つかの間の幸せに浸かる
幸せって、持続すると思いますか。
私は、しないと思う。
だから、日々の小さな幸せに気づくことが、大切なんじゃないかなと思うのです。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
温かいミルクティーがあっという間に冷めてしまうみたいに、ダイエット中に食べる少しのオヤツをすぐに食べ終えてしまうみたいに、幸せは続かない。
でも、つかの間かもしれないその幸せに、どっぷりと浸かってもいいじゃないですか。
火事のニュースを見ると、今自分が帰ってこれる家があることがとても幸せに思えます。
病気で大変な思いをしている人がいることを知ると、自分が健康であることがどれだけありがたいことかと思います。
戦争の悲惨なニュースを見ると、戦争の無い国に生まれてよかったと思います。
不幸な人を見て自分の幸せを実感するなんて、なんだか薄情な気がして、少し心がざらっとするけど、それも人間なのだと思うようにしています。
目が見えること、耳が聞こえること、自分の足で歩けること、自分の意思で食べたいものを食べられること、家族が元気で、生きてそばにいること、仕事があること、友達がいること…ひとつひとつ紐解いていくと、今持っているもの、置かれている状況の全部が、ありがたいものに思えてきます。
1人暮らしをしていた頃、隣の部屋に住む人の音が気になって気になって、眠れなかった時期がありました。
ホワイトノイズを流したり、耳栓をしたり、様々な工夫をしました。
自分の部屋なのに、片時も心をゆるめることができなくて、音に怯える日々が怖かった。
それが今、とても静かな実家で、心から安心できる自分の部屋を持つことができました。
毎日ぐっすり眠ることができるのも、この場所のおかげなんだと気がつきました。
この部屋に感謝、そして実家に住むことができるという事実に感謝、祖父母が亡くなってからも実家の維持をしてくれた母に感謝…。
ありがたみに気がつけること、それは幸せに過ごすために必要な能力かもしれないな、そう思いました。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
例えばの話、明日隕石が落ちてくるかもしれません。
明日、大きな地震が起きて、すべてが飲み込まれるかもしれないし、火事になって住む家が無くなるかもしれない。
大切な人と、突然会えなくなるかもしれない。
いきなり、永遠の別れが来るかもしれない。
でも、それでも、今ある幸せを大切にしたいのです。
健康な身体と、自分の周りの大切な人たちと過ごせる時間と、お金、家、その他形のないものも全部、抱きしめていたいのです。
あったかい湯船に浸かるみたいに、今ある当たり前じゃない幸せに浸かっていたい、私は。
たったひとつ、自分の最大の夢が叶う代わりに、今ある当たり前のような幸せをどれか差し出せと言われたとします。
私は、どれも渡したくありません。
ってことは今すでに、自分の最大の夢が叶うくらいの幸せを持っていたんですね。
物の見方ひとつで、現実が何も変わっていなくても、幸せになれるものなのかもしれません。
ただ、気づけるかどうかだけ。
小さくても、感謝して、それが存在するありがたみに思いを馳せる。
それを続けていくと、案外、幸せは持続します。
今日も明日も、なんかしあわせだな〜な日々。
当たり前なんてないんだよなあ、あやを。(みつを)
最後に、あなたがこれを読んでくれたということに感謝します!ありがとうございました^_^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?