなぜでしょうか。

タイムズカーシェアを例に説明します。

タイムズカーシェアでは利用料金が15分毎で220円と設定されています。1時間の利用で880円、2時間であれば1760円です。

また、マイカーの場合に発生する各種維持費も不要となります。例えば1週間に一度だけ2時間程度クルマを使う場合は年間支出は約17万円です。マイカーと比較すると31万円から43万円ほど支出を抑えられます。

ーーほかにカーシェアのメリットはどういったものがありますか。

レンタカーのような手続きが不要なことです。

会員登録をすればあとは基本的には無人で乗れます。その他、距離によって料金が計算されるのでガソリンを満タンにして返す必要もありません。


ーーデメリットはどういったものがありますか。

使用しない月であっても月額料金を支払う必要がある点があげられます。また、借りた場所に必ず返す必要がある点、取り扱いの車種も多くはないという点もデメリットとしてあげられるかと思います。

レンタカー利用の注意点

ーーマイカー以外の選択肢として最もメジャーなのはレンタカーになると思います。レンタカーはどのように利用するとよいでしょうか。

カーシェアが短時間・短距離で利点があるのに対し、レンタカーは長時間・長距離の利用が向いています。

具体的には6時間を超える場合はカーシェアよりもレンタカーの方が一般的にコストを抑えられる傾向があります。

ーーカーシェアとレンタカーの違いとして車種の数もあると思います。

その通りです。

レンタカーの場合は利用人数や利用シーンに合わせて最適なクルマを選択できます。普段はまったくクルマは使わないけれど、旅行などで3日間限定で使いたいという場合などはレンタカーを選択するとよいでしょう。

ーーレンタカーの利用で気を付けるべき点はありますか。

レンタカーが長時間・長距離の利用に向いているといっても、ある程度の限定された期間でなければ割高となってしまいます。


レンタカーは一日平均で7000円程度の料金が発生します。

コンパクトカーの年間維持費を月割りすると一か月で約5万円です。つまり月に8日以上レンタカーを使用するとマイカー以上に費用がかかる計算となります。


ーーレンタカーが長期間の利用に優れているといっても限度があるということですね。

そうですね。

カーシェア、レンタカーともに効率的に使えれば大きなメリットを発揮します。しかし、このふたつではカバーできない領域もあります。

マイカーを持つほどではないけれど、レンタカーやカーシェアでは費用面でのメリットを活かしきれないというケースです。

そういった場合に活躍が期待されるのが「ノレルGO」に代表されるクルマのサブスクリプションサービスです。

月5日以上クルマに乗るならレンタカーよりおトク

ーークルマのサブスクサービスはどういったものでしょうか。

1か月ごとに料金を支払ってクルマに乗れるサービスです。「ノレルGO」では頭金なしで毎月3万2780円(税込)からクルマを保有できます。

ーーレンタカーと比べた際にどの程度の頻度でクルマに乗れば「ノレルGO」の方がコストを抑えられるでしょうか。

※続実納車は、レンタカー拠点に準備されている一部の車両が対象となります。
また、当社営業所 (千葉県野田市・神奈川県横浜市・埼玉県さいたま市・兵庫県姫路市の計4か所)まで車両をお引取りいただいた場合の最短納車日数となります。※ご自宅など、指定場所への輸送をご希望される場合に限り、別途車両運搬費(26,400円~132,000円)がかかります。

月に5日以上クルマに乗るという場合には「ノレルGO」の方が適しているという計算になります。

ーーレンタカーは使用後に車を返さなければなりません。「ノレルGO」の場合は保有となるのでこの点も大きな違いと言えそうです。

そうですね。

そのことにより柔軟な使用ができる点も魅力です。例えば、レンタカーの場合は都度事務手続きをする必要がありますが、「ノレルGO」ではそのまま乗ればよいだけです。

費用面もレンタカーでは使うたびに増えますが、予定外の利用があっても「ノレルGO」では増えることはありません。

ーーずばり、「ノレルGO」に向いている方を教えてください。

月に5日以上レンタカーを使用している方ですね。

また、マイカーの購入を検討しているという方も「ノレルGO」の活用がお勧めです。「ノレルGO」を活用すればマイカーを持ったらどのようになるのかを疑似的に体験できます。

ーーこの他にもビジネスの利用においても「ノレルGO」は活躍しそうです。

例えば出張などの普段とは違う土地で一定期間生活をする場合にはレンタカーよりも「ノレルGO」の方が費用を抑えられます。

また最近ではワーケーションをする方もいらっしゃいます。そういった方も「ノレルGO」を活用すればより充実した時間を過ごせるのではないでしょうか。

ーーカーシェア、レンタカー、クルマのサブスクのそれぞれの活用方法がわかりました。

マイカーの場合、毎年一定額の支出がどうしても発生してしまいます。マイカーを持つのが最善でない場合は各種サービスを上手に活用してほしいですね。

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後編ではさらにクルマのサブスクサービスに向いている人について水上さんに深掘りしていきます!
※ノレルGOについて詳しく見る


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