見出し画像

あんバターに弱い

私は「あんバター」という言葉に、とても弱いです。
食べものを売っているお店に入り、「あんバター」というワードを見つけると、そこから目が離せなくなります。
そして、気がつくと手に取り、半自動的にレジへと向かうのです。

あんバターを売っていないパン屋さんも多いんじゃないかな、と私は思っています。
それは、塩パンやクロワッサン、メロンパンに比べると、そこまでの人気はないような気がするからです。
そもそもあんこが嫌いな人、もしくは溶けずに形として残っているバターが食べられないという人にそこそこの確率で出会いますし、見た目も結構地味なあんバター…。
しかし、私の住んでいる町のパン屋さんは、ありがたいことに結構売っている率が高めなのです。
私の地元は、あんバター好きが多いのでしょうか?
ぜひ、私とお友達になりましょう。

私は、わざわざおいしいあんこと高いバターをお取り寄せして、自分でパンを作り、「手作り高級あんバターサンド」を作ったことがあります。
あんことバターを好きな量サンドできるし、トースターで少し焼いてジュワッとさせることもできます。
それはそれは美味しくて、背徳的気分でした。
ここからは、そんな私が、あんバターについて思うところを、とにかく語っていくお時間になります。

さて、まず初めに。
トーストに、あんことバターの組み合わせ。
コメダ珈琲や星乃珈琲で見かけたことがあります。
実はまだ、この組み合わせは試したことがありません。
が、おいしいことは100%間違いなしです。
食べなくてもわかります。そりゃ美味いわな!
しかしこれを朝に頂くと、血糖値が爆上がりしてしまうので気をつけましょう。

お次は、あんバターコッペパンについてです。
盛岡に2年ほど住んでいた時に知った、福田パン。
様々な種類のコッペパンが売っているお店で、本店では自分で味を選んでその場でサンドしてもらうことができますよ^_^
何百種類もの組み合わせがある中で、なんと不動の1位があんバターなんだそう!
もはや興奮しますね。
トースターで少しあっためるのも美味しいんだって〜!やってみたい〜!

盛岡名物、福田パン
1番人気の「あんバター」

あんバターコッペはもうひとつ、地元にあるパン屋さんのこちらの写真も載せておきます。
優しい甘さのあんこと、ほどよい塩気でまろやかなバター。
そしてパサつきのない、白くてふわふわのコッペパン…!
私好みのあんバターでした。
実はもう数回リピートしています。

地元で人気のパン屋さんのあんバターコッペ!

それでは次です。
皆様、あんバタースコーンなるものを食べたことがありますか?
こちらも地元にある、とあるカフェのもの。
友人とランチをしに、近くのカフェに入店。
席につくや否や、目に飛び込んできたのは店員さんが書いたであろうポップでした。
「あんバタースコーン、オススメです。」
じゃあもうデザートはそれにしよう。即決です。
サクサクで香ばしいスコーンに、優しく挟まれたあんことバター。
主張の強い甘さではなく、コーヒーや緑茶に合いそうな程よい甘さで、これはおいしい。
パン以外にも合うんだ、あんバター…!
初めての体験でした。新たな扉が開かれます。
口の中の水分がスコーンによって奪われてしまうのですが、それをあんことバターが補うという役割もしてくれています。なんて優秀。

あんバタースコーン(プレーン)
あんバタースコーン(抹茶)と、コーヒー

では、最後にひとつ。変わり種を見つけました。
あんバターブッセですって!!
今まで聞いたことがなかった組み合わせです。

たまたま見つけたお菓子屋さんにて発見。
食べかけスミマセン。断面を共有。

ふわっふわで甘食みたいに甘いブッセの生地に挟まれたあんことバター。
和菓子も置いているお店で見つけたので、あんこは和菓子寄りというか、あんこです!という主張強めのあんこでした。
バターもたっぷりというよりかは、あんことブッセ生地を引き立ててくれる程度の量。
この組み合わせは初めてでしたが、とても美味しい!
あつ〜い緑茶が飲みたくなりました。

この他にもいくつものあんバターを食べてきた私ですが、実は、小さい頃はあんこが苦手でした。
それが今になって、何をきっかけにしてか大好きになってしまったのです。
子どもの頃食べられなかった分、反動が来たかのようにあんこを頂いています。
たい焼きやおしるこ、ぜんざい、あんみつ、お饅頭、あんまん…あんこというあんこが食べられなかったし、抹茶も苦手だった私は、京都に修学旅行に行ったとき、友人たちに可哀想だと言われたことを非常に覚えています(笑)
味覚って、変わるものなのですね〜〜。

あんこは、こしも、つぶも、温も、冷も、何をどうしてもおいしいです。
しかし、あんこは基本的にお砂糖がたっぷりですので、これからは控えめに、あんこと付き合っていこうと思っています。
それにしてもですよ。
「あんバター」という響き、いいよねえ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?