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新型コロナウイルスで強くなる不安を軽減する方法とは


拡大する新型コロナウイルスで強くなる不安。
「認知のゆがみ」を軽減する方法を考えていきます。


新型コロナウイルスで、
ほとほと困っている。
スポーツクラブも休会せざる負えないし、
家に閉じこもりがち。


花粉症が辛くなる季節だというのに、

1月下旬頃からマスクは品切れだし、
一時はお店にティッシュも品切れ。

 
幸いにも、例年と比較して、
花粉の飛散量が相対的に少ないのがせめてもの救い。

 
眼がウルウルするものの、
くしゃみで大量のティッシュを浪費してしまう
ことは避けられそう。

トイレットペーパーやティッシュは
買えるようになってきた。

トイレットペーパーが全国的にお店で買えなくなるなんて、
私が知っている限りというか、
生きてきた中でいうと
昭和47年のオイルショック以来ではないだろうか。
 

新型コロナウイルスの感染拡大で、
関連情報があふれていく。


ここひと月の間で、
会社では様々な対策が計画、準備されてきた。

 
今年の年明けでは、
まだ他人事だとかんじていたけど、
いまでは日に日に不安というか
いろいろと心配になっていく。


考え方の偏り(認知のゆがみ)として
よく指摘されるのは

「~すべき」とか、
「~でなくてはならない」

という思考。


非合理的な思考パターンで、
このとき感じる気分や感情というのは、
事実ではなくて、
このような歪んだ思考がマイナスの気分を
生み出しているといいうもの。


新型コロナウイルス関連だと、
ついこの間、
厚生労働省から「3つの蜜をさける」という
集団感染防止のアナウンスが掲載されました。

1 チラシ「3つの「密」を避けましょう!」 (2020年3月28日更新、PDF:1,245KB、出典:首相官邸・厚生労働省、外部リンク)

3つの蜜


・換気のされていない密閉空間
・多数が集まる密集場所
・間近で会話や発声をする密接場面

集団感染が確認されたケースに共通するのは、
上記の3つの条件が同時に重なったとき
だといわれています。

政府からのアナウンスによると、
日常生活の中で、この3つの条件が同時にそろう場所や場面を避ける
以下の行動をとるよう勧めています。

出典:3つの「密」(密閉空間、密集場所、密接場面)の重なりを避けてください (2020年3月9日 政府専門家会議の「新型コロナウイルス感染症対策の見解」) 

・換気を行う(可能であれば2つの方向の窓を同時に開ける)
・人の密度を下げる(互いの距離を1、2m程度空ける)
・近距離での会話や発声などを避ける(やむを得ない場合はマスクを付ける)


私を含め、多くの人たちは
「密閉された空間や場所は避けるべき。」
と考えてしまうでしょう。
(そう思わない人もいるかもしれませんが)


でも、通勤通学で電車やバスを利用せざる負えないし、
生活するため、食べるために、
最低限、お店に行って買い物は必要。
各種手続きで公共機関に出向くことだってある。
必ずしも上記の「避ける行動が」順守できるわけではない。


あまり、行き過ぎてしまうと、疲れてしまう。


「首都封鎖」、「医療崩壊」という
ゴシップを目にすると、
さらに不安が強まっていきますよね。
心理面からさらに踏み込んでいくと、

不安というのは、

①危険を過大評価し、
②自分の力を過小評価し、
③周囲からの支援を過小評価

したときにより強くなるそうです。


①では、
例えばヘビースモーカーだった志村けんさんは、
陽性判明からわずか6日で亡くなったという。


では「ヘビースモーカーの人は、
皆そうなってしまうのか。」というと、
それは、誤りです。
早合点で極端な考え方です。


そもそも、喫煙は肺炎など呼吸器疾患だけでなく、
がんや心筋梗塞、脳卒中などの病気のリスクを
高めるといわれ、タバコをやめれば、
それらのリスクも下がる。

実際、4年前に肺炎になってから、
お酒も減らし、
タバコも全然吸わなかったそうです。

②では、
マスクも品切れで、使い捨てマスクを毎日つけて
通勤通学することが困難で、
現時点では効く薬もなく、予防接種もない。



でも、手洗いを徹底すること。不要不急の外出を避ける。
十分な睡眠と食事で体力を温存させる。
出来ることを当たり前にやることで防ぐことができる。

一人一人が意識して取り組むことが重要なのです。 


③では、
現時点では効く薬も予防接種もないことはたしか。
でも、いまでは政府や自治体がいろいろと策を講じていますし、
ここは見守っていくしかありません。


大事なことは、
「巷に溢れる様々な真偽不明情報には振り回されない」
ということ。


そして、
毎日のように同じような内容で繰り返し流れる
不安を煽られるような「ワイドショー」的なテレビ番組は
出来るだけ見ないよう必要最小限にとどめること。


いま、大切なこと。
それは感染症予防に関して、私たちができる範囲で
当たり前のことを当たり前に行動すること
ではないでしょうか。


これ以上、感染拡大が広がらないことを祈るばかりです。

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