道徳「絵葉書と切手」をChatGPTに聞いてみた
話題のChatGPT。道徳の課題についてはどのような回答を出してくるのでしょうか。聞いてみました。
ホホー。なかなか教科書的な答えを出してくるじゃないですか。しかし、あれ? 「おそらく」で答えを始めるあたり、AIにしては歯切れが悪いですね。もう少し突っ込んでみましょう。
うーん、やはり教科書的。もうちょっと深掘りしてみたらどうなるでしょうか。
この質問をした時が、返答までの時間が一番長かったですね。何だか「絵葉書と切手」の話から離れて一般的な回答を持ってきたニュアンスが感じられたので、もう一度話を引き戻して聞いてみました。
「そうですね、料金が不足していたことは事実です。」とこちらの問いに寄り添ったような風を出してはいますが、そのあとはやっぱり一般的な回答かな。まあ、当たり前なのですが。
「ChatGPTはこう答えてきたけれど、みんなはどう考える?」という問いは十分に成り立ちそうですし、「もしあなたが絵葉書を送った方で、送った相手から料金不足を指摘されたらどう思う?」という問いもいけそうです。
しかし、無批判な思考が定着してしまった人だったら、最初の「おそらく」を軽視して「じゃあ伝えよう」となってしまうかもしれません。AIが「おそらく」などと使わないで明確に「伝えるべきです」と返して来たら、それを鵜呑みにしてしまうこともあるでしょう。
ChatGPTに限らず、AIはどんどん使ったらいいと思いますが、それだけではなく批判的思考力の育成を真剣にやっていく必要はあるだろうな、とますます感じる実験になりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?