ショーン・タンの世界展
どおおしても行きたくて仕方無かった『ショーン・タンの世界』展。
いわさきちひろ美術館まで行ってきました。
うちからかなり遠い場所だけど、行って良かった。ほんとそう思える時間を体感できましたわ。
絵本の原画展というから、そんなにめちゃくちゃ大きい絵はないんだろうな…と思ってたら、びっくり。
畳1畳ぶんはあるだろう巨大な油絵が待ち構えてました。
シリーズで描かれているなかの『蝶』という絵が好きで…ビルの狭間に集まる群衆のうえを、数えきれないほどの蝶が飛んで行く光景です。
※ググったらでてくるのでぜひ
しかしこれ、印刷ではわからなかった美しいグラデーションが、もう胸にガンガン響きました。原画の迫力はすごい。
幸せな、あるいは不穏な光景にも見えて。
見るときの自分の調子が反映されてしまう、そんな1枚です。
家に飾れたら、きっと何時間で見てしまいそう。
ショーン・タンは、1冊の絵本に何枚もの習作をつくり、途方もない時間とやりなおしを繰り返すそうです。
自分の作るものに「飽きない」という強さ、展示されたスケッチから浮かび上がっていました。
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