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豊島美術館 Teshima Art Museum

[豊島美術館 | 香川県 / Teshima Art Museum : 第25回村野藤吾賞 | PDF ]

 アーティスト・内藤礼氏建築家・西沢立衛氏のコラボ
 豊島美術館のコン クリート打設は、前例のない方法で行わ れた。3次元曲面の屋根を継ぎ目なく、安価に打設するため、盛り土を型枠にした。
 施工時には、盛り土型枠を傷つけな いように慎重な作業が求められた。
アーティスト内藤礼氏との協働によりつくれられた。周囲の等高線と呼応するような自由曲線で構成されたコンクリートシェル構造で、土を型枠とした工法によりシームレスな躯体が実現している。

 合板型枠や鋼板型枠ではなく、盛り土を型枠として利用したことで、型枠目地のない打ち放しが可能となりました。盛り土型枠に接するシェル下面が美しくに仕上がるように、締め固めした土盛り型枠の上にモルタルで丁寧に成型したそうです。またコンクリート打設は、途中で打ち継ぎを設けずに一体として打つため、22時間かけて昼夜を通しで作業を行ったとのことです。
 コンクリート硬化後の土盛り型枠撤去は、おおまかには重機を使って行われたが、仕上げにかかわる表面の部分のモルタル撤去は、すべて人の手で行われたそうです。

[土を型枠にしてコンクリートを打設した豊島美術館 : 新建築2011年1月号Web連動 | YouTube]

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