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『アクティベイター』(うぶかた とう)/著は、とてもおもしろかった

 冲方丁の最新作『アクティベイター』は、とてもおもしろかった。この作家の今までの作風からして、このようなテーマで小説を書くというのは、あまり想像できなかった。 6年前にえん罪としか言いようのない「DV事件」によって、渋谷署に9日間も不当に留置されたことは、以前の投稿で紹介したが、その後、何か吹っ切れたように作風が良くなっている。変に映画化とか、歴史上の人物とかにとらわれることなく、現在の日本政府が半主権国家と言われることを真正面から取り上げた作品だと思う。ぜひ、ご一読をお薦めしたい。

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