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Backlog World 2021のテーマ『旅 ~journey~』について

元来人類は旅をする生き物だと思う。常にどこか遠くを目指し歩き続ける本能を心の内に秘めている。

カンファレンスを主催するにあたって最初に決めたものはテーマです。Backlog World 2021のテーマを何にするか、参加した人たちに何を持って帰ってもらいたいのか。私(中道)、副委員長の駒田さん、広島運営の井上さん、コミュニティマネージャの谷山さんで話し合い『旅-journey-』に決めました。

私たちが『旅 ~journey~』に込める想いはこのようなものです。

仕事の中だけでは得られない繋がりが生まれること。
新しい刺激を与え、出会いや発見を得られること。
新しい世界を見せる。新しい気づきがある。
明日から応用できる何かを得てもらいたい。
旅をしているように素晴らしい出会いがあること。

このテーマに決まってから旅って何だろうとずっと考えていました。

まずは私自身が小さな旅に出てみようと思い、広島の山奥にある湯来というところに来てみました。湯が来るとの名前の通り、その昔渓流のほとりで傷ついた白鷺が傷を癒しているところから温泉が見つかったという歴史を持つ街だそうです。この文章も湯来を流れる川沿いの静かなベンチで書いています。

自分にとっての旅というのは、居心地の良い場所を離れて知らない世界に一歩踏み出すことかと感じます。日常から少し離れて新しい景色や価値観に触れ、後述する新しい眼を手に入れることかなと。

繰り返す日常から離れることでつらい経験をするかもしれない。しかし、不安を乗り越えた先に忘れられない経験や見たこともない景色が広がっていることを私たちは知っています。

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「失われた時を求めて」に代表される作家のマルセル・プルーストは旅についてこんな言葉を残しています。

発見の真の航海は、新しい風景を探すことではなく、新しい目を持つことである。

私が車で1時間ばかりの街のことを知らなかったように、側にいる人たちの中に素晴らしい考えやびっくりするような経験は眠っていて、ただ私はそれを見る新しい眼を持っていないんじゃないのかってふと思いました。

私はコミュニティからたくさんの新しい眼をもらってきました。それによって日々の仕事が劇的に変わったかと言われれば、全てが変わった、とは言えません。しかし、新しい眼で見る世界は劇的に変化しました。仕事において自分がとても狭い世界でウンウン悩んでいたのがちっぽけなことに気づき。同じ悩みや志を持つ人がたくさんいることに救われました。

Backlog World 2021では有名無名問わず素敵な方々との交流ができる場を作り上げ、関わってくれた全ての人に新しい眼を持って帰ってもらいたいという想いを『旅 ~journey~』というテーマに込めました。

私たちBacklog World 2021の運営メンバにとっては本番当日に至るまでが一つの旅になりそうです。現状2021年3月に実施するということ以外は真っ新で、新しい世界を期待と不安を抱えながら一歩一歩進んでいきます。

私たちの旅の終着点が、関わってくれた皆様の旅の始まりとなるよう切に願い、Backlog World 2021を作り上げる所存です。もし一緒にBacklog World 2021を作る旅を歩みたいという方がいらっしゃれば私中道(@ici_mici)までご連絡ください。

それでは皆様素敵な旅を。


Backlog Worldについて

Backlog Worldは全国のJBUG支部が集結し知見を共有する年に一度の大舞台です。お祭りです!

2020のテーマは『ONE』2020の様子は下記ページをご覧ください。

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次回予告

動き始めたBacklog World 2021について書きます。近日公開。



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