[Apple][iPhone]iOS12の今後のアップデートで構成プロファイルのインストール方法についてセキュリティ強化を予定

Appleが2019年後半にもリリースするiOS 12のアップデートで、iPhoneなどへの構成プロファイルのインストール方法についてセキュリティを強化すると発表しています。

Appleは現地時間2019年01月15日、企業や大学などでAppleデバイスを管理するシステム管理者向けに、2019年後半にリリースを予定している iOS 12.xのアップデートで、iOSデバイスのセキュリティを向上させるため、構成プロファイル（Configuration Profile）のインストールに新しいワークフローを追加すると発表しています。

Learn about changes coming to profile installation in future versions of iOS 12.
Later this year, Apple will introduce a new workflow for manually installing configuration profiles in order to improve platform security for all users.This workflow requires additional steps for users to install profiles from a website or an email message.
Prepare for changes to profile installation in iOS 12 – Apple Support

次期 iOS 12のアップデートでは、ユーザーがWebサイトまたはEmail経由で配布されるプロファイルをインストールする際に、そのワークフローにいくつかの追加ステップが導入されるそうです。

Apple Business ManagerやApple School Managerなどのモバイルデバイス管理(MDM)で提供されるプロファイルには影響しないとのこと。

これにより、Appleは定期的に確認される構成プロファイルを用いたマルウェアや中国などで多く利用されている構成プロファイルのインストールを要求するVPNアプリなどに対処したいようです。

iOSのVPNプロファイルのインストール方法が変われば、アプリ広告のブロック方法に影響が出そうなどの懸念がありますが、「野獣ウイルス」などのようなマルウェアをブロックする。

その他、中華版のクラック版アプリやTweakBoxなどの証明書悪用を防ぐことができるかと考えられます。

システム管理者の方はAppleのBetaプログラムを定期的にチェックすることをお勧めします。