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ミニマリストから学ぶ、心地よい生き方

たまたまYouTubeのおすすめ動画で出てきた、ABCテレビニュースの動画。

ミニマリストの方を取材したものだった。

整理や収納には関心があるが、ミニマリストは私の望む生活とは違う気がして、あまりミニマリストの方々の本や動画には触れてこなかった。

しかし。なんとなく再生したその動画に、思わず目を奪われた。

ミニマリストになって得られるもの

取材を受けていたのは阪口ゆうこさんという女性。

以前は散らかった部屋で、いつもイライラして暮らしていたそう。自分自身の人間性にまで悩んだという。

しかし、物を減らすことにより快適な生活を手に入れられたのだと話される。

たとえば、
*家事が楽でストレス減。
*物を買わないからお金が貯まる。
*時間にも心にも余裕ができて、フットワークが軽くなった。
*物を減らすからこそ、今ある物を大事にする。

最後の「物を大事にする」というのは、普段すぐに物を買ってしまう自分にグッと刺さった。

時間もお金も心もすり減らす

一般的なビジネスパーソンが、探し物に使う時間は一年間で約150時間、1日にすると約36分と言われている。

36分かどうかはわからないが、物はよく探している。
なぜか片方だけがなくなる子どもの靴下。
確かに元に戻したはずのトング。
Googleドライブの保存先がわからないドキュメント。
ブラックホールか神隠しか、きつねかたぬきの仕業か。探し物に時間も心も削られていく。

買い物でも困りごとが生じている。
スーパーで買った卵。家に帰るともう1パックが冷蔵庫にて鎮座。

夏といえば白Tが必須。買い物から帰って、クローゼットを整理すると似たTシャツを発掘。

片付かないことによって、無自覚にいろんなものを消耗している。

片付けは思考にも生き方にも直結

職業柄、発達に課題を抱えた子どもたちと関わることが多い。学習支援も生活支援も、整理収納と考え方が似ていると以前から感じている。

シンプルでわかりやすい空間。
見通しがもちやすい情報。
一貫性があり、ぶれない大人のメンタル。

大人の頭の中が整理されていると、子どもも過ごしやすい。
きっとこれは教育だけの話ではなく、様々な仕事や生活にも言えること。

わたしも、頭の中も家の中もいつもスッキリさせていたい!
思い立ったが吉日。
日曜日の朝、目についたものを片付けてみた。

出しっぱなしのセラミックヒーター。ほこりを拭ってビニール袋をかぶせて、収納庫へ。
使わないままの化粧品サンプル。処分。
誰も食べない貰い物のおかき。処分。
他にも。断捨離、断捨離。

処分する時の罪悪感と、物が減った爽快感。
物を無駄に増やさなければ、こんな罪悪感を味わうこともないはず。

空間が整っていれば、心も整う。
物も行動も、思いをもって選び、大事にしていきたいと改めて思う。