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新一年生。教員として母として、入学グッズを選ぶ視点。

次女がこの春、小学一年生になります。
自身が教員として、そして一人の母親として、購入してよかったと思う学用品などを紹介します。

学習机

次女に学習机を購入したのは2年ほど前。長女の学習机を購入するタイミングで、次女にも同じものを選びました。

迷った末に選んだものは、ベルメゾンの学習机。

選んだポイントはまずシンプルであること。大人になっても使いたいと思えるようなデザインを重視しました。

他社の似た製品と比較した時に、木材の角が綺麗に面取りされていることや、引き出しがスムーズに開閉できそうだということも決め手になりました。

届いて箱から出した時の杉の木の良い香り!天板の手触りもすべすべ。デザインも美しく、引き出しの開閉も問題なし。

子どもたちの机が羨ましくて、結局子どもの机2台に加えて私の分まで買ってしまいました。

鉛筆削り

鉛筆削りは手回し式が好きです。なぜかというと、電動は削りすぎてしまうから。
そういうわけで手回し式を使ってきましたが、
「鉛筆削りがしんどくて、持ち物の準備をするのが面倒。」
との長女の声。そこで、購入した電動鉛筆削りがこちら。


使ってみた感想。「天才!!」
鉛筆を差し込むと吸い込んで削り、終わると自動で鉛筆が上がってきます。その動きが面白くて、子どもたちも大喜び。
削り具合の調節も2段階あります。そしてコードレス。
これはもっと早くから購入していてもよかったと思える一品です。

鉛筆・消しゴム

鉛筆や消しゴムは娘が好きなものを選ばせました。そのほうが書くことが楽しみになると思うから。

ただ、芯は2B、形は六角形、余計な飾りが付いていないもの、という条件。

鉛筆で文字を書くことに慣れていない子どもたちは筆圧もそれぞれ。芯は柔らかめがいいです。筆圧が弱い子なら4Bや6Bくらいでもいいかもしれません。

六角形なのは、正しく持ちやすいことと、丸い鉛筆よりも机から転がり落ちにくいことが理由です。

学校で子どもたちの様子を見ていて、手の力が弱く、うまく握ることが難しい子にはこの鉛筆を勧めたりもします。

三角形で鉛筆自体が太く、正しい持ち方がしやすいです。

消しゴムは文具コーナーにあるものなら大抵は大丈夫ですが、景品でもらうような消しゴムやオシャレ重視のものは消えにくい場合があります。一年生には「字を消す」という作業だけでも大変なことなので、消しやすいものを選んであげたいです。
個人的にはMONOが好きです。

筆箱

筆箱はマグネットでパカっと開く箱型のものを。

教員としても、特に低学年にはこのタイプのものを推奨します。

一番の理由は鉛筆をしまう場所があるから。持ってきた鉛筆の本数が分からない子も多いです。このような筆箱なら落として鉛筆が足りないことにも気付けます。

そして、このタイプは芯を保護するキャップが必要ありません
子どもたちはキャップが好きですが、すぐに転げ落ち、踏まれて割れてしまいます。友だちとのトラブルの原因にもなるので、物の管理ができるようになるまではキャップをしなくていい筆箱をお勧めします。

様々な袋

上靴袋、体操服袋、エプロン袋、手さげ袋…。これらの袋は購入してもよいのですが、手作りする予定です。長女の入学の時に作ると喜んでくれたので、次女にも作ろうと思っています。

これらの袋はもちろん手作りでも既製品でもいいです。ただ小学校で見ていて思うのは、紐が長すぎたり袋が大きすぎたりするものは避けた方がよいということです。
袋は机の横にあるフックや、壁付けのフックにかけて管理することが多いと思われます。その時に袋が床に付いていると汚れやすくなります。また、長すぎる紐に足を引っかけて転倒する子も見かけます。


入学後、長女から作ってほしいと頼まれたものがあります。鍵盤ハーモニカ袋です。

鍵盤ハーモニカのケースを握って持ち帰るのは重いようで、持ち手を肩にかけられるバッグが欲しかったそうです。

番外編「学びをサポートするグッズ」

先にくもんの鉛筆を紹介しましたが、学びをサポートしてくれる学用品を少し紹介します。
一人ひとり、力も違えば学びの習得の仕方も違います。うまくいかない時に、ひと工夫あると学びやすくなるかもしれません。

まずはザラザラの下敷き

一般的にはツルッとした下敷きが使われていますが、それでは滑りすぎて鉛筆の先の動きをコントロールしづらい子がいます。

そんな子どもたちにはザラザラの下敷きや、紙製の下敷きのほうが書きやすいようです。

また、漢字などの文字の形を習得するには手の動きで覚えるということも大きな要素です。その時にザラザラの下敷きであれば手の感覚をしっかりと感じ取ることができます。



最後に紹介するものは滑らない定規です。

定規は二年生から本格的に使います。
両手を連動させて線を引くことは、慣れない子どもたちには簡単ではありません。このことが難しい子たちにお勧めしたいのが、滑らない定規です。

わくわく一年生

春から小学一年生。園に通っていた頃よりも子どものことで気がかりが増える方も少なくないのでは。
私もその一人です。

ただ、子どもの成長のためにも親が前のめりになりすぎず、口出ししすぎずに見守る。どうしても心配なことは遠慮せずに担任の先生に相談してみる。
親としてそうしたいし、教員としてもそうしてほしいと感じることです。

桜のつぼみも膨らんできました。
新しい春がやってきます。