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【お気楽一人旅】①秋田県の田沢湖で車中泊

定年退職記念のヨーロッパ旅が終わり、自宅へ帰って3週間。現在も年休消化で給料を頂きながら休んでいる。と言いつつも、妻も娘も家族は皆 毎日働いて忙しそうにしている。
で40年働いたお父さんは堂々と休んでいいはずだが、何故か肩身が狭く居心地は決して良くない。テレビチャンネルも、洗面所もトイレも、何事にも忙しい人が優先になる。
結局誰もいなくなるまで皆んなの顔色を見ながら生活してると、すっかり一人暮らしに慣れてしまっているわがまま父さんは、世のお父さん達が当たり前にしている小さい我慢でさえ窮屈に思えてくる。集団生活に慣れるまでまだ時間がかかりそうだな
暇なお父さんに構っている時間は勿論ないので、赴任先の仙台へ戻り引越しの準備をしに帰った。8月いっぱいで退去するするのだが少し早めの3週間前に準備だけはしておくと言う名目で戻った。
気になっていた大物家電は、同僚に貰って頂ける冷蔵庫以外、自分で処分しないといけない。粗大ゴミで回収してもらうにも、洗濯機などはアパートの2階から道路までは自分で運ばないといけないし、2週に一回程度の回収日しかないので制約がある。
ネットに処分業者が2万円程度で軽トラ一杯分を処分してくれるらしいが、けっこう
インチキ業者も混じっている様で、悪い書き込みもある。ここに来て面倒なトラブルも嫌だし、余計なお金も払いたくない
妻の知り合いがジモティで貰ってくれたと言う話を聞き、早速登録して0円で写真を掲載してみた。洗濯機、壊れた電子レンジ、IKEAのイス、オーブントースター、油まみれのガスレンジ、電気ポット、滅多に点けない照明機器、首の回らない扇風機。
何と全部数時間で引取先が決まった。たぶん業者だろうが、タダで引き取ってくれれば誰でもいい。


ある程度目処が付いて引越しまでの2週間時間が空いた。
今のコンパクトカーを処分して車中泊に向いている車に変え、旅仕様にしたかったが、2週間じゃ時間が足らないので、そのままで小旅行する事にした。取り敢えず少ないキャンプ用品と着替えを車に積んで北に向かって出発した。
前日ぐらいから台風が東北を直撃していて太平洋側は大雨らしいので内陸の秋田県田沢湖辺りを目指して出発した。湖畔なら駐車場もあるし雨でテントが張れなくても車で寝ることはできる
道中、会社を退職して故郷に帰った古い友人に連絡をして、コメダコーヒーでお茶をした。前回はコロナ禍中に出張ついでに会ったが、3年経ったら離婚し 独身になっていて少し驚いた。離婚理由を聞いてみたが どこの夫婦も紙一重だなとつくづく思う。

そこから田沢湖までは1時間半程で、途中のコンビニでビールとつまみを買い夕暮れ前に到着した。雨は止んでいたがいつ降り出してもおかしくない空模様だったので、車を湖の側に止めれる場所を探して湖畔を一周した。湖畔に面しただだっ広い駐車場は昼間SUPをしていた人たちが居なくなると静まり返って居心地が良かった。虫が多かったが虫除けスプレーをかけてイスを出し夕暮れの中ビールを飲んだ。湖畔に映る夕日は美しくあっという間に時間が過ぎる。

遅くなる前にトイレと歯磨きだけ済まして狭い車に入った。外で寝る事も出来たがいつ雨が降り出すかわからないし、何と言ってもだだっ広い暗い駐車場で一人は薄気味悪い。クマ出没!注意!の看板が尚更怖い。
夜誰かにノックなんてされたら!何て余計なことまで考えてしまう。世の車中泊大好き人間達は一人で怖くないのかな?慣れなのかな?
早くに寝てしまったし、蒸し暑いのもあり0時頃に目覚めてしまった。バックミラーに映るトイレの電気は人感センサーで付いたはずだったけど、今はつきっぱなしだ。誰かいるのかな?なんて気の小さいオジさんは余計な心配ばかりしている。

陽が落ちると一気に寂しくなる


そんな事思いながらもエアコンを付けて涼しくなったら気持ちよく寝てしまい、翌朝は気持ちよく目覚めた。

朝は雨が降っていてドアを開けると虫が大量に入って来た。これでテント泊だったらと思うとゾッとする


快適な車中泊に向いた車じゃないとよく寝れないなんて思っていたが、何故かよく寝れた。前回も前々回も身体が痛くてよく寝れなかったのだがな
条件が揃わないと出来ないなんて言い訳だったな。でも欲しいけど 笑

次は十和田湖の奥入瀬渓谷辺りに行こうかと早朝から北へ向かい出発する

自由旅は今日も続く

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