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New Education Expoで確認した立ち位置

2週連続のNew Education Expo登壇が終わりました。テーマは学習者用デジタル教科書。ホットなテーマなのでしょうね。東京も大阪も基調講演の真裏でしたが、座席はほぼ満席。かなり関心高かったようです。

1週目と2週目の間で自分なりに色々と思うところがあったので、スライドや話の構成がちょっと変わってしまって配布資料とずいぶん違ってしまったのは申し訳なかったのですが、自分としては現時点でのベストな発表をしたという自負はあります。「そりゃ違うだろう」と思った方もいらっしゃるのではないかと思いますが、「クラッシュしてもいいから実験的な実践を提案するのが附属の務め」というポリシーに乗っ取り、全開でいかせていただきました。

繰り返しになりますが、私はやはり「学習者用デジタル教科書を普及させるためにはシンプルなものでいい。特別支援対応はそれが必要な子だけでいい。」という考え方に与することはできません。全ての児童生徒にきちんとした学習者用デジタル教科書を提供すべきと考えます。

そういうことを主張すると、まあ言われるわけですよ。「それは技術的に厳しい」「予算はどうする」「現実的に無理だろう」等々。

言われてもハッキリ言って何とも思いません。こっちはインクルーシブ教育の発想に立っているのです。その実現のためならどんな暴論だってぶちかましますよ。

というようなことを声高に言うのが自分の役目なのだろうな、と思っています。New Education Expoに登壇させていただく程度には発信力があって、でも文科省絡みの役職とか教科書の編集委員とかにはなっていない、実験的な実践を山ほど発表できる自由な立場の附属の教員。だったら思い切ったこと言わなくちゃダメでしょう。

というわけで2週連続のNew Education Expo登壇は自分の立ち位置を確認することにもなりました。セミナーに参加してくださった皆様、ありがとうございました。

それにしても。

控室でお会いしてご挨拶した堀田先生の「note読んだよ。フフ。」というのは何だったのでしょうか。気になります…。


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