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ダメもとで言ってみよう~交渉は大事~

あっという間に2月も終わりですね。

コロナの感染もいつになったら、落ち着くのでしょうか?


今回は、ダメもとで言ってみよう~交渉は大事~です。

前回飲食物の原価率は、20%だったとお伝えしました。

では、どのように原価率を下げたのか?


基本的に店舗ごと、規模に違いますので一般的な事例で書いています。


ビール編

基本的にビールジョッキ1杯の金額に対して内容量の半分が原価と言われています。

1杯が500㎖500円であれば、250㎖=250円が原価で利益。

逆に1杯が500㎖600円で販売すれば、当然原価率が下がります。

そして、1杯が500㎖400円で販売すれば、当然現価率は上がります。


ラブホでは、1杯444㎖800円で販売していました。

基本現価率が50%ですので、444㎖÷2=222円

222円÷800円=27.7% 原価率は28%です。


さて、原価率20%より高いんじゃん!ですよね?

そう、だから交渉は大事!なのです。


当初アルコールメーカーさんから、初取引は2対1という打診を受けました。

2対1ってなんだ?って思いますよね。

例えば、ビール樽100本買ったら、50本おまけでくれるってことです。

ラブホでビール売ったらこうなったを参考にしてください。

ビール樽1本に対して45杯取れます。

支払った100本×45杯×800円=3,600,000円

おまけ50本×45杯×800円=1,800,000円

足すと5,400,000円の売上ですよね?

原価が1杯222円ですから、222円×100本×45杯=999,000円

これが支払った分の原価です。

原価999,000円÷総売り上げ5,400,000円=18.5%

ほら、ちゃんと20%切りましたよね?


でも、ずっと2対1をやってもらえる訳ではありません。

とっても残念。

そこで考えました。

とっても考えました。


ぴかっ💡とひらめきました。

メーカー担当者の「ノルマ」を聞いてみよう!

ノルマをこなせば、交渉の余地があるんじゃないか?と。


早速、来社いただいで確認しました。

「毎月のビール樽の販売ノルマは何本ですか?」

「紹介した旅館やホテルで、どれくらいクリアできました?」と。


答えは、私が紹介した旅館とホテルで120%クリアしていると。

私は、心の中でガッツポーズ✊


ニコニコしながら、

私「ここに弊社のラブホが樽100本と他にも飲食店紹介紹介したら嬉しいですか?」

担「めっちゃ嬉しいです!お礼におまけ付けます!」と

私「提案ですが、4・5月、7・8月、11・12・1月は、毎月100本買うんで、3対1にしません?」

担「喜んで!」

ダメもとで言ってみて成功しました( ̄ー ̄)ニヤリ

12ケ月のうち7ケ月は、3対1になりました!

繁忙期は、100本は簡単にさばけるので、120本買い、40本おまけを貰いました。

1杯800円×40本×45杯×7ケ月=10,080,000円丸儲けでした。

永続的に原価を下げました。

その後、担当者さんは課長に昇進。

数年前にきいた時は、部長になっていると。

win winですよね?

こうやってダメもとで交渉して原価を下げていきました。


私の基本方針は、”ダメもとでもいいじゃん、とりあえず交渉してみよう”です。

グジグジ悩んで行動しないより、行動して失敗したら方向修正!をモットーにしています。

こんな先が見えない時代なので、自分だけは明るく前向きに行動していきたいと思っています。


次回は、ラブホ経営ネタから一旦離れて、長年面接を担当してきた経験から、【短時間で相手の適正を見抜く面接方法】です